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国内最高峰リーグ“Rainbow Six Japan League”が発足! 賞金総額3200万円、選手の給与保証など『シージ』国内競技シーンが大きく変化

 NTTドコモが新たに設立した国内eスポーツリーグブランド”X-MOMENT(エックスモーメント)“において、PC版『レインボーシックス シージ』(以下、『シージ』)が競技タイトルのひとつに決定した。

 今回の発表では、『シージ』の国内最高峰のチームによるリーグ“Rainbow Six Japan League 2021”を始めとし、Rainbow Six Japan League出場を目指すチームで競い合うオープントーナメント“Rainbow Six Japan Open 2021”、さらに昨年も開催された国内王者を決定する“Rainbow Six Japan Championship 2021”の3つの大会が開催されるという。本稿ではこれまでの国内競技シーンに大きな変化を起こすであろう、これらの大会について紹介する。

Rainbow Six Japan League 2021

【8チーム/シーズン賞金総額3200万円】

 まず、国内の一部リーグとして3月13日より開催される“Rainbow Six Japan League 2021”について見ていこう。本大会は8チームのプロチームによる、総当たりのリーグ戦形式で行われる。過去に行われていたJapan Pro Leagueや、現在行われているAPAC North DivisionではBO1によって勝敗が決められていることに対して、本大会では2マップ先取で勝敗が決まるBO3が採用されている。

 BO1は相手チームの勢いに呑まれてしまったら、試合中での立て直しが難しいシステムと言える。しかし、今回採用されるBO3ではマップ間での立て直しが可能であるため、より相手チームへの対応ができる強いチームが勝ち上がる仕組みとなる。また、両チームともに得意マップの選択が可能となるため、チームの強みが存分に発揮されることは間違いないだろう。

 いちばんの注目ポイントとなっているのは、本大会に出場するプロチームの選手はひとりあたり年間350万円以上の給与保証が行われることだ。これまでの『シージ』の競技プレイヤーは大会での順位に応じた賞金や、各プロチームによる給与によって支えられてきた。しかし、今回のRainbow Six Japan League 2021に出場する選手に対して給与が保証されており、選手はこれまで以上に試合に専念できる環境となるだろう。

 また、Rainbow Six Japan League 2021では、アジアの強豪が集うAPAC North Divisionの入れ替え戦への切符も手にすることができる。こちらは現時点でAPAC North Divisionに出場しているチームを除いたチームの中で、もっとも順位の高いチームに与えられ、入れ替え戦に勝利することでAPAC North Divisionへの出場が可能となる。現在、Rainbow Six Japan League 2021に出場が決まっているチームは全部で7チームあり、残りの1チームは今後発表されるという。

■ポイント
・試合形式はBO3のリーグ戦形式。
・選手には年間350万円の給与が保証されている。
・上位チームはAPAC North Divisionの入れ替え戦のチャンスが与えられる。
(APAC North Divisionに出場しているチームを除いた順位が最も高いチーム。)

Rainbow Six Japan Open 2021

【最大256チーム/賞金総額500万円】

 続いて、Rainbow Six Japan Leagueに出場していないチームであれば、どのチームでも参加可能なオープン大会“Rainbow Six Japan Open 2021”について。

 こちらは5月と8月に開催される予定で、それぞれの大会の上位2チームはRainbow Six Japan Championship 2021のシード権と、翌年のRainbow Six Japan Leagueの出場枠をかけて行われる昇格戦の挑戦権が与えられる。

 Rainbow Six Japan Open 2021は二部トーナメントとして位置づけされており、賞金総額は各大会250万円。本大会も、これまで開催されてきた国内大会と比べて賞金が高額となっている。Rainbow Six Japan Leagueを目指しているチームにとっての登竜門となる大会となるだろう。

■ポイント
・Rainbow Six Japan Leagueに出場していないチームのみで行うオープン大会
・年に2回開催され、賞金総額は1大会あたり250万円
・上位2チームはRainbow Six Japan Championship 2021のシード権と、来年のRainbow Six Japan Leagueの昇格戦の挑戦権を獲得できる。

