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世代間闘争の特別大会を制したのは!? ”ぷよぷよチャンピオンシップin TGS”【TGS2018】

 2018年9月20日(木)から9月23日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2018(20日・21日はビジネスデイ)。本記事では4日目のe-Sports X(イースポーツクロス)ブースのRED STAGEで行われた、”ぷよぷよチャンピオンシップin TGS”の模様をお届けする。

 2018年4月の第1回ぷよぷよチャンピオンシップを皮切りに、定期的に公式大会が開催されている『ぷよぷよ』の対戦シーン。東京ゲームショウでの開催となった今回は、優勝賞金を100万円に増額し、さらに” GENERATION WAR”と銘打ち、出場するプロプレイヤーを世代で”レジェンド”と”新世代”に分類。トーナメントの初戦(0回戦、1回戦)で必ずレジェンドプレイヤーと新世代プレイヤーが激突する組み合わせで行われた。結果は以下の通り(左側がレジェンド、右側が新世代プレイヤー。敬称略)。

○live マッキー×
○Tom meta×
○へーょまは もこう×
○飛車ちゅう あめみやたいよう×
○ざいろ めいせつ×
×くまちょむ ぴぽにあ○
×Kamestry MATTYAN○
○Kuroro Tema×
○selva oka×

今大会のトーナメント表。青がレジェンド、青が新世代プレイヤー。

試合ルールはこれまでのぷよぷよチャンピオンシップと同様に、2試合先取の試合を1セットとし、先に2セットを取った選手が勝ち上がる形式で行われた。

 結果はご覧の通り、レジェンドプレイヤーが7勝を挙げてぷよ歴の長さを見せつける格好に。これまでのぷよぷよチャンピオンシップでは(優勝はレジェンド、新世代で分け合っていたものの)どちらかというと若手の台頭が目立っていた印象があっただけに、ここまで大差がつくのは予想外。また、過去3回のぷよぷよチャンピオンシップで優勝者(くまちょむ、マッキー、Kamestryの3選手)が全員初戦敗退というのも、意外な結果といえるだろう。

セガのアーケードゲームの全国大会ではおなじみの実況解説システム、“bi-e-Play”が導入されたのも、今大会のトピックのひとつ。選手の心拍数の表示や、試合のタイムライン、リプレイを用いた解説が行われた。
【2018年9月25日18:30 “bi-e-Play”の表記が誤っていたため修正致しました。読者並びに関係者の皆様にお詫び致します。

 世代間バトルを経て準決勝まで勝ち上がったのは、飛車ちゅう、ざいろ、MATTYAN、liveの4選手。

ベスト4まで勝ち上がった4名。左から飛車ちゅう選手、ざいろ選手、MATTYAN選手、live選手。

 準決勝1試合目、飛車ちゅう選手対ざいろ選手の試合は、疾風迅雷のキャッチコピー(選手入場時の映像より)を持つ、ざいろ選手の速攻が光った試合。早めに連鎖を発火させて自分からしかける形で試合に入ると、1セット目を2-0で取り、続く2セット目1試合にも勝利して王手をかける。2セット目2試合目は飛車ちゅう選手が取り返すも、3試合目はふたたびざいろの早い仕掛けが功を奏して勝負あり。ざいろ選手が決勝へと駒を進めた。

連鎖数以上に、連鎖を組む速さが勝敗を分けた準決勝第1試合。

 残るもう1試合、MATTYAN選手対live選手の試合は、1セット目1試合目は開幕早々の攻撃でlive選手が勝利するものの、2試合目、3試合目の連鎖の打ち合いで高い火力を出して勝利したMATTYAN選手のペースで試合は進行。2セット目もMATTYAN選手が押し気味に見えた展開だったが、1試合目、3試合目に大連鎖を打ち合ったあとの攻防で冷静な対処を見せたlive選手が、1セットを取り返したうえにMATTYAN選手の勢いも削ぐことに成功。3セット目は火力が高めの連鎖の打ち合いも制し、新世代プレイヤー最後の生き残り、MATTYAN選手を倒してlive選手が決勝へ進出した。

