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PCゲーマー向けブランド「GALAKURO GAMING」と「FAV gaming」のコラボモデルグラフィックボード「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」を徹底レビュー

PCゲーマー向けブランド「GALAKURO GAMING」が発売する、プロゲーミングチーム「FAV gaming」とのコラボモデルグラフィックボード「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」。本稿では、東京ゲームショウ2019での情報解禁から実機の徹底レビューまでをお届けする。

東京ゲームショウ2019のFAVgamingファンミーテイングにて情報解禁

「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」は、9月15日(日)に東京ゲームショウ2019のギャラクシーマイクロシステムズブース内で実施されたFAV Gamingのファンミーティング「GOOD LUCK FAV FUN MEETING」で情報解禁がされた。

商品パッケージには、選手写真とFAVgamingユニフォームをモチーフとしたデザインがされており、日本国内では初のプロゲーミングチームのグラフィックボードコラボパッケージとなるため、選手たちも嬉しそうな表情を見せた。

今回「GOOD LUCK FAV FUN MEETING」に出演したShuとChloroForMは、選手写真がパッケージデザインに掲出されていないが、ユニフォームデザインあしらわれている面のシルエットイラストがShuとChloroForMでなのではないかという疑惑を話題にしており、真相は是非商品を手に取って確認してほしい。

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ファンミーティングに出演したFAVgamingのメンバー

コーチングセッションなどを実施した「GOOD LUCK FAV FUN MEETING」には、参加を希望する多くのファンが駆けつけ、会場が熱気に包まれていた。

注目のコーチングセッションでは、来場者と選手を交えたカジュアルマッチを実施。eスポーツキャスターとしておなじみのMC馬人氏とFAVgamingのリーダーShiNが実況・解説を務め、息の合った掛け合いで会場を盛り上げていた。また、試合の空気感を垣間見れるように、プレイ中のボイスチャットが会場に公開されるという、ファンにはうれしい演出も。これには来場者も興味津々の様子。

そして、プレイ中はOdeNMisoがオペレーターにHIBANAを選択し、ブリーチングペレットをスムーズに使って“落とし戸”を破壊すると「見せ場がなかった」というShiNからのツッコミがあるなど、コーチングセッションは終始和やかな雰囲気で行われた。(現在FAVのコーチを務めるOdeNMisoは選手時代、試合中にHIBANAを使用した際、オペレーターのアップデートを失念したためペレットの割り方を誤るという珍場面を披露し、R6Sファンを沸かせた過去を持つ)。

最後に、「GOOD LUCK FAV FUN MEETING」を通して、ShiNからファンの皆様へ

「どれだけ練習するべきかの基準は、人に教えられるぐらいになること。ちゃんとアドバイスできるぐらいレベルを上げていくので、応援よろしくお願いします」という言葉とともに今後の意気込みを伝えた。

↑コーチングセッションなどのファンミーティングの配信アーカイブ

 

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ブースには多くのファンが詰めかけていた。
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ファンミーティング後の交流会でサインするFAVメンバー
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最後まで残っていただいたファンと一緒に記念撮影

 

グラフィックボード「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」を徹底レビュー

ここからは、グラフィックボード「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」の実力を徹底的に検証していくぞ。

ファンごとにLEDを独立制御できる美麗なグラフィックボード

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GALAKURO GAMINGのGeForce RTX 2070 SUPER搭載グラフィックボード「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」。
想定価格は6万6000円前後[税別]。11月下旬発売予定。

そんな経緯で誕生したGALAKURO GAMINGのグラフィックボード「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」。GPUはリアルタイムレイトレーシング(DXR:DirectX Raytracing)とDLSS(Deep Learning Super Sampling)を専用の回路で処理できる、最新Turing世代の「GeForce RTX 2070 SUPER」を採用している。グラフィックボードとしてのスペック(動作クロックなど)はすでに発売済みの「GG-RTX2070SP-E8GB/DF」と共通だ。

しかし、「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」ではGPUを冷却するクーラーが1ランク上のものに変更されている。グラフィックボードの中のチップはゲーム中に高熱を発するが、冷却ユニットを強化することで長時間ぶっ続けでプレイしても熱による性能低下のリスクを減らしている。単に外箱やシールを変えただけの半端なコラボモデルではないのだ。

