ファミ通AppVS 新着記事

“レインボーシックス World Cup”の開催が発表! 世界各国から20チームが2021年夏のファイナルステージへ進出。

 ユービーアイソフトは、9月11日配信の“Ubisoft Forward”第2回において、同社が運営するタクティカルシューター『レインボーシックス シージ』のワールドカップを開催することを発表した。決勝は2021年夏に開催予定。

 本作のプレイヤー数は世界で6000万人以上を突破。5年前に草の根的に始まった『シージ』の大会は、現在トップティアのeスポーツタイトルに成長し、ヨーロッパ、北米、ラテンアメリカ、APACの4リージョンで40のプロチームが参加している。

 これまで多数のチームがしのぎを削ってきたが、どの国や地域がナンバーワンなのかはわからない。そしてこのたび、それを決定するために各国の代表選手が国を背負って競い合う、“レインボーシックス World Cup”が開催される運びとなった。

■レインボーシックス World Cupとは?
 ユービーアイソフトによれば、“レインボーシックス World Cup”とはレインボーシックスeスポーツをより楽しむための新たな方法であり、新たに始まったレインボーシックスeスポーツのエコシステムの中で世界の頂点を決める国際大会であるとのこと。またファンにとっては、世界の舞台で自分たちの代表に向けた応援やプライドをシェアするいい機会だという。

世界45の国と地域が参加

 “レインボーシックス World Cup”には、世界から45の国と地域が参加し、20チームがファイナルステージへと進出する。14ヵ国はシードとしてファイナルステージに出場が決定。ほかの31ヵ国が、残り6枠の出場権を懸けてオンライン予選を戦うことになる。シードの14ヵ国は以下の通り。

■シード権を持つ14ヵ国
日本、オーストラリア、台湾、韓国、ロシア、フランス、スペイン、ドイツ、イギリス、イタリア、アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、

■オンライン予選に出場の31ヵ国
・EU(2ヵ国が決勝進出)
オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、ハンガリー、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スウェーデン、スイス、ウクライナ

・APAC1(1ヵ国が決勝進出)
バングラディシュ、インド、パキスタン、スリランカ

・APAC2(1ヵ国が決勝進出)
インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ

・LATAM(1ヵ国が決勝進出)
アルゼンチン、チリ、コロンビア、ペルー

・MENA(1ヵ国が決勝進出)
エジプト、イラク、ヨルダン、クウェート、モロッコ、サウジアラビア

ファイナルステージに向けてのスケジュール

(1)ナショナル・コミッティを組織する(2020年秋)
 大会の第一歩として、まずはひとつの国またはリージョンにつき3人のナショナル・コミッティメンバー(チームマネージャー)を選出し、ナショナル・コミッティが組織される。

・ひとり目のナショナル・コミッティメンバー
  →その国のユービーアイソフトのeスポーツチーム担当が選出する。
・ふたり目のナショナル・コミッティメンバー
  →その国のプロシーンを代表する人物(プロプレイヤーまたはコーチ)から選ばれる。
・3人目のナショナル・コミッティメンバー
  →その国の『シージ』コミュニティーから選ばれる。

 その後、コミッティがナショナルチームとして5人の選手を選出する。プレイヤーは2020年9月1日時点で18歳以上であり、2020年1月時点でその国の市民権をもっていることが条件。また、ひとつのプロチームから2名までナショナルチームに選出が可能。

(2)オンライン予選発表(2020年冬)
 各国のナショナルチームに所属する選手が発表され、オンライン予選がスタートする。

(3)ファイナルステージ開催(2021年夏)
 シード権を持つ14ヵ国と、オンライン予選を勝ち抜いた6ヵ国が、ファイナルステージに進出。
 (※現時点では、ファイナルステージの日時や開催地などの詳細について言及されていない)

元NBA選手のトニー・パーカー氏が大会アンバサダーに就任

 “レインボーシックス World Cup”には、大会アンバサダーとして元NBA選手のトニー・パーカー氏を起用したことも発表に。トニー氏を起用した理由として、氏が自国のユニフォームを着用し、国の威信を背負って数々の試合に出場した経験を持つ人物であり、選手の立場から彼らの気落ちを理解できることが挙げられた。

 そしてトニー氏は、ゲームとeスポーツに対しても本物の情熱を持っており、初めてナショナルチームとして戦いに臨む『シージ』の選手たちが十分に準備ができるよう、アンバサダーとして定期的にコミュニケーションをとっていくという。

