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国体初のesports大会に老若男女が大熱狂。『グランツーリスモ』、『ウイイレ』、『ぷよぷよ』の3種目で競い合った“全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI”をリポート

2019年10月5日~6日の2日間、茨城・つくば国際会議場にて“全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI”が開催された。

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本大会は、第74回国民体育大会“いきいき茨城ゆめ国体”の文化プログラムとしておこなわれた、“国体”初のeスポーツ大会。競技タイトルはレースゲーム『グランツーリスモSPORT』、パズルゲーム『ぷよぷよeスポーツ』、サッカゲーム『eFootball ウイニングイレブン 2020』の3種目だ。

参加選手は2019年4月~8月までの期間中に開催された代表戦を勝ち抜き、各都道府県の代表に選ばれた選手たち。開催初日の5日目は朝から夕方までかけて各タイトルで決勝へ向けての予選がおこなわれ、各タイトルともに、少年の部と一般(オープン)の部に分かれて実施。2日目となる6日には、決勝試合がおこなわれた。

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『グランツーリスモSPORT』

レースゲーム『グランツーリスモSPORT』では、少年の部(6歳以上~18歳未満)、一般の部(18歳以上)の2部門に分かれて大会を実施。タイムトライアルによるオンライン予選を経て、都道府県代表決定戦と茨城県特別先行予選大会を勝ち抜いた選手たちが、予選ブロックで競い合った。

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少年の部

少年の部のルールは、使用可能車種はGr.3クラス(現実でいうところの、GTレースで使用されるようなFIA-GT3クラス)。使用コースは富士スピードウェイで、周回数は5週とやや短め。グリッド順は、オンライン予選のタイム順となっている。

少年の部・決勝は、12名の各選手がランボルギーニ“ウラカン GT3 ’15”を使用ということで、マシンの性能よりも自身の腕前が勝敗を大きく左右することに。周回回数が短いこともあるほか、タイヤの摩耗などのシミュレーション設定がオフのレギュレーションなので、短期決戦で果敢にアタックする選手たちの姿が見受けられた。

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1位、2位で抜いて抜かれてのデッドヒートをくり広げた水野選手、龍選手だったが、最後は水野選手が抜き返しフィニッシュ。グリッド1位で優勝候補筆頭だった神奈川の尾形選手は、ペナルティの影響により順位を下げ、東京の佐々木選手が3位に。優勝は水野選手、準優勝が龍選手、3位が佐々木選手となった。

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優勝:水野航望選手(愛知)

 

一般の部

一般の部のルールは、使用可能車種は同じくGr.3クラスだが、ふたりひと組のチーム制レギュレーション。使用コースは鈴鹿サーキットで、周回数は10週。必ずピットイン時によるドライバー交代が義務付けられており、ひとり最低3週は走らなくてはならないほか、片方のドライバーはミディアムタイヤ(バランス型)、もう片方がハードタイヤ(長距離型)を使用も義務付けられている。

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どこでピットインするか? グリップ力の高いミディアムタイヤをいつ投入するのか? など、短期決戦だった少年の部とは異なり、腕前もさることながらレース自体のマネージメント力、そしてチームの結束力が勝敗を分ける。

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優勝候補筆頭の実力を見せつけたのが、世界大会などでも上位成績を残す山中選手と、高橋選手がタッグを組んだ栃木チーム。『グランツーリスモSPORT』において日本のeスポーツを牽引してきたふたりが、圧倒的なレース力で優勝を果たす。

そこになんとか食らい付いていた川上選手&長和選手の愛知チームが準優勝。早々のピットインによるマネージメントで上位まで登り詰めた今村選手&小山選手の大阪チームが準優勝となった。

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優勝:山中智瑛選手、高橋拓也選手(栃木)

『ぷよぷよeスポーツ』

パズルゲーム『ぷよぷよeスポーツ』は、小学生の部(小学生限定)、一般の部(12歳以上)の2部門。どちらの部門でも、予選をブロック別のリーグ戦をおこない、ブロックごとの上位成績選手が決勝トーナメントへ進出。決勝では、シングルイリミネーション方式によるトーナメントを勝ち抜き、1位を勝ち取った選手が優勝となる。

