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日本チームはいつパイロットプログラムに参加できるのか? esportsディレクター Francois氏インタビュー

 2018年10月13日~14日に東京・秋葉原で行われた『レインボーシックス シージ』“Pro League Season 8 APAC Finals – in TOKYO”。本大会は日本、韓国、東南アジア、オーストラリアの各地域で優秀な成績を残した計8チームが東京に集い、APACチャンピオンの座とグローバルファイナル出場権をかけて戦う大会だ。

 優勝したのは、日本チーム“野良連合”。APACリージョンの強敵であり、幾度となく敗北しているFnaticを2-0で下し、念願のAPAC王者を勝ち取った。

※【レインボーシックス シージ】プロリーグ シーズン8 APAC Finalsスケジュール・結果まとめ
https://appvs.famitsu.com/20180918_12012/

Ubisoft EMEA esportsディレクター Francois-Xavier Deniele氏

 実は、今回会場にはUbisoft EMEA esportsディレクター Francois-Xavier Deniele氏が視察に来ていた。彼に聞くことはもちろん、「日本チームはどうやったらパイロットプログラムに入れるか?」。ここからは、Francois氏のショートインタビューをお届けする。

※パイロットプログラムについてはこちら
どのチームのスキンを買う? スキン・チャームの売り上げがチーム収益およびSix Invitational賞金となるパイロットプログラム
https://www.famitsu.com/matome/r6s/esports28.html

――『レインボーシックス シージ』の重要なコミュニティ、市場としてフランス、ブラジル、そして日本を上げていましたね。今回、このようにAPAC FinalがオーストラリアのESLスタジオではなく、東京で行われたことに、日本のコミュニティはとても嬉しく思っています。本当に、Ubisoftが日本を大事にしているのだと実感しました。では、会場の『レインボーシックス シージ』コミュニティの熱量を体感して、日本市場にさらなる期待を見出せましたか?

Francois APAC Finals in Tokyoは、アジア太平洋においてもっとも重要なコンテンツ・イベントだと思っています。観客、そしてゲームスキルのレベル、どれもが素晴らしいです。弊社ローカル・オフィスの活動のおかげで、日本のコミュニティもしっかりと成長していっています。
 また、日本でもプロリーグを開催し、世界大会への道を開きました。そして野良連合はすべてのファイナルに出ており、素晴らしい戦績です。

――会場も、和風の作りで、三味線演奏などもありました。トップレベルのトーナメントのみならず、選手とファンの交流の機会を設け、エンターテイメント性も加えられていて、会場は狭いながらに工夫を凝らしていましたね。

Alex(APAC担当スタッフ) ホストとなっていただく国への敬意を表するのは当然だと思います。ですので、このイベントが日本の文化や伝統を生かしたものになるようにしました。参加者が東京にいると感じてもらえるようなもの目指した結果です。

――ありがとうございます。では、本題に入りたいのですが、野良連合やSengoku Gaming Extasyといった日本チームがパイロットプログラムに参加できる可能性はありますか? Six Major Parisでは、プログラム参入のラインを検討中とおっしゃっていましたが、明確に参入方法が分かれば、参入を目標にチーム・選手のモチベーションアップに繋がると考えています。

Francois パイロットプログラムは2018年6月に始まったもので、1年間継続しますので来年5月までは新たな参加はありません。しかし、今後APACチームにも参加して欲しいと思いっています。現在、来年のパイロットプログラムの条件やフォーマットを整備しているところです。野良連合の活躍や試合内容から言って、参加を依頼されるようなとてもよいポジションにいるでしょう。

 申し訳ありませんが、来年のパイロットプログラムについていつ話をするかはまだ検討中です。現在は11月に開催されるリオでジャネイロでのグローバルファイナルにフォーカスしています。野良連合も出場を決めたので、日本のコミュニティには嬉しいことですね。

――日本チームがパイロットプログラムに参加できるよう、我々メディアやコミュニティも頑張ります。では、今回はAerowolfやXavier Esportsといった、東南アジアのチームの活躍も目立ちました。Xavier Esportsに聞いたところ、とても流行っているタイトルではないが、Go4といったオンライントーナメントは盛んにおこなわれているとのことで、今後はesportsタイトルとして流行る兆しがあるとのことでした。実際に、東南アジア、そしてアジア全体のesports市場での展開プランは考えていらっしゃるのでしょうか?

Francois 東南アジアは次の大きなリージョンになると期待しています。『レインボーシックス シージ』、そしてesportsにとってアジアは大きな市場であり、東南アジアは重要なコミュニティとなります。しかし、どのようにアプローチするかが重要であり、Ubiの東南アジア担当オフィスとともにマーケティング戦略を検討しています。esportsをその地域においてどのように適応させ、地域での競技シーンを導入するかです。残念ながら現在、現地オフィスはありませんが、これまで世界の色々な地域でやってきた地域に根ざしたアプローチをとても誇りに思っており、この経験をほかの地域ですべての面で生かすことが重要だと思っています。

 現在15のトーナメントを行なっていますが、これは地域に根ざした活動ができているからです。アジアではすべての地域にオフィスがあるわけではないので状況が異なりますが、どのようにアプローチするかは検討しています。アジアのいくつかのチームが成果を上げているのは、アジア・リージョンにとって素晴らしいことです。一方で、esports大国の韓国も忘れてはいけません。APAC全体の成長は私たちにとって重要であり、これからもアジア地域に投資をしていきます。

ーーでは、今後APAC Finalsはアジア地域で巡業していく予定でしょうか? 2018年にも東京でAPAC Finalsが開催されることを期待している声も出ています。

Francois まずはesportsとしての市場の大きさ、『レインボーシックス シージ』コミュニティ、またどんなメッセージを発信したいかについて考える必要があります。今回の東京での開催にはとても重要な意味がありました。これまでAPAC Finalを開催してきたオーストラリアを離れたわけですが、これによって日本のコミュニティに「日本はレインボーシックス シージにとって大きなesports市場になりました」というメッセージを発信することができたわけです。

 次のAPAC Finalの開催地はまだわかりませんが、実はほかのリージョンからも要望がきています。いまはグローバルファイナルにフォーカスしていますが、今回東京で開催できてことをとても嬉しく思っていますし、R6チームにとってとても意味のあるものです。グローバルファイナルをアジアで開催するかもしれませんし、どこで開催されるかについては、ローカル・オフィスやエージェンシーと相談して決めます。

ーーDreamHackでのトーナメント開催といった、大規模なサードパーティイベントでの出展(トーナメント開催)についてお聞かせください。プロリーグのみならず、ほかのリージョンと戦える機会を増やすことは、APACにとって強くなるひとつの道だと思っています。 

Francois サードパーティ・トーナメントについても現在社内で色々検討しています。実は、Dota PITを開催している組織とサードパーティ・トーナメントのテストを行なったばかりです。質の高いプロフェッショナル・チームが参加してくれたことをとても嬉しく思います。ゲームのクオリティ、完全性を保持することはとても重要ですし、コンペティションのフォーマットがきちんとしてないといけません。またプロリーグのスケジュールとうまく噛み合っている必要があります。

 チーム、とくにアジアのチームにとっては、ほかの大きな組織との練習の機会が増えるとてもよいアプローチだと思います。日本のチームにとっても自分たちをテストする機会が増えたので重要になっていくでしょう。今は野良連合のようなチームはファイナルに出場しない限りブラジルやヨーロッパのチームと対戦する機会がありません。ほかのリージョンのチームと戦えるチャンスはぜひ増やしたいです。

DreamHack Montreal

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