Rainbow Six Japan Championship 2021

【最大268チーム/賞金総額1500万円】

 そして、今年もプロ、アマを問わず国内すべてのチームが参加できるRainbow Six Japan Championship 2021が8月から10月にかけて開催される予定だ。賞金総額は1500万円と、国内における『シージ』eスポーツシーンの最高峰と言っても過言ではない。

 また、優勝チームには翌年のRainbow Six Japan Leagueの出場枠をかけた昇格戦への挑戦権が与えられる。優勝チームがすでにRainbow Six Japan Leagueに参加している場合は、リーグに出場していないチームの中で上位1チームが昇格戦に出場できる。Rainbow Six Japan Openで昇格戦への挑戦権を手に入れることができなかったチームにとってはこの大会がその年のラストチャンスとなる。

 前回大会の王者であるCYCLOPS athlete gamingを始めとするRainbow Six Japan Leagueに出場しているチームはシード権を持っている。今年の国内王者はどこのチームが手に入れるのか、見逃せない大会となるだろう。

■ポイント
・プロ、アマを問わず国内すべてのチームが参加できるトーナメント戦
・賞金総額は1500万円
・優勝チームには来年のRainbow Six Japan Leagueへの昇格戦の挑戦権を獲得できる。
(Rainbow Six Japan League非出場チームより上位1チームが昇格戦の権利を得られる。)

 以上の3つの国内大会が2021年に開催される予定だ。昨年は、国内のチームだけで競われていたJapan Pro Leagueがなくなり、APAC North Divisionとしてアジアのトップチームで競うリーグへと変化した年だった。

現在、APAC North Divisionに参加している日本のチームは4チームとなっており、プロリーグが国内で開催されていた時と比べると半分となっている。入れ替え戦も半年に一度の頻度から、一年に一度と減ってしまった部分もあり、過去にプロリーグに出場できていたチームや、プロリーグへの出場を目指すチームにとっては活躍の場が減ってしまっていた。

 しかし今年の国内シーンは、Rainbow Six Japan Leagueのような長期的なプロリーグの開催や、年2回開催されるRainbow Six Japan Openによって、これまでよりも各チームの活躍が注目される機会が増えていくだろう。

 また、昨年のAPAC North Divisionの入れ替え戦の権利は、Rainbow Six Japan Championship 2020の結果で決まる仕組みとなっていた。この大会はトップチームも参加していたということもあり、組み合わせによってはAPAC North Divisionに参加しているチームとの対戦が余儀なくされ、厳しい条件のチームがあったことも否めない。

 今年からはRainbow Six Japan Leagueでのリーグ戦の結果によって決まるため、公平性は高いといえるだろう。また、Rainbow Six Japan Leagueへの挑戦権も同様に、トップチームは出場できないオープン大会で得られるようになったため、中堅チームにとってはチャンスが増えている。

 一方、すでにAPAC North Divisionに参加しているチームにとっては、ふたつのリーグを平行して戦うため、過密な大会スケジュールを送ることになる。ファンとしてはより多くの試合を見ることができるため、よろこばしいことではあるものの、選手にとっては対戦相手の研究や、自分たちの戦術を露出する機会が増え、多少難しい部分は出てくるだろう。

 シージの競技プレイヤーにとって大きな転機となるX-MOMENTの取り組み。今まで以上にトッププレイヤーが『シージ』に専念できる環境が整い、プロリーグを目指すチームにとっても明確な目標が定めやすくなった。いちファンとして、今回の取り組みによって国内チームの強化や、eスポーツシーンのさらなる成長を期待したい。2月に開催される世界大会、Six InvitationalにはCYCLOPS athlete gamingが出場するが、彼らのあとに続くチームが増えていくことを願う。

■X-MOMENT公式サイト
https://x-moment.docomo.ne.jp/

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