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【シャドウバース】“RAGE 2018 Spring”覇者みずせ選手にロングインタビュー!RAGE優勝への道のりを訊く!

みずせ選手へのロングインタビューをお届け!

2018年3月21日に千葉県・幕張メッセで行われた大型賞金大会の“RAGE Shadowverse Chronogenesis”(RAGE 2018 Spring)。

本稿では、この大会の覇者であるみずせ選手へのインタビューをお届けする。

インタビューの収録を行ったのは第8弾カードパック“Dawnbreak, Nightedge / 起源の光、終焉の闇”のリリース後。

覇者の目には新環境はどう映るのか。そして、エントリー受付が開始された“RAGE Shadowverse Dawnbreak, Nightedge”への意気込みや『シャドウバース』への想いなどを存分に語っていただいた。

【RAGE 2018 Summerエントリーはこちら】

みずせ選手_正面

■みずせ選手

<戦績>

RAGE Shadowverse Chronogenesis 優勝

RAGE Shadowverse Starforged Legends ファイナリスト

TCGは『シャドウバース』が初めて

――2大会連続ファイナリスト、しかも2回目ではみごと優勝を果たしたわけですが、カードゲーム(TCG)のプレイ歴は過去にあったのでしょうか?

みずせ選手(以下、みずせ):いえ、TCGに触れたのは『シャドウバース』が初めてです。正式リリース直後くらいに、当時の友人に誘われてはじめました。

――はじめて触れたTCGである『シャドウバース』にハマったポイントはどのあたりにありますか?

みずせ:最初はとにかく勝てなくて、逆にそれがすごくおもしろかったんですよ。勝つためにはどうすればいいのか試行錯誤したり、インターネットで情報を探したりして。それで、勝てるようになってくると目に見えてランクも上がる。そういう部分に引き込まれました。

――なるほど。ちなみにそのころ使っていたデッキは、やっぱりそのときどきで最強と言われるものを選んでましたか?

みずせ:そうできればよかったんですけど……。当時は高校生だったので課金できず、ゲーム内ミッションを達成して稼いだルピ(ゲーム内通貨)やカードパックチケットを使ってカードを集めていました。なので、最強デッキを追う感じではなく、有りもののカードでデッキを組んで遊んでいました。おもにロイヤルが多かったと思います。

――そんなみずせ選手が、『シャドウバース』最高峰の大会である“RAGE”への参加を目指すきっかけになったのはなんでしょうか?

みずせ:自分が初めて参加したのが、年齢的な参加資格を満たした“RAGE Shadowverse Tempest of the Gods”(RAGE vol.4)からだったのですが、その前の“RAGE vol.3”を観たときに会場の雰囲気を含めて“すごくおもしろそうだな”って思ったんです。

――具体的にはRAGEのどういった部分に惹かれたのですか?

みずせ:会場にたくさんの人が足を運んでいて、メインの大会以外にも物販や2Pickの大会もあって、そういう雰囲気がすごくいいなと。“RAGE”とは関係ないですけど、“シャドバフェス”の会場にも足を運んだりしました。そのときに物販で買ったスマホカバーはいまでも使ってます。

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▲みずせ選手愛用のアリサがデザインされたスマホケース。

――“RAGE vol.4”に参加したときの成績はどうだったのですか?

みずせ:Day2まで進んで敗退しました。その後も“RAGE”に参加し続けて、“Shadowverse Wonderland Dreams”(RAGE vol.5)のときはDay1で脱落してしまったんですが、そのときに行われた2Pickでの大会は優勝できました。

――そうだったんですね。つぎのRAGE Shadowverse Starforged Legends(RAGE 2017 Winter)では見事ファイナリストに。

みずせ:当時すごく勝率が高かったデッキをふたつ組めたので、これはいけるかな、と思っていたらグランドファイナルまで進めて、先日の“RAGE Shadowverse Chronogenesis”(RAGE 2018 Spring)では優勝することができました。

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▲“RAGE Shadowverse Chronogenesis”で見事優勝の栄冠を勝ち取ったみずせ選手。

――“RAGE 2017 Winter”での敗退はグランドファイナル進出後ということもあってかなり印象深いかと思いますが、“RAGE 2017 Winter”での敗戦を機に心境や『シャドウバース』への取り組みかたに変わった部分はありますか?

みずせ:うーん……。“グランドファイナルで負けた”からといってとくに変わったことはないと思います。むしろそれより“RAGE vol.5”でDay1落ちしたことがすごい悔しかったことを覚えています。それを契機に練習時間を増やしたり、BO3での試合形式を意識した練習を取り入れました。しっかり勝率を取って、好成績を収めたデッキを大会に持っていくようになりました。

――なるほど。もし差し支えなければその練習の内容について詳しく教えていただきたいのですが。

みずせ:とりあえずすべてのクラス、主流のデッキに触れてみて、やられたら嫌なことやケアすべきことをしっかりと把握します。このターンには何がきそうだから、であれば自分はどう動くべきか。その“何がくるか”がわからなければ最適な動きがとれるはずがありませんから。

――では練習量も相当多そうですね。

みずせ:練習時間は大会前は5~10時間くらいとったりもしますが、ふだんは毎日2時間くらい。テレビを見ながらプレイしたりもするし、そこまでストイックに詰めてるわけではないですね。ただ、大会に向けてからの練習量、内容にはそれなりに自信を持ってます。

――『シャドウバース』において、自分の強みになっていると感じている点はありますか?