 本誌では、トニー氏へのインタビューを行う機会を得たので、以下に掲載する。

トニー・パーカー氏インタビュー

サンアントニオ・スパーズで4度のNBAタイトルを獲得し、ヨーロピアンチャンピオンシップのタイトルとフランスナショナルバスケットボールチームに180回以上選出された経験を持つ。2019年に現役を引退。

――アンバサダー就任おめでとうございます。現在の感想をお聞かせください。

トニー とても光栄に思います。ユービーアイソフトから連絡をいただき、最初のワールドカップのアンバサダーを依頼されて、とてもうれしく思いました。すばらしいプロジェクトですし、さまざまな人たちに出会ういい機会になるでしょう。現に、いまこうして皆さんとお話ししています。

――世界のeスポーツシーンについて、どんな印象を持っていますか?

トニー 本当に成長がめざましいですね。私はeスポーツにはすでに6~7年関わっています。昨年にアカデミーを創立しましたが、そこではeスポーツプレイヤーがスキルを磨くための努力をしています。私は子供の頃から兄弟とビデオゲームを楽しんできましたので、eスポーツの世界にはつねに魅力を感じていました。eスポーツの成長はこれからも続いていくと思いますので、そこに投資する人たちが多いのもうなずけます。

――トニーさんはフランス代表として、国を背負って戦うのはどのような思いでしたか?

トニー サンアントニオ・スパーズで20年近くプレイしてきましたが、国を背負ってプレイするのは感覚がまったく違います。自分の国のために誇りを持ってプレイするのは、とても特別なことだと感じていました。『シージ』のプレイヤーたちもその違いがわかると思います。

――『シージ』のプロ選手に対して、どのようにアドバイスをしてあげたいですか?

トニー 彼らと時間をともにして、私の経験を共有できればいいなと思っています。それがアンバサダーの役割だと思います。コンペティションの前に会って話したいですね。さまざまな人、アスリートから学ぶことはたくさんあります。私の経験が彼らの戦いに役立つことを願っています。

――ファンにはどのように楽しんでほしいですか?

トニー まずはイベントが開催されることを願っています。2021年には日本ではオリンピックが開催される予定ですし、同じ年に“レインボーシックス World Cup”が開催されればすばらしいですよね。

――トニーさん自身はどのようなゲームをプレイしてましたか?

トニー 兄弟とスポーツゲームをプレイして育ちました。スポーツゲームが好きでしたので、シューティングはあまりやりませんでしたが、『シージ』はとても人気があり、eスポーツの世界でもっとも盛り上がっているタイトルのひとつに入ることはもちろん知っていました。(プレイするスポーツゲームはバスケットボールですか?)スポーツゲームは全般的にプレイしていましたね(笑)。

――(昨年に現役を引退し)トニーさん自身は今後、どんな活動をしていきたいですか?

トニー 私にとって非常に大事なアカデミーに深く関わっていきたいです。またフランスでふたつのバスケットボール・チームを所有していますし、オリンピック・リヨンというサッカーチームの役員に就任しました。とても忙しい日々を送っています。フランスのスポーツに尽力することで、国に恩返しをしたいと思っています。

――日本のファンにメッセージをお願いします。

トニー 日本にまた戻りたいです。NBAのメンバーとして初めて日本を訪問し、とても楽しい時間を過ごしました。東京と神戸でイベントを行いましたが、皆さんとても親切にしてくださいました。もしかしたら“レインボーシックス World Cup”が東京で開催されるかもしれません。そうなったら私もうれしいです。

eスポーツディレクター Francois-Xavier Deniele氏インタビュー

 今回の“レインボーシックス World Cup”開催の発表にあたり、ユービーアイソフトのeスポーツディレクターであるFrancois-Xavier Deniele氏にインタビューを行った。大会の規模や開催地などのほか、現在の『シージ』eスポーツについて伺う。

ユービーアイソフト
eスポーツディレクターFrancois-Xavier Deniele氏

――“レインボーシックス World Cup”開催を発表しての現在の心境をお聞かせください。

FX 『シージ』の新たなコンペティションについて発表することができ、とてもうれしく思っています。“レインボーシックス World Cup”は長い時間をかけて準備してきたものです。以前からファンやメディアから国対抗のコンペティションを開催する予定はないのかとよく聞かれていましたが、ようやく発表できる運びとなりました。これでどの国が『シージ』の世界一となるのかが判明します。

――賞金や会場の規模は最大級になると思いますが、どれくらいを予定していますか?

