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eスポーツディレクター、シニアeスポーツマネージャーインタビュー 「Tier1 eスポーツとして認識されたことを誇りに思う」

来季より新システムで行われるAPACリーグの詳細が発表。(記事はこちら
本発表に合わせて、eスポーツディレクターFrançois-Xavier Dénièle氏とEMEA シニアeスポーツマネージャーJérémy Somville氏へメールインタビューを実施。
APACリーグに関する疑問や、2016年の最初の公式試合から長い道のりを辿ってきた本作のeスポーツについて今後の目標を伺った。

EMEA eスポーツディレクター
François-Xavier Dénièle氏

EMEA シニアeスポーツマネージャー
Jérémy Somville氏

――南APACでさらにオセアニアサブリージョンと南アジアサブリージョンを作った経緯は?

Jérémy Somville サーバーからの地理的距離の課題が反映されているだけでなく、各サブリージョンに快適な環境とプレイヤーが最高レベルで戦うために必要なプログラムを提供できるという理由から、南APACにふたつのサブリージョンを作りました。

 オセアニアはこれまでプロリーグで象徴的なインターナショナル・チームを育ててきましたので、新しいAPACプログラムはオセアニア・チームがインターナショナル・シーンで再び際立った活躍をする機会を提供することになると確信しています。

 私たちはつねにRainbow Six esportsシーンを全世界で成長させるための手段を模索しています。草の根的取り組みをサポートすることでローカル・コミュニティーの進化を細かく追っていますが、その中で南アジア諸国での活発な動きに注目しました。新しいプログラムを始めるにあたり、南アジアを南APACの一部としてAPACリーグに統合することで次のレベルを目指すことにしたのです。

 これによって南アジアのRainbow Sixコミュニティが国際舞台でその実力を示す素晴らしい機会が生まれると思います。

――北APACでサブリージョンを作らない理由は何でしょうか?

Jérémy Somville 北APACの日本、韓国、東南アジアのチームは、これらテリトリー間ではサーバーからの距離による制約がないため、ひとつのオンライン・リーグで対戦し、スキルを競うことができます。

 北APACはファンを惹きつけて止まない強豪どうしがせめぎ合うリーグを展開することになると確信しています。北APACリーグに加えて、ファンは国内トーナメントも楽しむことができます。国内トーナメントは北APACリーグへのエントリー・ポイントとして、将来どんなストーリーが生まれるのか期待が高まりますね。

――北APACの参加枠に台湾ができましたね。

Jérémy Somville はい。前述しましたようにAPACを南北に分けたのは、サーバーからの地理的な距離のためです。これにより各サブリージョンに快適な環境と最高レベルで戦う必要のあるプログラムを提供できるようになります。

――先日Qconfirmが招待枠として参戦することが発表されましたが、経緯を教えてください。

Jérémy Somville 2020シーズン開始にあたって北APACに招待された6つのチームは、これまでのプロリーグおよびそれぞれのローカル・シーンでのパフォーマンスをベースに選ばれました。Qconfirmは過去のシーズンにおいて国内トーナメントで優秀な成績をおさめています。

――インド、パキスタン、スリランカ、バングラデシュ、ネパールなど南アジアが本格的に競技シーンに参加できるわけですが、何を期待しますか? 

Jérémy Somville 南アジアが新たに加わり、予選にオープン・フォーマットを取り入れました。これによって新たに参加するチームが生まれ、サブリージョンのすぐれたチームが、南アジア・プレイオフとAPACリーグ・プレイオフを通じてRainbow Six exportsのインターナショナル・イベントに進出できる機会を広く提供することになると期待しています。

――Rainbow Six esportsの新たなスポンサーや視聴者を増やすために何をするべきか、企画やビジョンを持っていますか?

Jérémy Somville 新しいフォーマットは、南北APACを携えるAPACリージョンに非常によくマッチしていると思います。北APACは日本、韓国、東南アジアからなるもっとも成熟したAPACシーンがベスト3を輩出することになり、毎週ワクワクする試合が展開されるでしょう。そしてこれらの緊張感溢れる試合は、最新設備を持つパリのスタジオから全世界に英語で放送されます。

 南APACではこれまででもっともすぐれた国内チャンピオンシップのひとつである、オセアニアおよびオセアニア・ナショナルズという成熟したコミュニティー、そして新進コミュニティーである南アジアというふたつのコミュニティーが統合されています。 2019年に初めてトーナメントが行われた南アジア・コミュニティーの活躍を見てきましたが、グローバル・エコシステムに参入する準備が整っていると思います。

――ESLが大会の運営から退きましたが、これらによる影響や変化は何かあるのでしょうか? ESLはSNSなどでミームをうまく活用して宣伝活動していたので、その文化は受け継がれてほしいと思っています。

François-Xavier Dénièle APACプログラムおよびイベントについて、ESL Asiaが担当します。APACシーンは成長のスピードが早いという理由から、これまでにほとんどの国やサブリージョンで活動し、いっしょに仕事をしてきたパートナーを選びました。また、オセアニック・ナショナルズなどの国内トーナメントでもESLと協力しています。

――新しいスタジオ、放送のリニューアルを行うそうですが、これらはまず英語圏からスタートするという認識でしょうか? いずれ日本を含むアジアでも放送のアップデートは行われるのでしょうか?

François-Xavier Dénièle 北APACの試合はこのスタジオだけでなく、全世界のTwitchとYouTube Rainbow Six Esports チャンネルからも放送されます。つまり世界中のファンが北APACの好きなチームをフォローして応援することができるわけです。

 また、それぞれの地域では弊社のオフィスが国内向けに地域の言語で質の高い放送を提供すると思います。今後とも柔軟な姿勢を保持したいと考えていますし、新しいスタジオでの興味深いコンテンツの作成を行なっていきますが、現在はノース・ディビジョン・リーグ、ヨーロッピアン・リーグ、ヨーロッピアン・チャレンジャー・リーグの2020シーズン開始コンテンツのロンチにフォーカスしているところです。

――最終的にRainbow Six esportsはどういった形を目指しているのでしょうか?

François-Xavier Dénièle 私たちのesportsシーンは2016年の最初の公式試合から長い道のりを辿ってきました。全体としては、esportsを代表するもの、成熟した公正なesports環境を作りたいと思っています。

 現在はThe Esports Observerから2020年Q1においてTier 1 esportsとして認識されたことを誇りに思っています。これはチームの仕事が評価されたということであり、新しいリージョン・プログラムとスタジオを得て、また新たなRainbow Six esports時代への第一歩を踏み出すことになるでしょう。これは競技シーンの当然の進化であると思います。しっかりとした“プロへの道”を核として保持し、地域の特異性にさらにフォーカスすることができるようになり、提供できるプログラムの選択肢も多様化していくと思います。

 また、維持可能なesportsのビジョンの要としてフェーズ3を導入します。これはRainbow Sixプロ・シーンの関係各パートナーのために成熟した公正なesports環境を確保できるようにするとともにチーム、プレイヤー、タレントのためサポート体制を整えることを目指します。

 各プロレベルのリージョナル・リーグに参加する全世界で最大44のオーガニゼーションを支えるべく構築されており、今後約4年間運用していきますので、Rainbow Six esports に関わる機関は長期展望を持つことができると考えています。

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