みずせ:デッキ選択です。練習量に裏打ちされた部分もありますが、その時点の環境や大会のフォーマットで、もっとも勝てるものや組み合わせを選択できたからこそ結果につながっていると思っています。

――よくグランドファイナルに進出すると、ほかの進出者の配信を観て対策、研究をする、という話を伺うのですが、みずせ選手もほかのプレイヤーの動画や配信を観ることはしますか?

みずせ:はい。やはり選手ごとの傾向を把握しておくのはアドバンテージになるので。ただ、“RAGE 2018 Spring”のときは予選で配信卓に出なかった人が多く、傾向が読めずにかなり不安でした。ただ、それでも前回“RAGE 2017 Winter”で敗北した相手のカイト選手の動画はしっかりチェックしましたね。

キャプチャ
▲みずせ選手の『シャドウバース』プロフィール画面。練習量が凄まじい……。

ゲーム仲間とゲームへのスタンス

――“RAGE”に持っていくデッキはゲーム仲間に調整を手伝ってもらうこともあるかと思いますが、『シャドウバース』からTCGをはじめたみずせ選手はどうやってゲーム仲間と知り合ったのでしょうか?

みずせ:『シャドウバース』って“RAGE”以外にも頻繁に大会が開かれていて、そういうのに参加しているうちに話せる人が増えていって……。というのがきっかけだったと思います。

現在はチームに所属していますが、これはいっしょに『シャドウバース』を遊んでいた友人に誘われて入りました。たしか“ワンダーランド・ドリームズ”のころでしたね。チームではおもにデッキ構築についての意見交換をすることが多いですね。

――なるほど。予選のデッキからみんなで作り上げるのですか?

みずせ:自分は前回シードを獲得していたのでDay1が免除だったんです。そうするとデッキの組みかた、選びかたがDay1を抜けることを意識しなくてよくなるので、ほかの人とは少し違ってくるんです。なので、予選のときは基本的にひとりで調整して、グランドファイナルに進出できたら手伝ってもらうようにしています。

――“RAGE”の魅力のひとつに賞金が発生する、という点があると感じますが、賞金についてはどう思いますか?

みずせ:やっぱり額が額ですし、そりゃ欲しいって思いますよね(笑)。現時点ではまだ自分の優勝賞金は振り込まれていませんが、とくに欲しいものも思い浮かばないので、とりあえずゲーミングPCを購入したいと思ってます。

――賞金を『シャドウバース』のカードパック購入で還元したり?

みずせ:そうしたいのも山々なんですが、自分は年齢制限で課金額に上限があるんです。当然、カードパックを買える量にも限度ができてしまうので、今回の新弾(Dawnbreak, Nightedge / 起源の光、終焉の闇)はまだカードが揃ってないんですよ……。

――年齢による課金制限ですか……。そんなお若いみずせ選手は現在大学生とお聞きしましたが、グランドファイナルに進出した“RAGE 2017 Winter”や優勝した“RAGE 2018 Spring”を境に周囲の環境が変わったりしましたか?

みずせ:とくに人間関係が変化したと感じるところはないですが、「シャドバ教えて」と言われることは増えましたね。そういうときはとりあえず使いやすくて強いデッキを渡して、その場にいればその場で見ながら、いなければスカイプなどで指南するようにしています。

――メディアへの露出も増えたかと思いますが(『シャドウバース』のテレビCMには優勝者の映像が使われる)、女の子が寄ってきたりは?

みずせ:ぜんぜんないです(笑)

※注)2018年4月上旬現在、みずせ選手が登場するテレビCMはまだ放映されていない。

――“RAGE”に優勝したことで否応なしに露出が増えるとは思いますが、有名になりたい、有名になったら何をしてみたい、というビジョンはありますか?

みずせ:いや、そもそも有名になりたいと意識したことがないです。なので、女の子が寄ってこなくてもあまり気になりません(笑)。

――純粋にゲームを楽しんでいる、といった感じでしょうか。昨今なにかと話題になるプロリーグ(RAGE Shadowverse Pro Leage)へのエントリーや、ご自身のプロゲーマーへの展望などはどうでしょう。

みずせ:親に反対されたので、プロリーグにはそもそもエントリーを出していません。プロゲーマーというものを否定するつもりはありませんし、すばらしい仕事であることは存じていますが、自分には向いていないかな、と。

みずせ選手_縦

“RAGE”裏話。選手は何をして過ごすのか

――話を“RAGE”に戻して、“環境に関わらず、このクラスは毎回持っていこう”と思っているクラスはありますか?

みずせ:そういうのかどうかはわかりませんが、クラスとして好きなのはウィッチです。ただ、ランクマッチなどの勝利数を総合するといちばん勝ってるのはロイヤルですが。

――では、もしウィッチがトップティアーにない環境でも“RAGE”にウィッチを持ち込みますか?

