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APAC North出場12チームが決定 North・South各リーグシステムなどAPACリーグ詳細情報まとめ

5月27日、ユービーアイソフトは来季より新システムで行われるAPACリーグの詳細を発表した。
本稿では今回の発表の要点をまとめる。

また発表にあわせて、eスポーツディレクターFrançois-Xavier Dénièle氏とEMEA シニアeスポーツマネージャーJérémy Somville氏へメールインタビューも実施している。(記事はこちら

はじめに……プロリーグ制度の廃止

Year5から、従来のプロリーグ制度は廃止となる。これまですべての地域がESLの運営による同形式のルールで行われてきたが、これからは各地域で異なる運営組織のもと、各地域独自のルールでリーグを進めていくこととなった。

これによって1年間を“シーズン”とする制度が取られるようになり、従来3ヵ月毎の期間で行われていた1シーズンは“ステージ”と呼ばれることになる点に注意したい。

この新リーグシステムにより、1年間のうち第1四半期〜第3四半期までで3つのステージが実施され、最後の第4四半期は各地域ファイナルズとリーグ昇降戦、そしてSix Invitationalが行われる。

ただし、2020年シーズンはリーグシステム移行に伴い、ふたつのステージで構成される。また、プロリーグファイナルズが撤廃となった代わりとして、各ステージの終わりにSix Majorが行われる。
Six Majorは北アメリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、APACの4地域から4チームずつ、合計16チームが参加する世界大会だ。

またチームにはステージの成績に応じたグローバルポイントが分配される。年間を通した総獲得グローバルポイント数上位16チームと、各地域予選優勝チームを合わせた計20チームが、2月に行われる年に一度の祭典Six Invitationalに出場できる。このSix Invitationalによりシーズンは締めくくられる。

1.APACリーグの仕組み

APACリーグはこれまで日本、韓国、SEA(東南アジア)、ANZ(オーストラリア・ニュージーランド)のサブリージョン毎にプロリーグが存在していたが廃止に。

今後のAPACは、APAC North部門とAPAC South部門の2リーグ制となる。さらにAPAC South部門は、オセアニアと南アジアの2つのサブリージョンから構成されるようになる。

まずは各リーグの形式やシステムを説明し、Six Major出場チームの決定方法やそのシーズンのAPACリーグ王者を決めるAPACリーグファイナルズについて詳しく解説していこう。

APAC North部門

APAC North部門は、日本、韓国、東南アジア(タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、台湾)から12チームが参加。
2020年シーズンは、以下6つの招待チームと6つの予選勝利チームで行われる。
注目したいのが、FNATIC。ANZリージョンのFNATICだが、今期からAPAC Northで戦うことがここで明らかとなった。

招待枠 6チーム
・野良連合 (日本)
・CYCLOPS athlete gaming (日本)
・Cloud9 (韓国)
・Qconfirm (SEA)
・Giants Gaming (SEA)
・Fnatic (ANZ)

予選枠 6チーム
・GUTS Gaming (日本)
・FAV gaming (日本)
・Talon Esports (韓国)
・SCARZ (韓国)
・7th Heaven (SEA)
・Xavier Esports (SEA)

APAC North部門は5週間に渡ってスイス式トーナメントで行われ、1日当たり6試合、引き分けありのBO1方式が取られる。各ステージ毎に二度のスイス式トーナメントが行われ、合計10日間の試合日が設けられる。

スイス式トーナメントとは、ラウンド毎に近い勝率のチームと対戦するという形式である。たとえば、ラウンド1で負けたチームは、ラウンド2で同じくラウンド1で負けたチームと対戦する。
二度のスイス式トーナメントの後、まったく同じ成績となった場合、二度目のトーナメントで高い結果を残したほうが、そのステージにおける総合順位で上となる。よって二度目のスイス式トーナメントの方がやや重要度が高いと言える。
この大会方式は昨年6月にラスベガスで行われたAlied Esports Vegasu Minor 2019にて初めてR6S公式大会で採用されたルールだ。

そして各ステージの終わりに、試合結果に基づいてAPAC North部門の順位が決定。上位6チームがSix Major出場チームを決めるAPACリーグプレイオフへ進出する。

また、3つのステージ終了後には全ステージの通算結果で、最終的なAPAC North部門の順位(ファイナルランキング)が決まる。

この順位により、12チームのうち上位8チームは2021年シーズンに招待され、下位4チームは昇格・降格トーナメントへ挑むことに。各地域の国内大会の王者とリーグ残留をかけて争うことになる。

APAC North部門は日本時間で火曜日と木曜日の午後7時より開始され、YouTubeとTwitchのRainbow Six Esports公式チャンネルにて英語で配信予定だ。
またユービーアイソフトは新たな視聴体験のため、フランス・パリにある最先端の放送スタジオから新たな変更を加え、英語で配信される。

ストリーミングの追加要素
・キャスターの実況解説を手助けする画面上の優れたツール、資料を表示
・出演タレントが詳細な情報を提供するためのアナリストデスク
・選手たちが白熱の試合をくり広げる際に、ディベートや視聴者と双方向のコンテンツなど新しいタイプのコンテンツを導入
・より魅力的な配信を作る舞台裏の技術改善 など

