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“日本eスポーツリーグ 2018 Winter”のオフライン決勝戦が開催!『オーバーウォッチ』など3タイトルの勝敗の行方は……

栄冠に輝いたのはCYCLOPS OSAKA!

 eスポーツコミュニケーションズが主催するeスポーツの全国リーグ“日本eスポーツリーグ 2018 Winter”のオフライン決勝戦が、2018年4月1日に、東京都内の豊洲PITにて開催された。その結果と表彰式の模様、選手コメントなどをお届けしよう。

 “日本eスポーツリーグ”は、日本の各都市で結成されたプロチームにより、2016年より実施されているリーグ戦だ。参加チームは、Naturals北海道、東京ヴェルディeスポーツ、名古屋OJA、CYCLOPS OSAKA athlete gaming、LeGaime熊本の5チーム。今回の“2018 Winter”では、『FIFA 18』、『ブレイブルー セントラルフィクション』、『オーバーウォッチ』という3ゲームが対象タイトルで、イベント当日は予選リーグ上位の2チームが決勝戦を行った。

 その結果、『オーバーウォッチ』は、3-0でCYCLOPS OSAKA がNaturals北海道を撃破。『FIFA 18』は、2試合の合計得点で勝敗を決めるというレギュレーションのなか、第1試合0-3という劣勢な展開を、第2試合で5-1と盛り返す熱い展開に。トータル5-4の大逆転劇で、名古屋OJAのあつや選手がCYCLOPS OSAKAの黒豆選手に勝利した。そしてCYCLOPS OSAKAのフェンリっち選手とNaturals北海道のイカメン選手の対決となった『ブレイブルー セントラルフィクション』では、フェンりっち選手が10-1で勝ち、その強さを見せつける形に。そして3タイトルの結果により、CYCLOPS OSAKAが、見事に総合優勝チームに輝いた。

3つのタイトルで激戦が展開された。

表彰式にはゲストプレゼンターも!

 熱戦の興奮が冷めやらぬなか、ステージは表彰式に。ここではまず、MCを務めたお笑い芸人・浜ロンさんの紹介で、2名のゲストプレゼンターが登場。ひとりは大会のテーマソングを担当したゲーム好きアイドル、アップアップガールズ(仮)の新井愛瞳さんで、もうひとりはイメージソングを担当した、THE SIXTH LIEのReijiさんだ。
 表彰式では、新井さんがまず『FIFA 18』と『ブレイブルー セントラルフィクション』の優勝者にトロフィーを贈呈。続いてReijiさんが、同じく『オーバーウォッチ』の優勝者、そして総合優勝チームのCYCLOPS OSAKAにトロフィーを手渡した。

MCを務めた浜ロンさんは、大のゲームファン。

ゲストプレゼンターの新井愛瞳さん(上)とReijiさん(下)。

部門賞の表彰。左から『FIFA 18』、『ブレイブルー セントラルフィクション』、『オーバーウォッチ』。

総合優勝チームの座はCYCLOPS OSAKAが手にした。

 大会を観戦し、また表彰式を終えて、新井さんは「目の前で闘っている皆さんを見て、eスポーツはこんなに熱いものなんだとあらためて感じました。もっともっと広がってほしいです。すぐに家に帰ってゲームをやりたくなりました」と感想をコメント。またReijiさんは「自分も『オーバーウォッチ』も遊んでいるのですが、周りにプレイする友だちが少ないんですよね。誰かいっしょに遊んでください」とアピールし、会場の笑いを誘っていた。

選手たちの試合後のコメントをお届け

 なお大会終了後には、フォトセッションおよび囲み取材も行われた。登壇者のコメントを以下に紹介しよう。

――まずは今日の感想を、ひとことずつお願いします。

Reijiさん 自分はスポーツもeスポーツもけっこう本気でやってきたので、どっちもみんなで団結してひとつのことを成し遂げるという意味では同じかなと、今日は見ていて思いました。

新井さん 私はほんわかとしたファミリーゲームばかりやってきていて、「優勝目指してがんばるぞ!」みたいな熱さは、eスポーツを通してわかってきたし、もっと勉強したい気持ちにもなりました。

Claire選手 今日は若干不安ではありましたが、無事に『オーバーウォッチ』部門も勝ち、総合優勝もできたのでよかったです。

あつや選手 自分は前シーズンからこのリーグに参加させていただいて、優勝して今回は連覇に向けてという形だったのですが、なんとか負けずに来られました。決勝も最初は0-3で負けて焦ったのですが、なんとかつぎで取り返せて、連覇という結果を残せたので、個人的にはよかったかなと思います。

フェンリっち選手 格闘ゲームでチーム戦を体験したことがあまりなかったので、みんなで勝って結果を残せてよかったです。

浜ロンさん 私はこの本大会の前の、事前番組に携わさせていただいたのですが、選手の皆さんが人柄がいいので、ファンになるんですね。今日はいろいろな人に会えたので、ファンが増えました。

筧氏 eスポーツリーグも3シーズン目になり、いろいろなドラマが生まれ、歴史もどんどん重なってきました。地元のチームを応援するなど、いろいろな楽しみかたをしていただければいいなと思います。このリーグに関わるかたがどんどん増えてきて、広まってくれればと思います。

――新井さんは、女性の目から見ていかがですか?

