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【鉄拳7】新たにプロライセンスを取得した弦、ちりちり、用心BΩYの喜びの声や今後の目標をお届け

2019年9月22日、東京都お台場のTFTホールにて、バンダイナムコエンターテインメント公認の『鉄拳7』プロライセンス発行大会“MASTERCUP TRY TOKYO 2019”が実施。291名が出場するトーナメントが争われ、上位3名の弦、ちりちり、用心BΩYが新たにプロライセンスを獲得した。大会後、3名にお話をうかがうことができたので、まずは3位の用心BΩYから順に、それぞれのコメントを掲載する。

3位用心BΩY「ようやく悪夢から解放されそうです」

しゃしんよーじん
▲youjin_boy

――プロライセンス取得おめでとうございます。今の率直な気持ちをお聞かせください。

用心BΩY 1年越しで念願が叶ってうれしいです。去年のプロライセンス発行大会でも3位だったのですが、そのときは出場人数の関係でライセンスは取得できなかったんです。しかし今年は出場者が多く、去年と同じ3位で取得できました。鉄拳プレイヤーたちの大会に参加する意欲の高さに助けられましたが、それでも勝ちは勝ちとしてうれしい気持ちです。

↑昨年のプロライセンス発行大会

――この大会を大きな目標にしていたのでしょうか?

用心BΩY そうですね。去年の敗戦から、この大会で勝つためには経験を手にしなければならないと考えました。そこで、YAMASA所属のユウに相談して低価格で足を運べるTWT大会を回ったり、多少お金がかかってもしっかり経験が積める大会に出場したり、しっかり準備してきました。

――今回トーナメントを勝ち上がれた勝因はそういった経験ですか?

用心BΩY 正直な話をすると、運がよかったです。トーナメントで当たった対戦相手が、僕の得意なキャラばかりだったんですよ。それが自分にとって大きなプラスになりました。“普段から練習してる得意なキャラだから落ち着こう”と考え、無茶をする必要が無かったことがいい結果に繋がりました。

――普段通りの実力が出せたということでしょうか?

用心BΩY はい。苦手な相手や格上の人に勝つためには、無茶をしないといけないんですよ。そうするとあっさり負けてしまうことがあり、すぐにメンタルに響いて次の試合にも影響します。今回はそういう事が一切なく、3位になるまではほとんど試合カウント2-0で勝ち上がることができました。

――TOP3に入れると思った瞬間はありますか?

用心BΩY TOP32で、渡辺というエリザ使いとの試合中にありました。僕は家庭用『鉄拳7』が発売された頃からずっとエリザと対戦していてエリザ戦が得意で、渡辺にも普段は勝っていたのですが、以前大会で当たった時に負けたんですよ。渡辺が強いのはわかっていて、今回の対戦前にはびっしり書かれているメモ帳をチェックしている姿が見えました。そんな彼が対戦中、“このコンボを決めれば勝てる”という状況で難しいコンボを選択して、早い段階で失敗したんですよね。その瞬間に「今日はいける!」と思いました。重要なシーンで失敗するはずがないような箇所を失敗してくれたことで、今日は一年分の運気というか、波が来てると思いましたね。

――プロライセンス決定戦となる古水との試合はいかがでしたか?

用心BΩY 1試合目を3-0で勝った時に「これはもう貰った」と思いましたが、2試合目を0-3で落としたときには頭が真っ白になりました。思考が通常じゃないことが自分でわかったので、ここで長めにインターバルをとったんです。この状態をどうにかするために、ここでノロマから貰っていたラムネを使いました。僕は外で仕事をしている時に暑さ対策で塩タブレットを食べる習慣があり、ラムネを食べて仕事のしんどさを思い出すことで冷静になったんです(笑)。それでしっかり落ち着いて3試合目に勝つことができました。

――頭が真っ白になるほど動揺していたのですね。

用心BΩY この大会に関しては、1年前に負けたときの夢をまだときどき見るぐらいなんですよ。負けてすぐの頃は記憶が鮮明で夢の中でも状況がハッキリ見えていたのですが、時間が経つとみんなの顔が見えなくなり、今ではホラー系の夢になってました(笑)。ようやくこの悪夢からは解放されそうですね。

「貢献できる時間は若い子の育成に使いたい」

――続いて用心BΩYさん自身についてお聞きします。普段はどちらで『鉄拳7』をプレイしていますか?

