【Apex】シーズン21情報まとめ。新キャラ“オルター”参戦。戦術アビリティで壁や天井を通れるポータルを展開。ソロモード復活。ウィングマンが通常武器に

byけんけん

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【Apex】シーズン21情報まとめ。新キャラ“オルター”参戦。戦術アビリティで壁や天井を通れるポータルを展開。ソロモード復活。ウィングマンが通常武器に
 エレクトロニック・アーツのバトルロイヤル型FPS『Apex Legends』(エーペックスレジェンズ)にて、2024年5月8日(日本時間)よりシーズン21“アップヒーバル”が開幕。

 新シーズンの開幕に先駆け、メディア向けに開発者によるオンラインプレゼン&インタビュー、先行プレイが実施された。そこで判明した新レジェンド“オルター”の能力詳細、ブロークンムーンのリワークやアーティファクトのカスタマイズ機能、武器&レジェンドの調整内容など最新情報をまとめて紹介する。
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子どものころから訓練された殺し屋オルター。ホライゾンに執着している謎多きキャラクター

 オルターは、子どものころから殺し屋として訓練されてきたキャラクター。所属していた傭兵部隊に裏切られた過去があり、両親が殺されたことをきっかけに狂気的に……。

 出身地は不明で過去についてはあまり語られておらず、別次元からこの世界にやってきたという謎が多いキャラクターとなっている。
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 そんな彼女は、中国要素を持つ初のキャラクターとして登場。トレーラー映像では、広東語を話したり、サッカーや麻雀で遊んでいる姿も見られた。

 デザイン面では、暗い目もとにエメラルドグリーンの髪色、そして大きな機械の尻尾を携えたヴィランのような見た目が特徴的だ。
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 開発者によると、オルターはどうやらホライゾンに執着しており、執拗に探し回っているという。このことから、ゲーム内ではホライゾンはもちろん、オルターと同じく暗殺者であったレヴナントとのセリフの掛け合いにも注目したい。
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ポータルで壁を通り抜ける攻撃的なレジェンド。パッシブで離れた場所からデスボのアイテムを漁れる

 オルターは、レイスやアッシュのようにポータルを展開し、アグレッシブに戦うスカーミッシャーだ。ここからは気になるパッシブ、戦術アビリティ、アルティメットの詳細を解説していく。
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パッシブアビリティ:リフトの贈り物

 壁を通して離れた位置からデスボックスを漁れる。効果範囲は75mで、アイテムはひとつだけ入手可能。シールドバッテリーは2個、シールドセルは4個といったように1スタック分まで取れるが、シールドコアは回収できないとのこと。

 複数の部隊が密集している状況でも、建物内など安全な位置からアイテムを獲得できるのは非常に便利だ。終盤は開けた場所やリング外にデスボックスがあることも多いためさまざまな場面で役立つパッシブだと言える。

 入り組んだ場所など状況は限られるが、漁夫の利を狙う際はアッシュのパッシブのように敵の位置把握にも使えるだろう。

戦術アビリティ:ヴォイドパッセージ

 反対側へ通り抜けられるポータルを壁や天井に展開する。移動後はフェーズランナーから出た際のように少し無敵時間があり、まわりの状況を確認することが可能だ。

 ホライゾンリフトの頂上くらいの高さにも展開でき、天井に使った際は下方向にポータルの通路がつながるため高所への移動も行える。

 ただ、天井に対して垂直に展開しないと下に通路はつながらず、建物の側面に展開した場合はその位置に行かないとポータルを通れないため注意が必要だった。また、事前に移動先は見えないので待ち伏せされて狩られてしまわないよう使う場面には気を付けたい。

 いままで、コースティックやワットソン、カタリストといった防衛型のレジェンドに固められた建物を攻めるのが困難な場面は多かったので、この戦術により屋根上や側面などいろいろなパターンでアクションできるようになるのはおもしろそうだ。

アルティメットアビリティ:ヴォイドネクサス

 1度だけその場所へ戻れるデバイスを設置する。このデバイスは味方も使用可能で、壁や遮蔽物越しでもポータルを通して瞬時に移動できるのが特徴だ。

 能力は違えど、イメージとしてはリワーク前のレヴウルト(デストーテム)みたいな感じだろうか。ダウンしていても使えるようなので、射線の通らないところへ移動して安全に蘇生することが狙える。