みずせ:うーん……どうですかね? 基本的に弱いときがなかったクラスなので考えたこともなかったな。

――たしかにウィッチはデッキタイプも広く、いつの環境でも上位に位置する印象ですね。みずせ選手は結果を見れば“RAGE 2018 Spring”に優勝しましたが、グランドファイナルが始まる前の時点で優勝できる自信はありましたか?

みずせ:配信卓に慣れていなそうな方が多そうだったので、その点では自分が有利なのかも、とは思いました。とはいえ自分もいまだに緊張しっぱなしですが。

――経験の差ですね。

みずせ:前回(RAGE 2017 Winter)は予選の配信卓の映像などで1回戦の相手になる方の傾向などを調べ、デッキ選択の面から優位に立てるようなチョイスをすることを戦略に取り入れていたのですが、今回(RAGE 2018 Spring)はそれができずにデッキパワーの高い3つを持っていくことになった、というのは不安でもありました。

――グランドファイナルの当日はどのように過ごしていましたか?

みずせ:選手は敗退が確定するまで自由に会場を歩けないんです。ほかの選手の試合を見ている方も多かったのですが、自分はぜんぜん精神的に余裕がなくて、空き時間には公開されているほかの方のデッキを実際に回してみて、注意点やデッキの出し順などを研究していました。

――選手同士のコミュニケーションはあるのでしょうか?

みずせ:まったくないわけではないですが、そもそも控室が分かれているのでコミュニケーション自体が取りにくい環境になっています。

――そうだったんですね。では、“RAGE 2018 Spring”のときにいちばん当たりたくなかった選手はどなたですか?

みずせ:こあらハナ選手です。1戦目で当たったので「最悪だ!」と思いました(笑)。あと、「誰」ではないんですけど、その日の1試合目だと準備をする時間があまりないので、なるべく1試合目は避けたいです。“RAGE 2017 Winter”のときは1試合目で最悪でした(笑)。

――大会終了後にはご自身のプレイを振り返ったりはするのでしょうか?

みずせ:はい。毎回見返して反省しています。“RAGE 2018 Spring”でも1試合目と2試合目がめちゃくちゃで、見ていて思わず笑ってしまいました。

――選択に迷ったときなど、プレイングの指針にしているもの、またはプレイヤーは存在しますか?

みずせ:ぱんださんというプレイヤーです。友人の友人、というつながりから知り合ったのですが、プレイ指南もしていただいたことがあって。デッキの構築力も高い方で、尊敬しています。

“RAGE 2018 Summer”に向けて覇者は環境をどう見る

――“RAGE 2018 Summer”のエントリー受付が始まりましたが、現在(2018年4月7日時点)のゲーム環境はみずせ選手の目にはどのように映っているのでしょうか?

みずせ:自分に全カードが揃っていないこともあってまだわからないのですが、すべてのクラスに可能性を感じています。そういう意味では“いい環境”なんじゃないかな、と。

――“RAGE 2018 Summer”にむけて、すでに注目している選手はいらっしゃいますか?

みずせ:先ほどお伝えしたぱんださんですね。

――では、ご自身がいまいちばん対戦してみたいプレイヤーは?

みずせ:ふぇぐさんです。お会いしたときに優しくしていただいて、めちゃくちゃファンなので。

RAGEに参加する人たちへのメッセージと意気込み

――“RAGE”へのエントリーを迷っているプレイヤーにアドバイスをお願いします。

みずせ:エントリーが通るかは別問題として、出たいと思っているなら絶対にエントリーするべきだと思います。そして、エントリーすると決めたら一度前大会のファイナリストのデッキを使ってみて、そこに込められたプレイヤーの意志に触れてみてください。

――ちなみに、みずせ選手がはじめて“RAGE”にエントリーしたときは迷わなかったですか?

みずせ:はい。まったく迷いはありませんでした。ものすごく厳しい予選だったのですが、出てよかったと思っています。

――ちなみにですが、“RAGE”に対してこうしてほしいなどの要望はありますか?

みずせ:メモをOKにしてほしいです。とくに対ネメシスのデッキ把握が難しすぎて……。アーティファクトの状況をケアしきれないんですよね。

――なるほど。たしかにログを追っていってもネメシスのデッキ把握は難しそうだし、そこに相当の持ち時間を奪われそうですね。ところで、“RAGE”に向けた練習はどのくらいの時期から開始するのでしょうか。

みずせ:エントリーの当落が出て、調整されるカードが発表された時点からですね。自分は課金に制限があるのでどのみちスタートダッシュというわけにはいきませんし、いまは強いプレイヤーが連勝して強いデッキが出揃うのを待っています。

――では最後に、2連覇がかかった次回“RAGE”への意気込みをお願いします。

みずせ:もちろん優勝目指して頑張りますが、“マネーフィニッシュ”(Day2のスイスドローで好成績を収める)までいければ……とも思ってます。結果はなるようにしかなりませんしね。

――本日はありがとうございました。

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