Tango GameworksやArkane Austinなど、ベセスダ・ソフトワークス関連の複数のスタジオの閉鎖が発表

更新
Tango GameworksやArkane Austinなど、ベセスダ・ソフトワークス関連の複数のスタジオの閉鎖が発表
 ベセスダ・ソフトワークス関連の複数のスタジオが閉鎖されることが発表された。日本を拠点とするTango Gameworksや、『Dishonored』シリーズなどで知られるテキサス州のArkane Austinなども対象となっている。

 Tango Gameworksはバイオハザードシリーズなどで知られる三上真司氏が2010年に設立。パブリッシャーであるベセスダ・ソフトワークスと同じゼニマックスグループ傘下となり、サバイバルホラーゲーム『サイコブレイク』シリーズや『Ghostwire: Tokyo』などを開発。直近では楽曲と連動した異色のアクションゲーム『Hi-Fi RUSH』をサプライズリリースし、高い評価を受けた。つい先月にも英国アカデミーによる賞BAFTAのアニメーション部門を受賞したばかりだ。

 一方、Arkane Austinはフランスで設立されたArkane Studiosから派生してできたスタジオ。本家同様に“イマーシブシム”と呼ばれるプレイヤーがさまざまなアプローチで問題解決を行える設計を得意としていることで知られ、初代『Dishonored』(リヨンスタジオとの共同開発)や『Prey』といった現代における同ジャンルの代表的作品を生み出した。

 なおArkane Austinの『Redfall』については追加のコンテンツ開発が中止になる一方で、オンラインサービス自体はしばらく提供される模様。一方でマーベルヒーローのブレイドを主人公とする『Marvel's Blade』の開発を手掛けるArkane Lyonについては存続していくという。
広告
 また、モバイル系のAlpha Dog Studiosと2006年版『Prey』などで知られるHuman Head Studiosの後継であるRoundhouse Gamesが閉鎖されることも海外IGN誌などの複数の媒体で報じられており、こちらは『The Elder Scrolls Online』を手掛けるZenimax Online Studiosへの吸収が行われるようだ。

 ゼニマックス/ベセスダ・ソフトワークスでは、今年1月に親会社マイクロソフトが実施した大規模なレイオフ(人員整理)の影響を受けたばかり。今回は国内外のスタジオ閉鎖という形に繋がってしまった形だ。
    この記事を共有

    本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

    週刊ファミ通
    購入する
    電子版を購入