 複数の部隊に囲まれてしまった際でも、一瞬でその場から退避できるため、この能力で助かる場面は多いだろう。ただ、移動した場所には数秒後、ポータルが展開されるため敵が追ってくる危険性もあるので要注意。

 実際に使用した印象としては、レイスやアッシュと違って味方と離れていても同じ場所に集まれるのが大きな利点だと感じた。3人1組で戦うことが重要な『Apex』において、回復や蘇生といった、部隊を立て直すためのさまざまな行動を取りやすくなるのは勝率に大きく関わってくることだろう。
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オルターのQ&Aをピックアップ

――パッシブでデスボックスから味方のバナーは取れますか?

開発
 それはできません。シールドコアを取ることも不可能です。パッシブで、シールドスワップをして戦闘できたら強すぎてしまうと考え、アイテムのみを取れるようにしました。

――ポータルを展開するレジェンドとして、すでにレイスとアッシュがいます。なぜ新たにオルターを加えたのでしょうか?

開発
 虚空を利用したポータルは、我々にとっても非常に興味深く、ユニークなゲームプレイを可能にする要素として取り入れました。

 オルターは、リリース前にたくさんテストしましたが、最初はポータルを展開するキャラクターではありませんでした。ただ、ゲームプレイの観点から虚空を加えることで、おもしろいカウンタープレイが生まれるようになりました。

 そして、キャラクターの立ち回りにも変化があり、バックストーリーもいいものが作れました。いろいろな要素が入っていますが、結果的にゲームプレイがおもしろくなったのがポータル要素を加えた理由ですね。

ブロークンムーンがリワーク。プロムナードが大幅に改変。

 シーズン20にて、オリンパスが衛星と衝突したことでブロークンムーンに大きな影響を与えた。これにより、さまざまなエリアで大気が少なくなり多くのデブリが蓄積。加えて、バイオームにも大きな変化が起こり、いままで存在していなかった植物も見られるようになった。
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 あわせて、デブリにはエイリアンの卵が付着していることが発見された。ゲーム内では、プラウラ―やスパイダーのように生物が現れるわけではないが、そのエリアは大きなバブルで覆われているという。また、建物の壊れた部分には流体で補強しているところもあるようだ。

 POI(名称付きスポット)としては、おもにプロムナード、アトムステーション、テラフォーマー、ブレイカーワーフ辺りが大幅に調整。
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 開発者によると、「プロムナードは通ることを自体が恐ろしい場所にしたかったが、実装後には予想を超えすぎてしまった」とのこと。これを受け、プロムナードは大きな建造物が取り除かれて開けたクアランティンゾーンというエリアに変わっている。

 いままで、プロムナードは数多くのPOIからアクセスできたため複数の部隊に囲まれることも多く、通り抜けるだけでひと苦労といった場面がよくあった。ただ、リワーク後のクアランティンゾーンには、新たなルートでジップレールも引かれているので、これまでより動きの幅が広がっているのではないだろか。
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ブロークンムーンのQ&Aをピックアップ

ーーブロークンムーンを改変しようと思ったのはおもにプロムナードが原因でしょうか?

開発
 いいえ、プロムナードは大事でしたが、そのためのリワークではないです。確かに、我々はいつもどういう風にマップを改善できるかずっと見ていてプロムナードは重要な点でした。

 プレイヤーから見てもいい意見と悪い意見があったんですが、我々から見てもう少しバランスのよいプレイを提供したかったのは事実です。そこで今回、プロムナードをリワークすることでいまのプレイヤーの動きを改善できたらなと思っています。

ーーアトモステーションに手を加えた理由はありますか? エリア中央のタワーを固める戦術が強力だったように感じますが、その影響でしょうか?

開発
 それも理由のひとつにはありました。強いプレイヤーが真ん中に固まってしまうことが結構があって、その流れをもうちょっと改善したいと思っていました。そこで、アトモステーションだけではなく全体的なマップの流れを調整し、プレイヤーの動きをいい感じに流れるように手を加えたんです。

 全体的なプレイアビリティの面から見て、プレイヤーが同じ場所だけではなくいろいろなエリアに移動するようにしていくのが狙いですね。

ーーエリアを取り囲んでいるバブル内に入るとどうなるのでしょうか?