また、ファンやサイドとバックプレートにある「GALAX」ロゴにはRGB LEDを備え、専用ソフトで幅広いカスタムが可能だ。写真を中心に外観から堪能していこう。

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「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」のパッケージ。
「FAV Gaming」ロゴなどで、店頭でも見つけやすいデザインとなっている。
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3連の冷却ファンを備えたクーラーが「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」最大の特徴。
冷え方にも期待が持てる。
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バックパネルは内部の基板が歪んで故障しないようにするための大事なパーツ。
ここに単なる黒い鉄板状のものを採用する製品が多い中、
「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」ではグロス仕上げでちょっと高級感を高めている。
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映像出力端子はDisplayPort×3、HDMI×1で「GG-RTX2070SP-E8GB/DF」と共通。
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補助電源(8ピン+6ピン)の仕様も「GG-RTX2070SP-E8GB/DF」と同じだ。
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クーラーのサイドにはGALAXロゴ。
ここにもRGB LEDが仕込まれており、好きな発光色やパターンで点灯させられる。
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背面のGALAXロゴはファンやサイドのGALAXロゴとは別系統で制御。
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冷却ファンは単なるファンだろ……と考えるのは大間違い。
ファンのブレード(羽根)が冷却力や静音性を決めるのだ。
「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」はGALAKURO GAMINGオリジナルの“WINGS”ファンを採用し、
エアフローと静音性を高レベルで両立、さらに帯電防止コーティング(ホコリが付きにくい)と防塵ベアリングで長寿命となっている。
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通電時にファンはRGB LEDによって美しく点灯する。
ファンの軸部分が発光するのでブレード全体が美しくライトアップされるが、
中央のファンのみファンを囲むリムの部分にもLEDが入っており、よりハデに光らせられる。

いまどきの「グラフィックボードがRGB LEDで光る」というトレンドは、しっかりと「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」でも押さえている。しかも、ただRGB LEDに対応しているだけではなく、本機の場合、なんとファン3基+サイドGALAXロゴ+背面GALAXロゴの5箇所の発光色&パターンをそれぞれ好きなように設定できる徹底ぶりだ。

ここでポイントとなるのはRGB LEDの発光制御方式だが、本機では32bitのARMプロセッサーを使った専用コントローラー「GM006」を搭載することで、CPUのパワーを一切使わずに制御している。操作はチューニング用ツール「XTREME TUNER PLUS」で行ない、常時点灯/ゆっくり点滅/カラーサイクルなど、合計23種類の発光パターンから好きなものが選べる。

特に3基のファンはそれぞれ違う色で光らせられ、「SNS映えするマシンにしたい!」という人にはうってつけのモデルと言える。もちろん、常時消灯も選べるので光らせたくないシチュエーションの時でも心配ない。

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同梱のチューニングツール「XTREME TUNER PLUS」。
いわゆるGPUのオーバークロック(OC)などを行なうツールだが、その中にRGB LEDの設定機能も含まれている。
基本操作は発光パターンや色を選んで「APPLY」をクリックすれば、設定が反映される。
なお、「RESET」を押せば、すべての設定がデフォルトに戻る。
こちらは「LED2」で背面のGALAXロゴの発光色とパターンを決められる。
ちなみに、「LINK」で全部のLEDを一括設定することも可能だ。
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「LED」では、サイドのGALAXロゴ及び3基のファンの発光色とパターンをそれぞれ設定できる。下部にある、「GALAX」、やファンの形をしたアイコン3つが連動しているのでわかりやすい。その左にあるアイコンは発光パターンで合計23種類ある。消灯「Off」もこちらから選べる。
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デフォルトの発光パターン「Aurora」。
ファン部分のレインボーが飛び抜けて美しい。
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ちなみにこちらは「FAN」でファンの回転数を「0」にした場合の写真。
WINGSファンの形状が発光と相まってかなりきれいだ。
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なお、ファンの回転数は左と中央の2基が「TURING FAN1」で設定でき、
右(ボード後端)のファンは「TURING FAN2」で独立している。
また、「AUTO」にすると、温度に応じてすべてのファンが自動で制御される。
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ファンのLEDを発光パターン「Static Color」ですべて白に統一してみた。
やや控えめなセッティングだが、これはこれで品があって大変良い。
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こちらは「Static Color」で信号機をイメージして発光色を緑、黄、赤に設定。
各ファンで独立して色が異なるのはやはりおもしろい。

 

3基のファンをそれぞれ異なる発光パターンで点灯させた動画。ファンの形状と発光パターンが相まって、時折逆回転しているように見えるのがおもしろい。

見た目だけじゃない! GeForce GTX 960の3倍を超える確かな性能

では「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」が実際のゲームでどの程度のパフォーマンスを発揮するのか、様々なベンチマークから検証してみよう。

比較対象として、DXRに対応するGeForce RTX 20シリーズとしては最下位のGeForce RTX 2060搭載グラフィックボードと、4年前の人気GPUであるGeForce GTX 960を準備した。GeForce GTX 960は「レインボーシックスシージ」の推奨環境にも挙がっているほどで、まだ相当数のユーザーがいると思うので、そろそろ最新のグラフィックボードに変更したい……と考えている人の参考になれば幸いだ。その他の環境は以下の通り。