新井さん もっともっと女性プレイヤーが増えてくれればうれしいですよね。日本ではまだeスポーツは大々的になってないでしょうし、さらに有名になってほしい思いがあるので、自分のテーマソングなどを通じて、もっと知ってもらえればと思います。

――eスポーツの今後について、どうお考えでしょう? こうなってほしいといった、要望などはありますか?

フェンリっち選手 これからeスポーツが盛り上がって、社会的にゲーマーが少しでも認められるようになれば嬉しいと思います。プレイヤーが増えると、ライバルにもなりますが、みんなでワイワイできて楽しいですよね。

あつや選手 シーンが盛り上がってほしいというのは大前提ですが、その中での理想は、これ1本で食べていけるような時代が来ればということ。いま現在、ゲームだけで食べていけてない状況もありますので、そういう時代が来てくれれば嬉しいです。

Claire選手 僕の周りだけの話かもしれませんが、高校~大学生の子が、進路を決めるときに「もうゲームをやめて仕事をしろ」と言われて、やめていく子も多いんですね。そういう親の世代の人たちにも、応援してもらえるようになればと思います。

――選手またはチームとしての、今後の目標などについては?

Claire選手 自分がプレイしている『オーバーウォッチ』などは、日本勢が海外でなかなか結果が出せていない状況なので、結果を残したいと思ってます。

あつや選手 このリーグに関して言うならば、今後も負けないように、ですね。『FIFA 18』についてなら、何らかの形で世界大会に出場できればいいかなというのが、いまの目標です。

フェンリっち選手 じつはいま『ブレイブルー セントラルフィクション』以外のゲームにも手を出し始めていて、両方とも優勝できるようにがんばりたいと思っています。

――こうしたゲームに熱中する男性について、新井さんはどう思われますか?

新井さん 私は、ステキだなと思いました。うちは父親と妹もゲームが大好きで、新作が出ると、「買うか買わないか、どこで買うか?」と家族会議を開くくらいです。将来のダンナさんも、ゲームが大好きな人だったらと思います。ゲームをするときだけ鋭い目になる、そのギャップとかはカッコいいですよね。ゲームじゃないにせよ、何かに集中して前を向いて上を目指していく姿は、ステキだなと思います。

――今回CYCLOPS OSAKAが優勝した要因はなんでしょう?

Claire選手 練習量を逆に減らして、まず選手のコミュニケーションを重視した部分です。ゲーム中にそれぞれが思っていることが違うことが多く、それをまとめることに重点を置きながら練習したことが、大きかったのかと思います。

――これからプロゲーマーを目指す人たちに、何かアドバイスはありますか?

Claire選手 僕は『オーバーウォッチ』をプレイし始めて2年ほどになります。最初の1年間はまったく結果が出なかったのですが、2年目には世界大会のメンバーに選ばれました。最初にいろいろ悩んだり考えたりしたことにより、結果が付いてきたと思うので、すぐにあきらめずに、いろいろ見かたを変えるなどしてほしいです。あきらめなかったらいいことあるな、とは思ってます。

あつや選手 プロゲーマー=ゲームがうまい、そういうイメージでしょうし、実際そんな部分もあります。でもそういった技術面だけではなく、人間的な魅力というか、周りとしっかりコミュニケーションを取ることも必要です。人として内面を磨くようなことは、eスポーツにおいても役立つのではないでしょうか。

フェンリっち選手 ひとつの目標を決めて、楽しくできる環境を作りましょう。ゲーム友だちを増やすとかですね。そこから1歩先に行き、精神面・肉体面も鍛えていき、「この人とならプレイしたい」と思える人になれればいいのですが……自分はまだできてませんね。

新井さん 私は過去に事務所をクビになり、アイドルの道を閉ざされましたが、あきらめずにいまのグループを結成しました。あきらめなければ夢はかなうし、努力も報われると思うので、楽しむ&あきらめない、このふたつが大事だと思います。

Reijiさん バンドマンもプロゲーマーも、いばらの道という意味では同じですよね。本人たちがどんなにがんばっても、周りの環境がついてこないと厳しいので。外側から発信できる立場として、これから目指す人をサポートしていきたいです。

浜ロンさん 若手芸人が入ってくると、ますますノーチャンスになってくるので、ぜひ若者の皆さんはeスポーツを目指してもらいたいと強く思います。

――最後に主催側の立場として、eスポーツ大会の今後の展開などについて、筧さんのコメントをお願いします。

筧氏 eスポーツのイメージとしてよく言われるのは、「高額の賞金が掛かってて敷居が高い」ということですけど、要はゲームで競技をするだけのものです。家で遊ぶのもeスポーツだし、友だちと競うのもそうだし、誰もが参加できる大会を私たちが用意するのもそうでしょうし。今日、隣で行われている『バーチャファイター』の大会(※)も、コミュニテイーから発生して大きな大会になったわけです。みんなが気軽に参加できる大会、今日のような日本トップのプレイヤーが集う最高峰の大会、それぞれを楽しんでもらえればいいと思っています。

※同会場で行われていた、ビートライブカップ。いちゲームセンターの主催から、メジャー大会になったことで有名だ。

最後は登壇者が揃ってポーズ。中央の選手は左から、CYCLOPS OSAKAのClaire選手、名古屋OJAのあつや選手、CYCLOPS OSAKAのフェンりっち選手。また右端は、主催会社であるeスポーツコミュニケーションズ代表・筧誠一郎氏だ。

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