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【サムライスピリッツ】SNK最大級コミュニティーイベント”KOFes 2019”が開催――『サムスピ』部門は「Laggia」が優勝!

 2019年12月7日~8日に東京・秋葉原にてSNKファン向けの総合イベント“The King of Festival 2019”(以下KOFes 2019)が開催された。イベント2日目には公式世界大会への道となる”SWC Japan Tour”の予選大会を実施。多くのSNKファンが集まるイベントという事もあり、大会には数多くの強豪プレイヤーが集まり熾烈を極めたが、その激闘の末『サムライスピリッツ』部門では「Laggia」が見事優勝を果たした。本項ではその大会の模様やイベントレポートをお伝えする。

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         『SAMURAI SPIRITS』 だけでなく『KOF XⅣ』でも活躍する「Laggia」が優勝!

“KOFes”とは?

“KOFes”とはSNKの人気タイトル群の大会を始めコスプレ、グッズ展示などSNKファンに向けた国内最大級コミュニティイベント。2019年はさらに「SNKサウンドチーム」によるライブも行われた。

2日目に行われた『SAMURAI SPIRITS』と『KOF XⅣ』のシングル戦は公式世界大会“SNK WORLD CHAMPIONSHIP”の日本代表を決める“Japan tour”予選であり、それぞれ上位2名ずつがファイナルへの出場権を獲得する。

KOFes 2019 『SAMURAI SPIRITS』部門 大会概要・結果

■会場 東京・秋葉原 オノデン本館 5F イベントスペース「エンタス」

■大会形式 シングル戦、2試合先取制ダブルエリミネーショントーナメント

■大会動画アーカイブ Youtube(3:57:00〜)

イベント公式HP

■大会結果

順位 プレイヤー名(使用キャラクター)
優勝 Laggia(シャルロット、十兵衛) ※SWC Japan tour ファイナル出場権獲得
準優勝 K2(右京) ※SWC Japan tour ファイナル出場権獲得
3位 BON(ダーリィダガー)
4位 gamera(色)

 

有力プレイヤーが早々に敗退する混戦模様。その中で活躍したのは高い集中力による対応を見せ続けた「Laggia」のシャルロット!

 本大会は都内で行われたこともあり、数多くの有力選手がエントリー。その中にはすでに世界大会への切符を獲得している「SCORE」や日本代表予選ファイナルへの切符を獲得している「エムジマ」の姿も。

 有力プレイヤー同士の戦いは予選プールの早い時点から行われ、切符持ちの両名も道半ばにして敗退。そんな混戦模様を潜り抜けてきたのは直近の大会でも好成績を残している「Laggia」や「K2」、「gamera」に加えて“KOF”シリーズを中心にSNKタイトルで活躍する「BON」という顔ぶれ。神奈川で行われた“NESiCAxLive CUP 2019”や大阪で行われた“YUBIWAZA CUP”と比べると閑丸の活躍があまり見られない形となった。

ウィナーズファイナル K2 VS BON

トップ4の時点で“SWC Japan tour”ファイナルへの出場権を持つ選手が居ないため、上位2名に出場権が付与されることに。まずその一つ目の枠を決めるべく行われたウィナーズファイナルは強豪プレイヤー「SCORE」を撃破して勝ち上がってきた「K2」と「tahichi」や「gamera」といったディフェンスが優秀なプレイヤーを突破して勝ち上がってきた「BON」の試合に。キャラクターとしては右京とダーリィダガーのマッチアップだ。

ダーリィはジャンプ強斬りの判定が非常に優秀で、この飛び込みを起点に立ち回りを構築するオフェンシブなキャラクター。それに対し右京は踏み込み蹴りによる奇襲を盾に相手を容易に近づかせずどっしりと構えながらの迎撃を得意とする。

第一試合ではダーリィの飛び込もうとする間合いを右京が絶妙に管理し、ダーリィの飛び込みを右京が「跳び退きツバメ返し」や「しゃがみ中斬り」、「後ろジャンプ中斬り」で確実に対処。

それに対してダーリィは能動的に動いても効果がないと判断し待ちに切替えるものの、その切替えを機敏に汲み取った右京が「踏み込み防御崩し」と「踏み込み〜跳び退きツバメ返し」を華麗に使い分け試合を先取。

続く第二試合は右京の前に出るタイミングでダーリィが飛び込むことで本来の持ち味を発揮し取り返す。そして最終試合はお互いの読みが周り続け一進一退となるものの、最後残りコンマ数秒の状態からタイムアップ狙いで後ろジャンプで逃げようとしたダーリィを右京が渾身の前ジャンプ中斬りを決め、劇的な逆転勝利を収めた。

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      ギリギリまでダーリィが体力で勝っていたもののまさかの逆転。二人の表情がその心境を物語る。