準決勝1試合目とは逆に、両選手の粘り(大連鎖を受けてからのカウンター)が印象に残った。

 お互いレジェンドプレイヤーながら「そろそろ(チャンピオンシップで)結果を出したい」と語った、ざいろ選手対live選手の決勝戦は、ほぼすべての試合でフィールドギリギリの高さまでぷよを組み上げ、大連鎖をぶつけ合う展開に。両者ともに10連鎖以上の大物を発火し続け、全セットで3試合目までもつれこむ(1セット目はざいろ、2セット目はliveが獲得)熱戦に終止符を打ったのは、ざいろ選手のセカンド(カウンター返し)での10連鎖。ざいろ選手がしかけた最初の10連鎖オーバーの大連鎖は完全に相殺したlive選手だったが、2波目の10連鎖を返すには、フィールドのぷよが足りずに万事休す。プロどうしが戦うぷよぷよチャンピオンシップでもそうは見られないスーパープレイで、ざいろ選手が特別大会の頂点に立った。

10連鎖を打った直後に、また10連鎖を組み上げて相手のカウンターを返す展開はトップレベルの戦いにおいてもかなりレア。

優勝したざいろ選手には100万円、準優勝者のlive選手には50万円、ベスト4の飛車ちゅう、MATTYANの両選手には20万円の賞金が贈呈された。

ぷよぷよチャンピオンシップin TGS優勝者 ざいろ選手ミニインタビュー

プロフィール

ざいろ

ぷよぷよチャンピオンシップin TGS優勝者

――まずは優勝した率直な感想をお願いします。
ざいろとにかくうれしいですね。いままであまり目立ててなかったと思うんですよ。コツコツ努力をしてきた甲斐があったなと思います。

――ふだんはどのような練習を行っているのですか?
ざいろ練習というか、ふだんは試合を意識しないプレイをしていますね。○本取ったら価勝ち、みたいなことは考えずに緩くやっています。で、試合は練習のようにやろうと考えています。今週も大会があるからプレイ数は増やしましたけど、特別なことはやらずに、とにかくふだん通りに戦うことを心がけました。

――今大会で印象に残った試合は?
ざいろやっぱり決勝戦の最後じゃないですかね。点数(火力)の高い連鎖で観客の盛り上がる形で決着をつけられたので。大きな連鎖を2回続けて打てたのはなかなかできない形の勝ちかただったので、それを見せられてうれしいです。

――今日いちばん危なかった試合は? やはり初戦でしょうか?
ざいろそうですね。画面上の心拍数が(170で)カンストしてたらしいですし(笑)、最初はすごく緊張していました。1試合目になんとか勝ててからはだいぶ落ちつけましたね。今日は相手の動きをよく見て対応できたと思います。

――ざいろ選手に限らず、今日の大会は初戦で調子を出せていなかった選手が多かったように思います。
ざいろお察しの通りです(笑)。私も含めて、これだけ大きい会場での試合に慣れていなかった人が多かったので、その影響は大きかったと思います。最初のほうに試合があった新世代側のプレイヤーはとくに。その中でレジェンドとして結果が残せてよかったです。

――『ぷよぷよ』が持つ競技としての魅力を教えてください。
ざいろひとことでは言えないんですけど、ただ連鎖を組み上げるだけじゃ勝てなくて、中盤を見る技術、瞬時に状況を判断する力が重要で、奥の深さが見えないんですよ。いまだに戦術が詰め切れていない。そこが魅力ですかね。

――最後にベタな質問で申し訳ないですが、100万円の使い道は決めていますか?
ざいろあー、それは考えてなかったですね(笑)。どうしよう……とりあえず仲間といっしょに飲みに行きます!

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