開発
 これはゲームプレイには関わっておらず、全部ストーリー性をもたらすためのデザインですね。バブル内にはエイリアンの卵が保管されていたりとか、そういった雰囲気や設定を表現するためのものです。

ーーバブルエリアのエイリアンは野生のプラウラーみたいな感じですか?

開発
 エイリアンのモデルとか、そういう動くような野生生物ではありません。そこに卵があり、それが保管されているというオブジェクトみたいな感じです。

ーーマップ上に加えられた流体はワールズエッジにあるマグマのように触れたらダメージを受けるのでしょうか?

開発
 以前もワールズエッジとかで実験していたんですが、やはり障害物とかプレイヤーの動きの邪魔になるものの配置にはすごい気を張っています。それよりもレジェンドのアビリティにスポットを当てているので、そういった戦術に集中できるようなマップを作りたいなと思ってますね。

 もちろん、ダメージを与えるようなエリアとか、そういう単純な障害物はあったんですけど、フォーカスしたいところとは少し違うなって感じています。

ーー改変されたブロークンムーンと相性のよさそうなレジェンドはいますか?

開発
 今回追加されたクアランティンゾーンは室内のスペースが多いので、コースティックやワットソンなどのコントローラーは結構活躍できると思います。

 同時に、スカーミッシャーのレジェンドも偵察役としてよさそうですね。室内などのエリアにつながる動線などでも使えるんじゃないかなと思います。

 あと、クアランティンゾーンでオルターはやはり楽しかったですね。ちょうどいい空間があり、建物内で別の部屋に移動できたりと、強力だと感じました。

ーー開発者目線ではリワークされたブロークンムーンで注目しているエリアはありますか?

開発
 やはりクアランティンゾーンが1番の目星ですね。すごく楽しい、いいエリアになっています。先ほどオルターの話をしましたが、そこで活躍できるいい感じのスポットがあるんですよ。

 また、ジップレールの配置などに手を加えて、プレイヤーの動く範囲を強化しています。つぎのところへどうやって移動するか直感的に分かるようになっています。

 もちろん、そこを固めているだけではなくずっと動かないといけないようなレベルの作りになっており、ある程度開放感もあるので敵がどこから攻撃してくるのか、来ているのかが結構すぐわかると思います。

 最後にもうひとつ付け加えると、ゲーム全体の流れもすごい考えて改変していています。真ん中にいるだけではなく、真ん中を通ってつぎのエリアに行くかっていうのが、本当に分かりやすくなっているはずです。

 そして、ステージの環境はやはりいままでと違っていて、本当にエイリアンの惑星のような雰囲気を感じられていいかなって思っています。皆さんがプレイするのを楽しみにしています。

アーティファクトがカスタマイズ可能に。組み合わせはなんと200通り以上

 シーズン20で追加されたアーティファクトがカスタマイズ可能になる。現時点では青色のようなデザインだが、シーズン21より炎のように光る赤色や電気が流れる黄色、紫色の波動が出るなどさまざまなエフェクトが実装。

 プレイヤーごとに、ブレードの形状や中央にあるコアの部分まで細かくカスタマイズでき、全部で200以上の組み合わせが用意されているという。

 パーツは専用のシャードと交換可能。シャードはパックから排出されるほか、ストアでも購入できるようだ。なお、コバルトカタールは今後、シャードで手に入れられるようになるとのこと。

 いままで、このようなシステムは実装されていなかったため、格闘武器を自分好みに組み合わせられるのはすごく楽しみだ。それぞれ個性が出ると思うので、ほかプレイヤーのデザインと見比べるのもおもしろそう。
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ウィングマンが通常武器に、拡張マガジンは装着不可。ディヴォーションがケアパケ入り

 シーズン21では、ウィングマンが通常ドロップ武器、ディヴォーションがケアパッケージ武器に変更される。

 ウィングマンからはスカルピアサーが削除され、代わりにブーステッドローダーが装着可能。これにともない、基本ダメージが45に減少(以前は50)、1マガジンが6発に。また、拡張マガジンは付けられなくなっているため、いままで以上に1発1発を当てることが重要となってくるだろう。

 ディヴォーションに関しては、ケアパケ武器になったことで1マガジン54発、装弾数324発に変更。LMGと相性のいいランパートが使うことで、近距離戦では無類の強さを誇るのではないだろうか。

