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「改善して欲しい部分があるとすれば、ライバル・マッチの……」『オーバーウォッチ』ryujehong選手ショートインタビュー【OWL】

 

Blizzard Entertainmentのアクションシューテイング『オーバーウォッチ』では、アメリカのカリフォルニア州バーバンクで、現地1月10日より国際プロリーグ“オーバーウォッチ リーグ”が開幕する。

『オーバーウォッチ』国際プロリーグ開幕を目前にTwitchでの配信などが発表。果たしてeスポーツチームは地域に根ざした存在になれるか?【OWL】

アクションシューテイング『オーバーウォッチ』の国際プロリーグ、“オーバーウォッチ リーグ”開幕を目前に控え、メディアデーが開催された。Twitchとの2年間のパートナーシップ契約による大会映像配信などが発表に。

その前日に行われたメディアデーにて、ソウル・ダイナスティ所属でアナの名プレイヤーとして知られるRyujehong選手にインタビューすることができたので、その模様をお届けしよう。

プロフィール

Je-hong “ryujehong” Ryu

オーバーウォッチ リーグでソウル・ダイナスティに所属するプロプレイヤー。『オーバーウォッチ』ではサポートを得意とし、前所属のLunatic-Haiから、オーバーウォッチ ワールドカップ2連覇、地域大会APEXでも2回の優勝を飾るなど、トップ選手のひとりとして知られる。

――そもそもどうやってプロキャリアを始めることにしたんですか?
ryujehongカウンターストライク』(PC用オンライン対戦型FPS)をプレイしていた18歳の頃に、試合していて“プロゲーマー”って仕事があると聞いたんです。配信なんかもあっていいらしいぞと。そういった事情があって『スペシャルフォース2』(同)を始めることにしたのがきっかけですね。

――このチームの前身は世界的強豪チームのLunatic-Haiで、あなたも同チームに所属していましたが、そこに加わった経緯は。
ryujehong Lunatic-Haiは僕が『カウンターストライク』をプレイしていた頃からすでによく知られていました。それでチームがプレイヤーを探しているというタイミングでコンタクトを取って、加わることができました。
(チーム関係者が補足) そしてLunatic-HaiがほぼそのままKSV eSports(編注:アメリカのモバイルゲームメーカーKabamの共同設立者であるKevin Chou氏が代表)によって買収されて、ソウル・ダイナスティーとなったといったところですね。

――このチームが強いと思える部分、ベストだと思う部分はなんですか? あるいはまだまだ改善したい部分でも。
ryujehong まず僕らの強みだと思う要素は、チームワークとプレイヤー同士の連携の強さですね。全員韓国人のチームだから韓国語でスムーズにコミュニケーションできるということもあります。そして改善しなきゃいけない所は……まだ今は思い当たらないかな?(唐突に大胆な発言に一同笑)

――どんなチームやプレイヤーに警戒していますか?
ryujehong このリーグに参加しているチームは世界でもベストの強者ぞろいだと信じているから、ここだけを特に警戒しているということはないです。でもそんな中で、ヒューストン・アウトローズは注意を払うべき存在ではないかと感じてます。

――ゲームについて、もし改善して欲しいことを選ぶとしたら何ですか?
ryujehong ライバル・マッチですね。これをロール(役割)ごとに指定してマッチメイクするようにすればよくなるんじゃないかと思うんですが。というのも、今はライバル・マッチで(編注:例えばマッチメイクされた同士で得意なロールがかぶっていたりした時に)切り替えて選んで機能できるのはサポートぐらいですよね。ロールごとになればこういうことは避けられます。

――さて、オーバーウォッチ ワールドカップでは韓国チームが勝ちました。韓国勢に強さを与えているものはなんだと思いますか? 例えばオンラインFPSの競技シーンの歴史が長いということが考えられます。あるいはそれと同じぐらいストラテジーゲームの蓄積があるのもいいのかもしれません。
ryujehong ご存知かどうかわかりませんが、韓国ではPC房(編注:PCゲームに特化したネットカフェのようなもの。90年代から急成長し、爆発的に広まった)が文化となって、子供が早い時期から競技ゲームに没頭するようになりました。それによってプロゲーマーがたくさん誕生したり、その質が向上した。このことが今でも大きいと思います。

――状況を察知して即座に反応する能力というのはプロレベルの戦いで非常に重要だと思うのですが、何かそういった察知能力が鍛えられるのに役立ったと思うことはありますか?
ryujehong 19歳の頃ですが、AoSと呼ばれるジャンルがありました(編注:後のMobaジャンルに繋がっていく、RPG要素とRTS要素が融合したゲーム。『スタークラフト』のカスタムマップ“Aeon of Strife”が語源)。『Avalon Online』とか、そういったゲームです。FPSではないのですが、他のプレイヤーとうまく協調して戦わなければいけないという点では『オーバーウォッチ』に繋がる部分があります。あれで状況をいち早く察知する能力が本当に鍛えられたと思いますね。

――もしプロプレイヤーでなかったとして、ただ楽しむだけのためならどのヒーローを選びますか?
ryujehong 実際、アーケードモードでただ楽しみたい時なんかはゲンジを選んでますね。でもライバル・マッチでは楽しさ優先で選ぶことはまずないです(笑)。

――では最後に、リーグ開幕へ向けて日本のファンへのメッセージなどを。
ryujehong 日本には『スペシャルフォース2』の大会で行ったことが2度あるんですが、非常に楽しかったことを今でも覚えています。今度のリーグでも日本の皆さんに応援して頂けることと信じています。いつも応援ありがとうございます。僕らと一緒に戦いましょう。アリガトウ(日本語で)

 

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