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小学生の部

小学生の部の決勝は、長崎のこいし♪選手と、北海道のかぴーくん選手の戦いに。お互い1セットずつ取り合う接戦となるが、最後は細かなテクニックが光り、怒涛の連鎖を決めてこいし♪選手が優勝した。

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優勝:こいし♪選手(長崎)

 

一般の部

決勝戦は、どちらもプロライセンス保持者どうしの頂上決戦へ。『ぷよぷよ』シリーズの試合では、もはや黄金カードとも言える、ぴぽにあ選手(大阪)VSマッキー選手(神奈川)の因縁の対決へ。お互いに手の内を知り尽くした仲ということもあり、どちらもあの手この手で相手を崩しに掛かる。

試合の流れを掴んだのは、苦悶の表情で苦しむマッキー選手に対して、つねに冷静な表情を浮かべていた、ぴぽにあ選手。どの局面も落ち着いて対処していき2セット先取し、クールな表情から一転し、最後はガッツポーズも飛び出すほどの喜びを見せ、マッキー選手が優勝となった。

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優勝:マッキー選手(大阪)

 

『eFootball ウイニングイレブン 2020』

サッカーゲーム『eFootball ウイニングイレブン 2020』の部門は、少年の部(高校生)と、オープンの部(年齢制限なし)の2部門。オンライン予選と、オフラインの代表決定戦を経て勝ち抜いたチームが本大会へ進出した。

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レギュレーションは、3人で協力して1チームを操作する“PESLEAGUE CO-OP”モードを使用。各代表のチーム人数は3人~5人まで認められており、プレイする選手の交代(いわゆる控え選手)や、監督係としてのコーチング、または応援係など、最大5人のチームメンバーの運用を自由にできるのは、ほかのタイトルにはないユニークなポイントだろう。

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少年の部

決勝戦は、決勝トーナメントで大量得点を獲得して勝ち上がってきた青森チーム(モナコ)と、準決勝で茨城第一チームとドラマティックなPK合戦をくり広げ、苦しい戦いを制してきた長崎チーム(モナコ)。

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前半で青森が1点を決め、試合は後半戦へ。後半58分に波状攻撃で青森が2点目を獲得すると、71分には長崎が決め返し、1点ビハインドへ。しかし残り20分で、青森がさらに追加点をゴールし勝負は3対1のままロスタイムに突入。残り1分というところで、長崎が1点をゴールすると試合終了のホイッスル。諦めない心をみせた長崎の最後のゴールには大きな拍手が贈られる中、優勝は猛攻で3ゴールを決めた青森チームとなった。

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優勝:阿部壮琉選手、花田良臣選手、貴田英貢也選手、坂井空蒼選手、越田海斗選手(青森)

オープンの部

オープンの部の決勝は、なんと茨城第一チーム(モナコ)と、茨城第二チーム(モナコ)の茨城対決に。どちらのチームもプロライセンス保持者を抱える強豪だが、すでに茨城第一は予選の中で茨城第二に勝利している。

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その結果から見ても優勢なのは茨城第一か、前半に1点を決め、後半56分には追加点を獲得。さらに59分にもゴールを入れて3点リードと、茨城第二は絶望的な残り20分の状況へ。しかし、そこから即座にスルーパスで1点を決めた茨城第二が流れを変える。61分に1点目、68分に2点目、74分には3点目を決めて一気に同点へ。

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怒涛の追い上げに焦りをみせたのか、茨城第一がゴール前のペナルティエリア内で茨城第二の選手を倒してしまい、なんとPKに突入。茨城第二が4点目を決めて3対4と、ついに逆転。奇跡的な逆転劇に会場全体からも大きな歓声が沸き起こる中、優勝したのは茨城第二となった。

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優勝:山崎祥平選手、田口慎太郎選手、酒井聖太選手、相原翼選手(茨城第二)

総合優勝

なお、今回の大会は3タイトル合わせて、各都道府県の成績をポイントとして争っており、『eFootball ウイニングイレブン 2020』で上位成績が多かったのが要因か、茨城県が総合優勝を果たした。

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