 そのほか、ダメ―ジ面でG7スカウトとセンチネルのあいだという立ち位置だったロングボウが調整。バレルを装着できなくなり、もとから現時点での紫バレルを付けている性能になっているようだ。

 さらに、マップ上にデジタルスレットがドロップしなくなることも発表された。シーズン20でSMGに装着できない調整が行われていたが、それに止まらず削除する判断にいたったのは、やはりバンガロールのスモークとの組み合わせを懸念してのことだと思われる。

 これにより、デジスレが付けられる数少ない武器として注目されていたRE-45やモザンビークはかなり使用率が減るだろう。ダメ―ジアップなど何か強化は入るのか、今後の武器調整に期待したい。

クリプトドローン強化。ニューキャッスルはウルト溜め中の効果追加。カタリストやヒューズ、オクタンはパーク調整

 レジェンドアップデートについては、まずクリプトが強化されるようだ。パッシブ、ウルトの効果範囲を増やすパークがレベル3→2に。新たに追加されたレベル3パークの詳細は確認できていないが、開発者いわく衛星画像のような感じになっているとのこと。

 ニューキャッスルは、ウルトを溜めてるときに投擲物を防ぐといった表現をしていた。おそらく盾を構え始め、展開する場所を決めている時点から効果を発揮するのではないだろうか。

 実装当初より大幅な弱体化を受けていたカタリストは、ウルトの長さが増えるパークがレベル3→2に変更。早い段階からバリケードのアップグレードを使えることで、開けたエリアでも安全に移動できるようになるという。

 オクタンはジャンプパッドを2個までチャージできるパークがレベル2になり、レベル3には興奮剤ダメ―ジ減少がさらに追加。機動力が増して、よりアグレッシブなプレイが楽しめるだろう。

 ヒューズはレベル2パークでリングコンソールが使えるように。ブラハはレベル3パークの戦術クールダウンがウルトに関する能力に調整。アッシュはマッドマギーやバリスティックのように戦術アビリティを構えながら射撃/回復が可能になっている。

 そして、味方のデスボックスを漁るとき、バナー回収する前にアイテムを獲得できるように仕様変更。アーマースワップする際、バナー回収のモーションに時間を取られる場面はよくあったのでこの変更は非常にうれしい。詳細についてはパッチノートに記載されるようなので続報を待とう。

ランクマッチはブロンズ4からスタート(ルーキーを除く)。最高到達ランクの報酬がもらえる

 ここ数シーズン、幾度となく大幅な調整が行われてきたランクマッチだが、シーズン21ではブロンズ以上のプレイヤーはブロンズ4から、ルーキーのプレイヤーはルーキー4からスタート。参加RPや順位ポイント、キルポイントなどに関してはとくに発表されていない。

 また、引き続きチート対策としてパーティーを組む際のランク差が最大3つまでになっている。ほかにも、具体的な内容は語れないがチート対策はつねに考えているとのこと。

 報酬については、シーズン中に到達した最高ランクのものがもらえるようだ(プレデターは除く)。そのため、降格の心配することなくランクマッチに挑戦できるだろう。さらに、プレデターには何か特別なサプライズがあるという。

ソロモードが2019年ぶりに復活。リスポーンアイテムなど撃ち合いをより楽しめるよう進化

 ソロモードが6週間の期間限定で復活することが明らかに。

 2019年に実施されて以来行われていなかったが、多くのプレイヤーが待ち望んでいたからことやいろいろな技術が進化したことからもういちど試そうと思ったようだ。

 当時より仕様が大きく変わっており、マッチ人数は全50人、リングもふだんのバトロワより小さくなっている。

 また、各プレイヤーはリスポーントークンというアイテムを持って始まり、やられても1度だけリスポーン可能。体力はダメ―ジを受けてから一定時間経つと自動回復し、敵をキルした場合は全回復する。

 そのほか、敵が50m以内に入ると警告が出るため、ソロモードとは言え索敵には困らないだろう。さらに、マップ上には青や紫のアタッチメントが装備されたフルカスタム武器、レベル2やレベル3の進化キャッシュがドロップ。

 先行プレイを体験したところ、いつもトリオでプレイしているときと同じような感覚でアーマーレベルは上がっていたと思う。なおかつ、物資を整える時間が短縮されているので、バトロワでひたすら撃ち合いしたいプレイヤーにピッタリのモードだ。
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