【検証環境】
CPU:Intel「Core i9-9900K」(8コア/16スレッド、3.6~5GHz)
CPUクーラー:NZXT「Kraken X72」(簡易水冷、360mmラジエーター)
マザーボード:GIGABYTE「Z390 AORUS MASTER」(Intel Z390)
メモリー:G.Skill「Trident Z RGB F4-3200C14D-16GTZR」×2(DDR4-3200 8GB×4、DDR4-2666で運用)
グラフィックス:GALAKURO GAMING「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」、NVIDIA「GeForce RTX 2060 Founders Edition」、MSI「GTX 960 2GD5T OC」(GeForce GTX 960)
ストレージ:Western Digital「WDS100T2X0C」(M.2 NVMe、1TB SSD、システムドライブ)、Intel「SSD 660p SSDPEKNW020T8X1」(M.2 NVMe SSD、2TB、データ用)
電源ユニット:SilverStone「ST85F-PT」(850W、80PLUS PLATINUM)
OS:Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」(May 2019 Update)

 

最初に定番の「3DMark」のパフォーマンスをチェックしよう。RTX 2070 SUPERはDXR対応GPUなので、レイトレーシングを利用した“Port Royal”テストも試してみる。

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「3DMark」のスコア。

GeForce RTX 2060よりも格上なGeForce RTX 2070 SUPERを搭載する「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」が速いのは当然の結果だが、その差は歴然だ。スコアー比はテストの重さによるが、最も負荷の厳しい「Port Royal」テストではGeForce RTX 2060の4割増し、最も負荷の軽い「Fire Strike」テストでも2割以上スコアーが高くなっている。

そして、GeForce GTX 960との比較ではその差がもっと広がる。4K想定のテストである「Fire Strike Ultra」と「Time Spy Extreme」では約4~10倍のスコアーとなったが、これは4年前のGPUであることを考えると当たり前の話だ。

とはいえ、最もゲームで利用されるであろうフルHD&DirectX 11ゲームのパフォーマンス指標に使える「Fire Strike」のスコアーだけを見ても3倍強。旧世代GPUからの乗り換えを考えているなら、「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」は最適な1枚になるだろう。

続いてはFAV Gamingの活動タイトルとはやや離れるが、お手軽に実行できる「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」ベンチマークも試してみよう。画質は一番上の“最高品質”とし、解像度はフルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)の3通りとした。

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「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」ベンチマークのスコアー。

フルHDならばGeForce GTX 960でも“非常に快適”、つまり最上位の判定が出ているが、実際ベンチマーク中のフレームレートを見ると、以下の通りとなる。

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「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」、1920×1080ドット時のフレームレート。

GeForce GTX 960の場合、ベンチマークのフレームレートは60fpsを割り込むどころか、フィールドにおける集団戦闘シーンなどの重いシーンでは激しくフレームレートが下がる。19fpsともなればかなりカクつきが激しいフレームレートになるため、ワンミス即死の怖い戦闘シーンなんかではかなり心許ない。

だが「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」なら、全体平均でも144fps前後、重いシーンでも60fpsを割り込むことはなかった。安定したフレームレートが欲しい人には「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」は良い選択と言えるだろう。

続いては「Rainbow Six Siege」で試してみよう。画質は“最高”とし、レンダースケールは“100%”、つまりドット等倍のレンダリング&表示という設定にした。ゲーム内蔵のベンチマーク機能を利用して、こちらもフルHD、WQHD、4Kの3通り計測。

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「Rainbow Six Siege」、1920×1080ドット時におけるフレームレート。
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「Rainbow Six Siege」、2560×1440ドット時におけるフレームレート。
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「Rainbow Six Siege」、3840×2160ドット時におけるフレームレート。

GeForce GTX 960だとフルHDでも平均60fpsには届かないが、「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」なら最低フレームレートでも160fps以上。つまり、144Hz駆動などの高リフレッシュレートなゲーミング液晶ディスプレーのパフォーマンスをフルに引き出しながらプレイできるということだ。

瞬時の判断が必要になるシーンでは、「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」のパワーが有効な武器になるだろう。解像度をWQHDに上げても144Hz前後でプレイできるし、4Kにしても最低60fps以上で遊べる馬力を備えるのが頼もしい。

続いては「Apex Legends」でのパフォーマンスをチェックする。画質は全項目を最も重く設定し、トレーニングステージ内での一定のコースを移動した時のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。やはり、フルHD、WQHD、4Kの3通りテストしている。

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「Apex Legends」、1920×1080ドット時におけるフレームレート。
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「Apex Legends」、2560×1440ドット時におけるフレームレート。
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「Apex Legends」、3840×2160ドット時におけるフレームレート。

Apex Legendsの場合、フレームレートの上限があるため、フルHDでは「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」とRTX 2060の差は出ないが、解像度をWQHD以上にすると差が開いてくる。4Kでも平均84.7fpsと普通にプレイするには十分なフレームレートだ。

このように、GeForce GTX 960では画質を大きく落とさなくてはならない状況でも、「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」なら安定したフレームレートが出せる。特にフルHDやWQHDで高フレームレートを維持したい人には、「GG-RTX2070SP-E8GB/FAVgaming」は最適なチョイスとなるだろう。

※写真は開発中のものです。製品版ではステッカーデザインが「GALAKURO GAMING」となります。

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