FX 賞金についての詳細はまだ詰めているところですが、アリーナは当然大きな規模のところにしたいと思っています。“レインボーシックス World Cup”には世界各国からベスト中のベストのチームが集まり、多くの国からファンが来場することになりますからね。

 もちろん、Covid-19の状況を考慮しなくてはいけませんし、私たちの意向について関係各所との調整も必要です。選択肢は持っていますが、場所の決定には時間が必要です。きちんとしたプロセスを経て、正しい決断ができるように進めています。各国でコミッティを組織し、ナショナルチームを決定してもらう必要があるので、本日に開催を発表したわけです。

――開催地はいつ頃発表されるのでしょうか?

FX 今年中に発表したいと考えていますが、その際には段階的な準備を経て、チケット販売などが適性に行われるようにシステムを構築します。会場の発表までにはもう少し時間がかかりますね。

――とくに注目している国や地域はどこですか?

FX ファミ通さんが日本のメディアだから言っているのではありませんが、日本のチームの活躍を見られる日が待ち切れないです。彼らはとてもすばらしいものを日本の皆さんに届けてくれると思います。チームのクオリティ、これまでの成績から見て世界最高レベルのチームに到達する可能性を持っています。ブラジル対日本、フランス対米国などのカードが楽しみですね。

 クラブ、オーガニゼーションベースではなく国ベースで競い合うので、プレイヤーのクオリティとスキルがとくに問われるという意味で、皆が同じレベルで戦うことになります。日本のチームがベストチームのひとつになるのを楽しみにしていますし、“レインボーシックス World Cup”で世界一の座につく可能性も高いと思っています。

――新しいeスポーツのエコシステムが始まり、ワールドカップも開催されます。これからの『シージ』のeスポーツは、どのように成長してほしいですか?

FX 新しいエコシステムは数ヵ月前に発表しましたが、ここ数年かけてエコシステムの見直しに努力してくれたチームを誇りに思っています。コミュニティの反応はとてもよく、とくにAPAC Northについては非常に評価されています。APACのベストチームが、同じチャンピオンシップ、同じリーグで戦う重要なものであり、APACの露出が拡大して世界からの注目度が上がると思います。

 今後はとくにAPACで、国内トーナメントの強化を期待しています。日本ではすでに世界でもっとも権威ある国内トーナメントのひとつが開催されています。国内での成長は新たなプレイヤー、タレント、コミュニティがエコシステムに参加してくれることにつながります。

 私はつねにエコシステムの課題に取り組んでいます。Six Invitationalは年度末の頂点として存在する一方で、“レインボーシックス World Cup”はeスポーツのストーリーを語るものであって毎年行うイベントではありません。『シージ』の現在の姿を捉え、それぞれの国をサポートするイベントだと考えています。

――『シージ』eスポーツにおける現在の課題があれば教えてください。

FX 新型コロナの状況を懸念しているのはお察しいただけると思います。現在、海外を訪問することは不可能ですので、いろいろな課題に敏速に柔軟に対応する必要があります。そんな中ですべてのプロリーグ・イベントをオンラインで行うという課題に直面し、努力を重ねて成功させたチームを誇りに思い、全員の功績を讃えたいと思います。チームはこのたいへんな状況下でスタジオを構築し、2週間前に完成させました。

 いまいちばん重要なのは、コミュニティの意見に引き続き耳を傾け、リーグについて彼らがどう思っているかを知ることです。APACではよりわかりやすいポイント・システムなどが求められていることは把握しています。しっかりとコミュニティの意見を聞いていきたいと思います。新エコシステムに対する反応は良好であり、ワールドカップの開催に向けて前進していきます。

――日本のファンにメッセージをお願いします。

FX 日本のナショナルチームに会える日が待ち遠しいです。日本では世界有数の熱心なオーディエンスとファンが応援しているので、選手としてはプレッシャーもかかりますね。しかしAPACリージョンの代表のひとつとして“レインボーシックス World Cup”に臨み、初めてアジアに世界一のカップをもたらす可能性もあるのですから、大いに誇りを持っていただきたいと思います。

元サイトで見る

新着記事ランキング

過去24時間のPV数が高い記事(毎時更新)

ゲームタイトルランキング

過去24時間のPV数が高いタイトル(毎時更新)

新着記事をもっと見る

注目の大会をもっと見る