ルーザーズファイナル BON vs Laggia

「BON」がルーザーズに落ちた先に待っていたのはウィナーズTOP8で「SCORE」に敗れた後ルーザーズを泳いできた「Laggia」。ダーリィとシャルロットの戦いに。

複数の優秀な牽制を武器に堅実な立ち回りをするシャルロットに対し、ダーリィが落としづらいめくりを狙って攻め込む形がこのマッチアップでよく見られる光景だ。

第一試合ではまさにそのような場面が見られるものの、シャルロットは相手の飛び込みを「後ろジャンプ中斬り」で対処し、自分が画面端に追い込まれたら早めの位置入れ替えを狙う徹底して付き合わないスタイルを選択。これを実践するには精密な距離管理や鋭い反応が必要で文章で表現する以上に難しいのだが、そこは若手でありながら多くの強豪を倒してきた「Laggia」のプレイヤー性能が可能とさせる。

先取したシャルロットは第二試合でも落ち着いた立ち回りを見せ、途中ダーリィが高難易度のコンボや渾身の「弾き返し〜秘奥義」で巻き返しを狙うも、逆転までには至らずストレートでシャルロットが勝利。

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 勝負所で武器飛ばしを食らってしまったシャルロットだが、それでも慌てず最後は防御崩しに不意打ちを合わせて勝利。

グランドファイナル K2 vs Laggia

最後はともに時間を使った立ち回りを得意とする右京とシャルロットの戦いに。

ここでは右京の「防御崩し」と「ツバメ返し」の二択の距離に入らせないように、シャルロットが牽制をチラつかせながら少しずつ前に歩くという構図に。

シャルロットはもともと体力が高く逆に右京は低いため、一発の牽制によるダメージがシャルロット側優位に働きやすく、シャルロットはその体力的優位を起点に右京がリターンを取りに来るポイントを正確に把握しさらにダメージを重ねていく。

右京側もウィナーズ側である優位を活かして、臆することなく攻めることで相手にプレッシャーを掛けようとするものの、シャルロットの集中力を乱すまでには至らずストレートでリセット。

リセットしてからもシャルロットの勢いは続き、精神的に優位と見るや「防御崩し」や「弾き返し」といったオフェンシブな行動を成功させペースを掴み続け、結果的にルーザーズファイナルから一試合も落とすことなく、圧倒的な強さで優勝を決めた。

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       残り時間14秒にしてファーストヒットが発生。相打ちのダメージ差でシャルロットが有利に。

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        最後の最後まで集中力を切らさず、相手の動きに対応し続けたシャルロットが優勝!!

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KOFes レポート アイキャッチ

 優勝した「Laggia」と準優勝の「K2」はそれぞれ日本予選ファイナルへの切符を獲得。オリジナル色紙も贈呈された。

イベントにはお笑いコンビ「NOモーション。」や声優の「劉セイラ」、SNKサウンドチームも参加!!

 本イベントでは冒頭にある通り、大会選手だけでなく幅広いSNKファン層が楽しめるコンテンツが多数用意されていた。

 それらのMCには“太秦上洛まつり”に引き続き出演となった格闘ゲームキャラクターのモノマネでおなじみのお笑い芸人コンビ「NOモーション。」や『KOF XⅣ』では明天君役を、『SAMURAI SPIRITS』では呉瑞香役を演じている声優の「劉セイラ」が出演。

コスプレコンテストではコスプレイヤーたちがステージに上がり、アピールタイムで往年のシーンのモノマネをするなど芸人顔負けの姿を披露。

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 ファンイベントだからこそうってつけなモノマネで楽しませてくれる「NOモーション。」と声優の「劉セイラ」さん。

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      コスプレではサムスピ最新作のラスボスである「静御前」も登場!4人合わせて最優秀賞を獲得! 

 イベントの最後にはSNKサウンドチームによるミニライブが行われ、『KOF』シリーズや『サムスピ』シリーズの往年の名曲が披露され、会場は大いに盛り上がった。

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             アンコールでは劉セイラさんも参加し、会場の熱気は最高潮に!

 大会に参加する競技、対戦思考のガチなプレイヤーからソシャゲをきっかけに足を運んだ新規ファン層など幅広い層が「SNK」をキーワードに集まったファンイベントは大盛り上がりの末大成功を収めた。

 

 筆者としては昨今の「e-Sports系イベント」と違い、いろいろな表現方法でゲームに情熱を注ぐユーザー同士が、普段あまり接点が無いながらも本イベントのような形で交流し、それによりさらにコミュニティが発展していくような流れに一つの展望を見た。

 競技としてだけではなくエンターテイメントとして、本イベントのようにいろいろな人たちが楽しめるようなコンテンツが増えていくことこそが格闘ゲームやe-Sportsの発展にとって大事なのだろうと思う。

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