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【鉄拳7】たぬかなが圧巻の強さで優勝して最強女王に!【STARGAMERS COMMUNITY FESTIVAL GIRLS ONLY BATTLE】

2019年12月21日、東京・中野にて女性プレイヤー限定の『鉄拳7』大会“STARGAMERS COMMUNITY FESTIVAL GIRLS ONLY BATTLE”(以下SCFvol.5)が開催された。

「鉄拳日本最強女王決定戦」とも呼べる本大会は、新キャラのリロイを使い、参戦して間もないながら徹底したやり込みで高いポテンシャルを引き出した「たぬかな」が優勝。

本項では大会の模様の振り返りやイベントのレポートをお送りする。

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“STARGAMERS COMMUNITY FESTIVAL GIRLS ONLY BATTLE”決勝大会概要・結果

■開催地 東京・Red Bull Gaming Sphere Tokyo

■大会形式 シングル戦、3試合先取制シングルエリミネーショントーナメント

■大会動画アーカイブ

OPENREC.tv(独占配信) スタダGG!公式チャンネル

■大会公式HP

順位 プレイヤー名(使用キャラ)
優勝 たぬかな(リロイ)
準優勝 めーこ(アリサ)
3位 RUKA(ラッキークロエ)
4位 さきお(クラウディオ)
5位 ゆうゆう(リロイ)
5位 ゆりを(飛鳥)
5位 リト(飛鳥)
5位 瑠璃たゃん(リリ)

 

トーナメント表

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強豪女性プレイヤーが集まる中、新キャラのリロイが大暴れ!

本大会の決勝トーナメントは、2019年3月に行われたオンライン大会“SCFvol.3”及び10月に行われた“SCFvol.4”の各上位3名と、当日予選通過者2名を合わせた計8名により行われた。

第1回戦結果

瑠璃たゃん(リリ)vs さきお(クラウディオ):2-3

めーこ(アリサ)vs リト(飛鳥):3-1

RUKA(ラッキークロエ) vs ゆりを(飛鳥):3-0

たぬかな(リロイ) vs ゆうゆう(リロイ):3-0 

第1回戦 第4試合 たぬかな vs ゆうゆう

事前のくじ引きで決められたトーナメントが発表され、全員の目を引いたのは第1回戦最終試合となる「たぬかな」と「ゆうゆう」。8名の中で数少ないプロゲーマー同士が1回戦でぶつかり合う要注目のマッチアップとなった。

二人はシャオユウがメインキャラであり、それに加えて数少ない女性プロである両名。いつしか「ライバル」と呼ばれる両名はなんと新キャラのリロイを選択。リロイは2週間前に新シーズンへアップデートした際に追加された完全オリジナルのキャラクターであり、プロ同士が申し合わせたように選んだことから会場の盛り上がりは一気に最高潮に達した。

試合内容では序盤こそ「ゆうゆう」が積極的な攻めでラウンドを連取するものの、確定反撃や空中ヒットからのアドリブコンボ、運びから壁コンボへの繋ぎといった攻略レベルの高さを見せた「たぬかな」が終始ペースを握り、短期間ながらも非常に完成度の高い内容でストレートで勝利した。

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スクリーンショット 2019-12-22 23.17.27       たぬかなのリロイが最適解の確定反撃を決めたシーンでは解説のノビも舌を巻いていた。

準決勝 第一試合 さきお(クラウディオ) vs めーこ(アリサ)

試合の中で相手の動きに合わせて戦いかたを変えていく「さきお」のクラウディオに対して、中距離から積極的な仕掛けでリターンを狙いに行く「めーこ」のアリサ。

序盤はアリサの積極性が功を奏し2セットを連取するも、クラウディオが鋭い割り込みから大ダメージを奪ったのを皮切りに今度はクラウディオがオフェンスに回る展開に。クラウディオは細かい技からの展開を重視しダメージを重ね、アリサが大きな読み合いを仕掛けられないような動きで2セットを取り返す。

最終セットは読み合いが一巡し一進一退となるも、佳境となった3ラウンド目終盤にアリサが渾身のレイジドライブを決め、続くラウンドも積極的な姿勢を崩さないことでギリギリの勝負を制した。

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スクリーンショット 2019-12-22 23.57.41         クラウディオに対応されながらも攻めを緩めることなくガードをこじ開けたアリサ。

準決勝第二試合 RUKA(ラッキークロエ) vs たぬかな(リロイ)

使い手が少ないラッキークロエと新キャラのリロイという展開が読みづらいマッチアップは、序盤リロイが矢継ぎ早に攻めることで対応に慣れないクロエ側は自分本来の動きを封じられてしまう。

途中パワークラッシュやレイジアーツの割り込みでリロイの猛攻を捌くことに成功するも、リロイ側は鋭いスカ確からのコンボや壁際でのプレッシャーでクロエを封殺。セットカウント「1-3」でたぬかなが決勝へ進出する。

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              中距離からプレッシャーを掛け、攻めを継続するリロイ

3位決定戦 さきお(クラウディオ)vs RUKA(ラッキークロエ)

クラウディオは中距離での牽制を主体にクロエが得意とする近距離戦に持ち込ませないような立ち回りをするものの、攻めに回った際の行動が置き技や下段捌きで対処されてしまい逆に大きなダメージを負ってしまう。

それにより手が出しづらくなってしまったクラウディオの動きをクロエ側は的確に察知し大胆に踏み込むことでプレッシャーを与えながら持ち味である近距離戦を作ることに成功し、3試合に渡って合計8ラウンドを連取する。その後クラウディオもラウンドを取り返すものの出来上がったクロエのペースを覆すまでには至らず「0-3」でRUKAが3位を獲得した。

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            リターンの大きい技を意識させることが近距離戦への布石となった。

