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【Six Major Paris】野良連合の活躍を見続けて思ったことほか、プロ選手や会場の様子をフォトリポート

 フランス・パリにて現地時間2018年8月13~8月19日まで開催された『レインボーシックス シージ』世界大会“Six Major Paris”。本大会はこれまで以上に力が入った大会で、会場の内装も非常に凝っていた。極めつけは、APAC(アジア太平洋地域)のホストとして日本人キャスターを4名招待している点だ。記者はこれまで4回ほど『レインボーシックス シージ』の国際大会を取材してきたが、今回はいろいろと興味深いイベントだったので、フォトリポートとして総括をお届けしたい。

マックとのコラボレーション、オリジナルTシャツ作成ブース

 会場は、Paris Expo Porte de Versailles。パリ中心部から南西に位置する15区にあるParis Expoは、国際農業見本市やサロン・デュ・ショコラなどが開かれるコンベンションセンターだ。Six Major Parisはpavilion4で行われ、一部をエントランスにして、残りをアリーナに仕立てている。

 何度か『レインボーシックス シージ』世界大会を取材してきたが、今回はアリーナ外の作りがひと味違った。まず、会場外に併設されているマクドナルドが『レインボーシックス シージ』仕様に様変わり。こちらでビックマックとサンデーを購入すると、先着100名にチビチャームがプレゼントされるコラボレーションが行われていた。

マクドナルドの店員も『レインボーシックス シージ』Tシャツを着用。

とりあえずビックマックを注文。IQピック(ゲット)しました。

 会場内はもちろん『レインボーシックス シージ』一色なのだが……今回はこれまで開催された大会のどれよりも力を入れたスペース作りをしていた。

 たとえば、これまではプロプレイヤーのサインスペースは設けられていなかったが、今回から登場。プロプレイヤーとファンの交流の場として賑わいを見せていた。また、スマートフォンで操作する、本物そのままの“ドローン”操作コースが作られている。さらには会場の物販で購入したTシャツに好みのワッペンを付けられるカスタマイズゾーンも。

 これまでは、物販スペースと屋外にキッチンカーが用意されるくらいだったが、Ubisoftのお膝元のフランスだからこそできる(?)こだわりっぷりが感じられる。

正午に会場するのだが、朝10時時点で200近くが入場待ちをしていただろうか。

領事館を模した入口。コスプレイヤーの撮影場所として人気だったのは言うまでもない。

Tシャツを購入し、ワッペンを選んで縫い付けるサービス。その場でミシンで縫い付けてくれるのがスゴイ。ワッペンはオペレーターアイコンが多めだった。

こちらが、リアルドローン。実際にゲームに出てくるドローンをスマートフォンで動かせるというゲームの仕様をリアルに再現したもので、コースを走行できる。ちゃーんとジャンプもできるんだからスゴイ。

LEGIONブースには、フェイスペイントゾーンが登場。やはりカヴェイラのスカルペイントを選択する人が多めだったり。

人生をかけて戦う選手の姿

 試合はというと、結果はSix Invitationalでも優勝したG2 Esports(旧PENTA Sports)が、またしても優勝を手に入れた。決勝の相手が因縁のEvil Geniusesだから、会場が盛り上がらないわけがない。
 やはりヨーロッパでの開催とあって、ヨーロッパチームのG2 Esportsのホーム戦状態で、Evil Geniusesは持ち前の粘り強さを発揮できなかった様子。Evil Geniuses Canadian選手の名物シャウトも聞くことはできなかったのが、寂しいところ。

G2 Esports

Evil Geniuses

試合終盤、G2 Esportsの勝利が見えてくると、観客も「(優勝が)待ちきれん!」とばかりに歓声を大きくしていく。もうお祭り状態。

完全アウェーとなったEGの数少ないサポーター。たったひとりでも、懸命に「Let’s go EG」とコールを送る姿が印象深かった。

G2 Esportsはほぼ全員が優勝に涙を流した。

 Six Major Parisまでの道のりも決して容易ではなく、「各リージョンの予選を抜けてシーズン グローバルファイナルに出場する」、「DreamHackオフライン大会で優勝する」、「Major予選で優勝する」など、各チームが死に物狂いで手に入れた権利だ。さらにAPACリージョンは、日本、韓国、オーストラリアでサブリージョンが分けれている。サブリージョンの上位2名がリージョン予選に出場できるのだから、その道のりはヨーロッパやNA、ラテンアメリカよりも険しい。

 日本チームの野良連合は、シーズン7 グローバルファイナルで米チームRogueに負けたが、「初出場でRogueとあそこまで戦えて、自信になった」と述べていたことを強く覚えている。Wokka選手はオールキルを達成しその存在感を見せつけた。

 そして今回、野良連合は米チームObey Allianceとの再戦に敗れ予選敗退となっている。試合後に床に崩れ落ちて、しばし呆然とし自身への苛立ちを隠せないほど、落ち込んでいたのが印象的だった。それを見て、誤解を招くかもしれないが“悔しがっている姿を見てホッとしている”自分(筆者)がいた。

 「そりゃあ悔しがるのは当たり前だろう」と思われるのは承知だ。だが、これまでいくつか日本チームが出場するFPSといったタイトルの世界大会を取材したが、「憧れの選手と戦えることがうれしい」とコメントすることが多い。「せっかく世界大会で海外に来たから~」と、どこか観光気分を覗かせることもある(決してすべてのチームがそういう訳ではないが……)。日本人は控え目な部分があることもひとつの要因かもしれないが、どうしても世界で活躍しているリスペクト対象の選手に近づけることで満足してしまう気持ちが透けて見えてしまうことがあり、「海外の強豪チームだろうがなんだろうが、絶対に倒してやる」といったアツい意気込みを聞くことはあまりなかった。

 悔しい気持ちを全面に出してくることが好ましいことであるとは断言できないが、彼らから「世界のトッププレイヤーの名に恥じぬようなプレイをしたい」、「絶対にプレイオフで上位に入りたい」という気持ちを感じる。APAC代表の誇りを背負い、世界トッププレイヤーのプライド・矜持が芽生えてきたと思う。

メンタルスポーツとも言われる『レインボーシックス シージ』。選手をよい精神状態に持っていくのには、コーチの手腕が問われる。(写真はEvil GeniusesコーチのBKN)

準決勝 Rogue vs Evil Geniusesは、EGの勝利。カナダ出身のEG Canadianが、同じくカナダ出身のRogue Bryanに敬意を払う姿は、心を揺さぶられた。

選手のプレイ中の表情にも注目して欲しい。

キャスターマッチとオールスターマッチは日本人選手が活躍

 プレイオフ2日目にはブラジル、日本、アメリカ、フランスのキャスターによるキャスターマッチが行われ、3日目には選手間の投票によって選出されたプロプレイヤーによるオールスター戦も行われた。こちらは通常の試合とは違い、終始“ネタプレイ”に走る傾向がある。緊張感が走るプレイオフとは違い、これはこれでいい箸休めになるのだ。

1v4 クラッチを成功させたふり~だ。現役プロゲーマーPapilia選手も、ENCE Willkey選手とともに活躍した。

ジャケットを脱ぎ捨て、キャスターからプロプレイヤーになるWillkey。

Ninjas in PyjamasのJULIOから受け継がれるサングラス。

一瞬、ギョッとしてしまう写真。カヴェイラはやっぱりインパクトが凄い。

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