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【ストV AE】ももちがCAPCOM Pro Tour 2019 アジアプレミアを制覇! その勝利戦略を徹底分析【TGS2019】

2019年9月12日~15日にかけて開催された東京ゲームショウ2019。15日には『ストリートファイターV』の大型大会“CAPCOM Pro Tour 2019 アジアプレミア”のDAY2が実施。DAY1を勝ち上がった8名によるトーナメントが争われ、ももちが優勝した。

CAPCOM Pro Tour 2019 アジアプレミア 概要・結果

■会場:幕張メッセ e-Sports Xステージ
■大会形式:3試合先取制ダブルイリミネーショントーナメント
■トーナメント表:smash.gg
■大会動画:twitch Youtube OPENREC AbemaTV
※大会公式サイト

順位 プレイヤー[国] DAY2使用キャラ 負けた相手
優勝 ももち[日本] コーリン
準優勝 マゴ[日本] かりん ももち
3位 AngryBird[UAE] 是空 ももち、マゴ
4位 ガチくん[日本] ラシード AngryBird
5位タイ Big Bird[UAE] ラシード、バーディー マゴ、ガチくん
5位タイ Shuto[日本] ユリアン マゴ、AngryBird
7位タイ ときど[日本] 豪鬼 AngryBird、Shuto
7位タイ Phenom[ノルウェー] かりん マゴ、ガチくん

見どころ満載で大盛りあがりのトーナメント

ウィナーズではマゴとももちがそれぞれBig BirdとAngryBirdを撃破。ルーザーズではガチくんがPhenomを倒し、大会開催国の日本勢が国際対決を制する成果をあげる。また日本期待の若手Shutoはベテランのときどを破り、Bigbirdはラシードに変えてバーディーを起用してガチくんと大接戦を演じるなど、見どころの豊富なトーナメントとなった。

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昨年優勝者のときどを撃破したShuto
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EVO2019準優勝のBigBird
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Big Birdはガチくん戦でバーディーをピック
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ガチくんが接戦を制したが、Big Birdは新たな可能性を見せた。

ももちにルーザーズに落とされたAngryBirdはルーザーズファイナルにてマゴと対決。会場の応援を一身に浴びるマゴとAngryBirdの勝負は白熱し、場内はかつてない盛り上がりに。緊張の勝負をマゴが勝利すると、観客からは大熱狂の歓声があがった。

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大舞台で魅せる「ももち」の勝利戦略

グランドファイナルは、ウィナーズファイナルと同じももち対マゴという組み合わせになり、ふたたびももちが勝利して、見事優勝を勝ち取った。そこで、初日リポートでも取り上げた“ももちの戦略”にポイントを絞って試合を振り返ってみたい。

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ももちの戦略性が顕著に現れたのはベスト8ウィナーズ1回戦の「Angry Bird」戦と続くウィーナズファイナルの「マゴ」戦。

「Angry Bird」の是空とのマッチアップでは1試合目の1ラウンド目の開幕で2回の前ジャンプを見せ、相手の対空意識のチェックから始まった。

この1試合目を先取した後の2試合目1ラウンドでは開幕前ステップを選択。この行動自体は是空の置きに阻まれることになったが、1試合目に続いて開幕から大胆な動きを見せることで相手への「意識づけ」を行っていく。

続く3試合目、4試合目も1ラウンド目には全て「前に出る」行動を選択し、試合の主導権を握る形となった。これらの行動は「Angry Bird」の是空が開幕から早い段階で「若」へ切り替えるための余裕を作ろうとするところに付け込もうとする戦略であるが、全ての試合で一貫した行動というのだから驚きである。

ちなみに全ての試合で2ラウンド目は様子見から入っていることから、これらの行動はかなり意識的だったと推測される。

しかし、コーリンというキャラはVトリガーを発動してから本領を発揮するキャラである。開幕はそれほど脅威ではないのだが、そこをカバーしつつも相手の心理を掌握する戦略が功を奏していた。

 

続く「マゴ」戦でもその「攻めの姿勢」がポイントとなる。

「コーリン対かりん」というマッチアップでは、Vトリガーを発動してからが本領発揮となるコーリンとVゲージに依存せずとも火力を常に出すことができるかりんといった形で、序盤はかりん側がそのプレッシャーから攻める形になることが多い。

しかしウィナーズファイナルでは開幕からコーリン側がリーチの長い牽制を多く見せ、かりん側が前に出づらい状況を作る。それにより距離管理の主導権を獲得し、相手がスペースを作るために下がったところに前ステップを見せる形を作った。結果として、この行動自体はかりんの置き技で潰されたが、これらの積極的な行動によりかりん側は「コーリンがいつ攻め立ててくるのか」という部分に対応する意識になっていった。

ウィナーズファイナルではこのように早い段階からリスクよりもリターンを狙った動きをすることで試合を5分以上に展開し、いざVトリガーを発動した時に「逆転」ではなく「プレッシャー」としての効果を発揮し、かりんが攻める機会を失ってしまうことになった。

グランドファイナルもウィナーズファイナルと同じマッチアップ。「マゴ」も「ももち」の戦略を理解し、一転してかりんが前に出る展開からスタート。これにより「マゴ」が1試合目を先取し勢いづくかと思われたが、そこは数々の大舞台を経験した「ももち」の経験が活きる。

2試合目の「ももち」は無駄な技をほとんど振らずに元来の持ち味である「距離管理」のコントロールに戦略をチェンジ。コーリンが受けに回ることでかりん優勢の展開が見られるも、かりんの攻めもあと一歩倒しきるところまで届かず、コーリンのVトリガーによる逆転を許してしまう。

3試合目には再びコーリンが開幕前ステップを見せる攻めの姿勢に。このように試合ごと、ラウンドごと、試合中にペースチェンジを細かく行う「ももち」の戦略に「マゴ」は画面内の対戦以外のところで対応を強いられてしまい、細かいミスが増えていってしまう。そのミスが尾を引き、「ももち」が3試合目を取ってマッチポイントに。

しかし「マゴ」も直近の試合内容から見られるように、劣勢ながらも「ももち」のペースに呑まれることなく非常に冷静な試合運びを続ける。戦いが佳境に入りお互いの気持ちがぶつかって一進一退が繰り広げられた結果、最後はその「ペース作り」を続けた「ももち」が残り3秒時点で値千金のクラッシュカウンターで逆転し、セットカウント「3対1」で優勝を果たした。

 

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▲優勝のももちにはMCの関根勤から盾が贈呈
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