※なお、昨今の新型コロナウイルスの影響を踏まえ、6月23日の開始時にはこのスタジオではなく簡易的なもので行われる。これは一時的なもので状況が戻りしだい、本格的なスタジオへ移ることになる。詳細は近日公開予定。

また、日本語配信についても後日発表があるだろうが、現在のところは言及されていない。

APAC South部門

APAC South部門は、さらにオセアニアと南アジアのふたつの独立したサブリージョンで構成される。

オセアニア地域:オーストラリア、ニュージーランド、メラネシア、ミクロネシア、ポリネシア
南アジア地域:インド、パキスタン、スリランカ、バングラデシュ、ネパール

両地域の上位チームは、Six MajorのAPAC South部門代表チームを決定する、APAC South部門プレイオフに出場が可能だ。

●Oceanic Nationals
オセアニア地域ではオーストラリア、ニュージーランド、メラネシア、ミクロネシア、ポリネシアの8チームによるオンラインリーグ“Oceanic Nationals”が行われる。
このリーグは全チームが1回ずつ対戦するラウンドロビン方式が採用される。各ステージの終わりに、上位3チームがAPAC South部門プレーオフへ進出。降格システムに関しては後日発表とのことだ。

●South Asia Nationals
南アジアでは“South Asia Nationals”が行われる。このリーグではまず、オンラインによるシングルエリミネーションのオープン予選を4回行う。
そして各オープン予選の上位2チーム(計8チーム)は、ダブルエリミネーションのクローズド予選へ進む。決勝戦はBO5で行われウィナーズ側は1マップのアドバンテージを得る。
この決勝戦を制した優勝チームのみがAPAC South部門プレーオフへ進出となる。

●APAC South部門プレーオフ
オセアニア、南アジアの各リーグが終了すると、各ステージでAPAC South部門プレーオフが開始される。
このオフラインイベントでは、オセアニア地域より3チーム、南アジア地域より1チーム、計4チームがダブルエリミネーションで戦い、上位2チームはAPACリーグプレーオフに出場できる。

APAC South部門プレーオフ出場チーム
・Oceanic Nationals 王者
・South Asia Nationals 王者
・Oceanic Nationals 2位
・Oceanic Nationals 3位

APACリーグプレーオフ

APAC North部門とAPAC South部門プレーオフの終了後、各ステージの終わりにAPACリーグプレーオフが行われる。以下の8チームが集い、Six Major出場を目指して戦う。

・APAC North部門 上位6チーム
・APAC South部門プレーオフ 上位2チーム

これら8チームはダブルエリミネーションのトーナメントで戦い、上位4チームはSix Major出場権とグローバルポイントを獲得。下位4チームはグローバルポイントのみ獲得する。

APACリーグファイナルズ

毎年12月に、地域の決勝大会“APACリーグファイナルズ”を行い、そのシーズンを締めくくる。
この決勝大会によってそのシーズンの地域王者を決定する。

出場チーム
・APAC North部門上位3チーム(3つのステージを終えての順位)
・APAC South部門1位チーム(3つのステージを終えての順位)

このイベントはシングルエリミネーションで決勝戦はBO5で行われる。優勝チームはそのシーズンのAPAC王者となる。

まとめ

各ステージで、APAC North部門とAPAC South部門は平行して行われる。

APAC North部門では上位6チームがAPACリーグプレーオフへ進出する。

APAC South部門ではオセアニア地域のOceanic Nationals、南アジア地域のSouth Asia Nationalsを行い、各サブリージョンの上位チームでAPAC South部門プレーオフを行う。その上位2チームがAPACリーグプレーオフへ出場する。

APAC North部門、APAC South部門の上位チームが集うAPACリーグプレーオフに出場すると、グローバルポイントを獲得でき、更に上位4チームはそのステージのSix Majorの出場権を得る。

2.昇格/降格 各地域のナショナル大会

APACリーグの王者になることはAPAC地域の全てのチームの最終的な目標ではあるが、トップチームになる前にまずは各地域のナショナル大会でスキルを磨く必要がある。
今季よりナショナル大会は国際的なプログラム全体で、重要な意味を持つようになる。

ナショナル大会(日本でいえば現在行われているJapan Nationalsが該当するだろう)はAPACリーグのエコシステムの基盤を作り地域リーグへ繋がる。
つまり従来のチャレンジャーリーグのような役割を果たし、上位の成績を収めたチームがAPAC North部門への昇格戦に出場できるのだ。

シーズンの終わりにAPAC North部門で各地域のナショナル大会を制したチームは、昇格・降格システムでAPAC North部門下位4チームの内、同じ国のチームと対戦し昇降戦を行うことになる。

なお4つの降格枠は以下の通り決定されている。
・日本 1枠
・韓国 1枠
・東南アジア 1枠
・APAC North部門の上位8チームで最も少ない地域用の追加枠 1枠

APAC North部門下位4チームに特定の地域チームがいない場合、その国のナショナル大会優勝チームは自動的に昇格する。
たとえば、シーズンの終わりにすべての日本チームが下位4位で終了しなかった場合、Japan Nationalsの優勝チームはそのまま次のシーズンのAPAC North部門に出場できるのだ。

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