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【DOTA2】海外大会で3勝2敗の戦績を残したTeamMay「日本代表チームが海外で勝ち星をあげたのは僕たちが初めて」【IeSF】

2019年12月12~14日にかけて、韓国・ソウルにて、国際eスポーツ連盟IeSFが主催するesports世界大会“第11回eスポーツ ワールドチャンピオンシップ”が実施。世界47ヶ国と地域が参加し、『eFootball ウイニングイレブン 2020』(以下、『ウイイレ2020』)、『鉄拳7』、『DOTA2』の3タイトルを公式競技種目として争う。本稿では、『DOTA2』日本代表として戦った“TeamMay”の戦績とインタビューをお届けする。

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DOTA2日本代表「TeamMay」

これまで日本の『DOTA2』コミュニティーは、国際大会で勝利したことがなかったそうだ。しかし、度重なる機材トラブルで急遽スケジュールが大幅に変更されるだけではなく、大会会場が変更になってしまうという前代未聞(?)な出来事に見舞われたにも関わらず、集中力を切らさず念願の1勝をもぎ取る快挙を成し遂げた。しかも、その後も海外チームと対等にわたり歩き、最終的に3勝2敗で予選のSwiss Roundを終えた。セミファイナル進出は叶わなかったものの、国内チームとしては歴史的な戦果を挙げ、最終的に日本の総合優勝の一助となった。

第11回eスポーツ ワールドチャンピオンシップ 『DOTA2』部門 日本代表結果

日本代表チーム  TeamMay(Suan, Arab, 野球犬, うたたねかえる, toyomaru)

日本 × 0-1 ○ チェコ
日本 ○ 1-0 × アゼルバイジャン
日本 ○ 1-0 × イスラエル
日本 × 0-1 ○ フィンランド
日本 ○ 1-0 × スイス

3勝2敗

※全組み合わせ表

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DOTAの大会は度重なるトラブルのため、急遽会場が変更となった。
写真は変更後の会場となったPCバン。
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なぜ最初からこの会場にしなかったのか?と思うほど、設備がよさそうなPCバン。
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TeamMay インタビュー

――大会お疲れ様でした。試合を振り返っての感想はいかがですか?

Suan 今回このチームで海外大会に出場するにあたり、“1勝”が目標でした。しかしすべての試合を終えたら3勝という、目標を遥かに上回る結果を残すことができました。何よりも海外での1勝を達成できたことと、日本から応援してくれた方々の期待に答えることができてうれしいです。

Arab 日本は世界的に見て『DOTA』のレベルが高くありません。1勝を目指していましたので、3勝2敗という結果は自分たちも驚いています。これからのモチベーションにつながる結果だと思います。もちろん、セミファイナルには残りたかったという悔しい気持ちはあります。

――今大会の勝利は『DOTA』コミュニティーにとって歴史的な1勝なんですね。

Arab はい。日本の『DOTA』の歴史では、海外大会でこれまで日本のチームは一勝もできていませんでした。

Suan 日本代表チームが海外で勝ち星をあげたのは僕たちが初めてなんですよ。

――日本の『DOTA』コミュニティにとって前人未到の領域ですね。

Suan 1勝するだけではなく、勝ち越していますし、それについて文句はありません。ただ、やっぱりこのメンバーでセミファイナルに進みたかった思いはあります。

Arab 最初の試合を落としていて、もしそこで勝っていたらもっと強いチームにあたったのでこの戦績にはならなかったかもしれません。しかし対戦内容では手応えを感じました。

――次のレベルを目指す一歩になりましたね。

Suan 僕らとしてはついにスタートラインに立てたという気持ちです。日本の『DOTA』も捨てたもんじゃないです。

――大会では機材の不調が頻発し、途中で大会会場が変更になるほどのトラブルが起きました。チームとして動揺することはありませんでしたか?

Suan 最初の試合からポーズがかかるなどのトラブルが相次いで、2試合目以降はどのチームもまともに試合ができない状態でした。これだけトラブルが頻発すると動揺するというより途中からみんな笑いだしました(笑)。最終的には会場全体のPCが落ちていましたから。

Arab すごかったですよ。メンバーが横から順番にブルースクリーンになり、「ブルスクのリレーがはじまった! つぎはお前だぞ」と(笑)。

――そんなトラブルが起きる中で目標を達成できたのはすごいですね。

Suan ありがとうございます。初日はその影響で1時間近く待たされることもありながら、1勝できたのは大きかったです。みんなよく耐えたと思います。

――では次に、日本代表として戦った感想はどうでしたか?

Suan 日本の『DOTA』コミュニティーからはたくさんの応援をいただきましたが、きびしい目で見ている人もいますので日本代表というプレッシャーはありました。

――海外を相手にしての三勝の勝因は何だったと思いますか?

Suan 対戦相手の情報がほとんどないため、受け身では勝てないと思ったので、こちらのやりたいことを貫きました。

Arab 練習してきた内容を試合で発揮できたと思います。ゲームメイクがよく、僕らの戦法が海外でも通用しました。日本でプレイしていると、どうしても対戦相手が少なく、さまざまな戦略を比較することができないので、国際大会で通用することがわかったのは大きな収穫です。日々練習してきたことが間違っていなかったとを証明することができてうれしいです。

――国内では練習相手が少ないのでしょうか?

Suan そうですね。アジアはアジアで対戦相手を探すサーバーがありそこで相手を見つけて練習しているのですが、みんな自分たちの実力を“盛って”申告するので、なかなかちょうどいい相手と練習することができないんですよ。

――そうやって苦労しながらも練習してきた仲間と世界の舞台で戦えたのはいかがでしたか?

Suan やっぱり、5人でオフライン大会に出場するのはすごく楽しかったです。

Arab 僕らはメンバーのバランスがとてもいいんですよ。おとなしい人もいますし、言うことはハッキリ言う人も居ます。チーム内で課題が生まれることもあるのですが、そういったことはコーチを付けてもらってから改善されるようにもなりました。

――では最後に締めのメッセージをお願いします。

Suan 今回は海外で3勝できましたが、以前開催された日本代表を決める国内大会で僕たちは2位でした。僕たちの目標は海外での1勝と日本一になることで、まだ日本一は達成できていないんです。今回、日本一ではない立場で日本代表となるのはメンタル的につらい部分もありました。傍から見たら「日本代表なのに国内大会で負けている」状態なので、その点では今回はどうしても勝ちたかったです。次は日本一のチームとして胸を張って海外に挑戦したいです。

目標にしていた海外大会での1勝を達成できました。Twitterでは多くの応援ツイートを頂き、その期待に答えられてよかったです。応援ありがとうございました。

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