用心BΩY 大阪の自宅か、定期的にSevenSwellが開催している対戦会に参加してプレイしています。僕は仕事で平日の対戦会は難しいですが、週末はどこかの大会に出るような用事がない限りなるべく顔を出すようにしています。

――これからプロとしてどういうことをしていきたいですか?

用心BΩY 僕はSevenSwellの取り組みに賛同していて、若い子を育てたいという思いがあります。僕自身は35歳で正直あまり伸びしろがありませんし、『鉄拳』に貢献できる年数や日数は若い子に比べて少ないので、その少ない時間を使って若い子を育てたいですね。

――なるほど。育成のプランがあるのですか?

用心BΩY とりあえず、プロになったことでSevenSwellの対戦会に行ける回数は増えると思います。僕が高い頻度で行けば“用心BΩYがいるなら行く”という子も増えると思うので、そこで『鉄拳』を教えたり、教えた子どうしでの切磋琢磨をしてくれたらいいですね。

――ではご自身の『鉄拳』への取り組み方はかわりそうですか?

用心BΩY そうですね……。ひとまず、この1年をかけたプレッシャーのかかる大会という、『鉄拳』の悩みのひとつからは解放されました。しかしライセンス取得で終わりではなく、これから呼ばれるイベントや出場する大会でも勝たないといけません。貪欲に勝ちにいくための練習は今後も続けていくつもりです。

――次に目標にする大会はありますか?

用心BΩY 僕はTWTの各地の大会を自費で回っていて、ファイナル会場のタイへ行くためのチケットは既にとりました。当日予選には参加して、勝てないにしてもある程度の結果は出して、爪痕を残すことで“ライセンス持ちの用心BΩYやで”というところを見せたいですね。

――最後に読者に自由なコメントをお願いします。

用心BΩY 僕が好きな言葉にアントニオ猪木の「人は歩みを終えたときに老いるのではないか」があります。僕はいま35歳ですが、まだまだ現役で挑戦を続けますし、人に夢を与えるようなことがしたいと思っています。同じ世代や年上の方でも「俺なんて」とは思わずに前向きに『鉄拳』をやってみて欲しいです。現役を続けたいと思っていても口に出しづらい人や、諦めてしまった人も、もう一度立ち上がって欲しいと思います。

2位 ちりちり「今回プロになれなかったら引退する予定だった」

しゃしんちりちり
▲chirichiri

――プロライセンス取得おめでとうございます。今の率直な気持ちをお聞かせください。

ちりちり プロライセンスの取得は嬉しいですが、できれば優勝して取りたかったですね。ですので、大会での内容は満足とは言い難い部分があります。

――トーナメントを勝ち上がれた勝因は何だったと思いますか?

ちりちり 『鉄拳7』は最近バージョンアップされて、僕が使っているシャヒーンがかなり戦えるキャラに調整されました。僕が使う技は他のシャヒーン使いとは違うところが多々あるのですが、その違う技が強化されていて、自分のスタイルに噛み合わせやすかったです。今回の結果はそのおかげがあると思っていますね。

――ウィナーズセミファイナルでのプロライセンス決定戦の感想はいかがでしたか?

ちりちり 決定戦の相手のKOUKIには、どの大会で当たってもこれまで全て負けてきました。KOUKI対策は勉強してきたのですが「勝てたらいいな」ぐらいの気持ちだったんですよ。しかし結果はギリギリで勝つことができて、その瞬間は「しゃー!!」ってなりましたね(笑)。初めて勝てたので本当に嬉しかったです。

――普段はどちらで『鉄拳』をプレイしていますか?

ちりちり 福岡の自宅で、1人でオンライン対戦をプレイしていることが多いですね。

――これからプロとしてどういうことをしていきたいですか?