決勝戦 めーこ(アリサ)vs たぬかな(リロイ)

リロイは有利な状況からホーミングを多用したり、アリサの連係の隙間を縫ってカウンターを当てるなど、力押しだけではなく的確なキャラクター対策で差をつけていく。

アリサも中距離でのリターン重視の置き技や勝負所でのレイジアーツで戦況を覆そうとするも、圧倒的な火力と手数のリロイの前に苦戦を強いられてしまう。

最後は攻めようとしたアリサに最速の割り込みでカウンターを取ったリロイが、最後までペースを渡さず「0-3」で勝利。見事「たぬかな」が鉄拳最強女王の座を手にした。

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スクリーンショット 2019-12-22 22.14.08            終わってみればストレート、プロとしての矜持を見せつけた。

決勝大会では女性限定イベントならではの女性が輝くサポートや企画が実現

本大会には“三和電子株式会社”、“G-SQUARE”、“AKRacing”といったゲーマーならご存知の協力会社から副賞が提供されたのに加え、女性ファンション誌“Ray”誌(主婦の友社)とのコラボ企画も実現。この企画は“女性プレイヤーが輝く企画”と題して、決勝大会出場者の8名にメイクスタッフが付き、ヘアメイクを始めとした“大会をより華々しく飾る”演出が施された。

またそれに加えて優勝者の「たぬかな」へは“Rayと輝くプロジェクト”というスタイリストが選出した4種類のコーディネートから視聴者のアンケートにより1種類を選び、プロによるトータルプロデュースの上で“Ray Web”で特集記事が組まれるという“Ray賞”も授与された。

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IMG_1393表彰式には“Ray”(主婦の友社)編集部の時田氏(左)とスタイリストの稲葉氏(右)が登壇し、企画趣旨や各コーディネートの説明が行われた。

実況ゼウガル、解説ノビ 大会総括インタビュー

華々しくも熱い戦いが繰り広げられた本大会を盛り上げたのは実況の「ゼウガル」と解説の「ノビ」のお二人。そんなお二人へイベント終了後に大会及びイベントの総括のコメントをもらった。

IMG_1419                熱い戦いのMCを務めたノビ(左)とゼウガル(右)

 

ーー今日は熱い戦いがたくさん繰り広げられましたが、大会全体を通しての総括はいかがでしょうか?

ノビ

優勝した「たぬかな」からプロとしての意地を感じられたのが良かったですね。今まで魂のキャラとして使い続けていたシャオユウを使わず、リロイを選んだっていうのはそれだけ勝ちを優先して考えた末の答えであり、その上で結果を出したので素晴らしかったと思います。そういった貪欲な姿勢が今日の優勝に繋がったんだと思いますね。

ゼウガル

「勝つべくして勝った」って感じですよね。数少ないプロっていう立場もあってプレッシャーもあったはずなんです。その上現状で抜群に評価の高いリロイを選んだっていうのは本人にとってリスクだったと思うんですけど、それらを乗り越えて勝利したっていうのが良かったですね。

 

ーーおふたりから見たリロイの評価はいかがでしょうか?

ノビ

全ての技が高性能なので強いのは間違いないですね。最近ランクマッチに潜るとリロイと当たる機会がめちゃくちゃ多いんですよ。個人的にそれは問題ないんですけど、このままの状態で大規模な大会が行われて配信でリロイばっかり映ってしまうことで見る人が飽きてしまったり、つまんなく感じてしまうことに懸念を抱いていますね。

ゼウガル

ランクマッチに関しては本当にそうですね。同じマッチアップが続くことでゲームとしての楽しみ方が狭まってしまうのは勿体ないと思います。見る側としてもそれぞれのキャラクターの個性を観て楽しむのではなく、「リロイvsリロイ」はどんな深い読み合いが行われていているのかみたいなマニアな楽しみ方になっていっちゃいますよね。

 

ーー本イベントは他で見られないような「女性向け」のイベントでしたが、お二人から見てこのようなイベントに参加した印象はいかがでしたか?

ノビ

レベルの高い試合がたくさん観れて楽しかったですね。格闘ゲームの中で『鉄拳』って一番女性が多いタイトルだと思うんですよ。他のタイトルにも当然居るは居るんですけど、楽しく遊ぶ方が多い印象なんですね。それと比べると『鉄拳』の女性プレイヤーってガチで取り組んでいる人がかなりの数でいるんです。だから当然レベルが高くさらにはコミュニティも広がっていっています。その流れの中に今回のようなイベントがあるのは彼女たちにとっても嬉しいことだと思いますね。

ゼウガル

女性プレイヤーって「キャラクターが可愛い」っていうところから始める方が多いんですよ。当然ゲームなんで勝ち負け以外に楽しみ方があって良いんです。一方で今回のように強い女性プレイヤーが観られるっていうことは、今後無差別の大会に「たぬかな」さんが参加した時に「どこまで勝ち進んでくれるんだろう」っていう期待が持てると思うんですよね。なので今後もこのようなイベントは続いて欲しいですよね。

記者の目

「たぬかな」はその強さもさることながら、“女性プレイヤーを背負って立つ”と言わんばかりの振る舞いが印象的で、その意識からくる取り組みが強さの源泉なのではないかと感じた。2019年の『鉄拳』は「パキスタン」がキーワードとなる激動の一年だったが、本イベントを取材すると来年はもしかしたらそれが「女性」なのかもしれないという期待を抱かせてくれた。

そういったことでは2020年1月に行われる一年最初の大規模大会“EVO Japan”は要注目だ。女性プレイヤーたちの活躍はもちろんのこと、新キャラクターの参戦により情勢がどのようになるかぜひみなさんもチェックして欲しい。

 

ライター:ベックス

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