2019年11月4日、神奈川県溝口にて、NESiCAxLive2で配信中のアーケード格闘ゲーム4タイトルを種目とする大型大会“NESiCAxLive CUP 2019”が実施。その競技タイトルのひとつ『サムライスピリッツ』部門はエムジマ(閑丸)が優勝し、世界大会“SNK WORLD CHAMPIONSHIP”の日本予選“SWC JAPAN TOUR”の出場権を獲得した。大会後にはエムジマにお話をうかがうことができたので、そのインタビューを掲載しよう。
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エムジマインタビュー

――優勝おめでとうございます。今の率直な感想はいかがでしょうか?
エムジマ 今回は大会形式がいままでに経験したことのない1試合先取制でした。『サムライスピリッツ』は1試合先取だと勝敗が安定しないため、運が良かったという思いがいちばんですね。自分のプレイングはなるべく運が絡まないように心がけていましたが、相手に一か八かの動きをされて負ける危険はあったので、そういった負け方をしなくて済んでよかったです。
――どのように運要素を減らしていたのですか?
エムジマ “防御崩し”(投げ)を狙わず、打撃のみでの立ち回りに集中しました。この点がリスク排除の面で大きく活きましたね。
――今回は閑丸の出場が多かったですが、閑丸同キャラ戦ではどういった点に気をつけていましたか?
エムジマ この同キャラ戦はジャンプ強斬りの被せ合いになることが多いため、その被せ合いをうまく噛み合わせてダメージを与えるところが勝負のポイントでした。加えて、やはり防御崩しです。相手の防御崩しの空振りを誘い、そのスキに狂落斬で反撃を狙う戦略が機能しました。
――なるほど。その戦略がトーナメントを勝ち上がった勝因につながったのでしょうか?
エムジマ そうですね。防御崩しは強いですが、避けられた場合には大きなスキが生じます。自分は防御崩しは狙わず、相手の防御崩しは避けて大きい反撃を狙うプレイがいい結果につながったと思います。
――トーナメントで一番辛かったのはどの試合でしたか?
エムジマ 準決勝のラギア戦です。最終ラウンドで大きな体力差をつけられたときには、じつはほとんど諦めていました。どこかで一閃をぶっ放してしまおうかとも思ったのですが、そこを我慢して少しづつ体力を奪い、最後に逆転できたのはうれしかったですね。
――最終ラウンドは空中から雷雨での削りでトドメを刺していましたが、狙い通りでしたか?
エムジマ はい、狙い通りです。雷雨は頭の頂点からガードさせないとあまり削れないため、しっかり頭にあたるように位置を調整して撃ちました。足元に当たっていたら削り切れなかったと思いますが、いい場所にシャルロットが来てくれて狙い通りに削ることができました。
――出場権を獲得したSWC JAPAN TOUR FAINALへはどのように準備していきますか?
エムジマ すでに出場を決めているベテルさんとはまだ対戦したことがありません。十兵衛戦は経験があるので大丈夫だとは思いますが、本番までに十分なキャラ対策を詰めていきます。これからしばらくは家庭用を中心に調整していきますが、ふだん通っているホームゲーセンでもいろいろな人に協力をお願いして、対策に付き合ってもらおうと思います。
――最後に読者に自由なメッセージをお願いします。
エムジマ 自分は本作から初めて『サムライスピリッツ』シリーズをプレイしました。それでも遊びやすく、難しいコンボはないですし、立ち回りだけ練習すればどのキャラでも戦えるぐらい簡単に対戦できます。ゲームセンターに行けば100円でプレイできますし、このゲームを触ったことが無い人はぜひ遊んでみて欲しいですね。『サムライスピリッツ』プレイヤーが増えてくれたら嬉しいです。
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