ちりちり これまでずっと『鉄拳』で結果が出せず、実は嫁さんとの約束で今回プロになれなかったら引退する予定でした。しかし、せっかくライセンスをとれたことですし、大きなイベントなどに出て、今ライセンスを持っている人たちを全員倒したいですね。

――ではプロ活動は奥様も応援してくれそうですね。

ちりちり そうですね(笑)。ライセンスをとれたのは大きな結果ですし、結果が出ていればまだ頑張っていいと嫁さんから許可を貰っているので、これからもみんなと『鉄拳』が続けられそうです。

――今後『鉄拳』への取り組み方は変わりそうですか?

ちりちり 僕は運送業をやっていて、自由になる時間が不定期なんですよね。空いた時間で『鉄拳』をやっている感じなのですが、それでもなるべくこれまでよりも多く『鉄拳』に時間を使いたいと思います。

――次の大会目標はありますか?

ちりちり プロチャンピオンシップや世界的に有名なEVOで優勝してみたいですね。去年のEVOに出場したときは、会場が予想以上に大きくて普段通りにプレイできなかった悔しさを今も覚えています。他にも海外大会を回れるようであれば回ってみたいと思います。

――最後に読者に自由なメッセージをお願いします。

ちりちり 今後は出場する大会全て優勝目指してがんばっていきます!

優勝 弦「若いプレイヤーを増やしていきたい」

しゃしんげん
▲弦

――プロライセンス取得おめでとうございます。今の率直な気持ちをお聞かせください。

 自分はTOP32で古水さんに負けてルーザーズに落ち、そこから試合数が多く苦しい中を勝ち上がりました。壇上ではまた古水さんと当たったり、仲のいい身内と当たって気まずいことにもなりましたが、それでも優勝したいという気持ちを持ち続けて結果が残せて良かったです。

――トーナメントを勝ち上がれた勝因は何だったと思いますか?

 試合中に最後まで諦めないことだったと思います。試合中は何回も追い込まれた状況になりましたが自分は何もしなくて負けるのが嫌で、「この技を打って負けるなら仕方ない」という思いで打った技が運良くあたる場面がありました。ですので、全て実力の結果かというと、全然そんなことはなかった感じですね。

――TOP3に入れると思った瞬間はありましたか?

 早めにルーザーズに落ちたことで試合が続き、腕が温まっていたのでTOP8が決まったあたりからこのままの勢いでいけそうだと思いました。

――優勝という最高の結果でのライセンス取得になりましたね。

 はい。最後のプロライセンス決定戦のルーザーズセミファイナルでは親友のKOUKIにあたり、ギリギリで勝ちました。そこで友達の涙を見て、強く優勝を意識しました。達成できて良かったと思います。

――普段はどちらで『鉄拳』をプレイしていますか?

 福岡の自宅でプレイしています。オンライン対戦がメインで、たまに知り合いと家に集まってオフライン対戦をやる感じです。

――これからプロとしてどういうことをしていきたいですか?

 プロライセンスを取得したことで大会に出場できる機会が多くなり、いろいろな海外選手と対戦することがあると思います。そういう普段対戦できないプレイヤーと対戦して多くの経験を積みたいですね。

――たとえばどなたと対戦してみたいですか?

 フィリピンのAKです。自分と同じシャヒーン使いで年齢も自分と同じということもあり、対戦してみたいと思いますね。

――今後『鉄拳』への取り組み方は変わりそうですか?

 普段の取り組みとしては、いつも通り福岡で友達と一緒に仲良くやっていると思います。練習方法は変わらないですね。

――次の大会目標はありますか?

 世界大会のTWTファイナルに出場することが目標なのですが、各地のTWT大会ではあまり結果を残せず、所持ポイントが多くありません。しかし、まだマスター大会という大きなポイントを貰える大会がいくつか残っているので、それには全て出る予定です。まずはそれらの大会で優勝できるようにがんばりたいです。

――最後に読者に自由なコメントをお願いします。

 九州産業大学で11月の頭に開催される文化祭では『鉄拳』のesports大会を予定していて、それに出てほしいとのことで自分が大学側から呼ばれています。自分は同年代のライバルどうしで競い合っていきたいという思いがあり、こういった活動を通して地元で少しづつでも若いプレイヤーを増やしていければと思います。

 

取材:H.H、編集:豊泉

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