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【ストVAE】カプコンが『ストリートファイターV』を主軸としたeSports事業戦略を発表。大塚食品との提携も明らかに 【TGS2019】

千葉・幕張で開催中の東京ゲームショウ2019(2019年9月12~14日開催。12、13日はビジネスデー)。初日となる9月12日のカプコンブースでは、“eSports事業戦略発表ステージ”が開催された。発表された最新情報をまとめてお届けしよう。

トップ8が東京で雌雄を決する!

ステージでは冒頭、カプコン代表取締役社長 COOの辻本春弘氏があいさつ。インテルが開催するeSports大会“Intel World Open”で『ストリートファイターV』が採用された点に触れ、「とても光栄なことです。このイベントが成功するべくインテル様と協力していき、その成功がひいてはゲーム業界の発展にもつながるように、がんばっていく所存です」とコメントを述べた。

続いてはそのインテルの代表取締役社長・鈴木国正氏が登壇。“Intel World Open”開催の背景として、インテルでは2006年から“Intel Extreme Masters”というeSports大会を手掛けてきていることなどを紹介した。
「ただしいま、世界のeSportsマーケットのなかで、日本はわずか5%です。ビジネスバランスは悪いのですが、逆に言うと、まだまだ延びる余地があるということ。そういう環境のなかで裾野を広げようというのが、“Intel World Open”です。それには『ストリートファイターV』しかないと思い、ラブコールさせていただきました」(鈴木氏)。

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▲カプコンの辻本氏(左)とインテルの鈴木氏(右)。両社の強力タッグでeSportsを盛り上げる。

その“Intel World Open”において、『ストリートファイターV』はどう関わっていくのか。詳細を解説してくれたのは、『ストリートファイター』シリーズ統括プロデューサーである、小野義徳氏だ。小野氏によると、概要は以下のようになる。

大会名称は“Intel World Open in Tokyo 2020 ストリートファイターV”。予選開始から決勝までの大会開催期間は、2020年2月~7月で、決勝は7月にZeep ダイバーシティ東京で行われる予定だ。対戦形式は3on3のチームバトル。予選は選抜12ケ国、世界8地域、日本国内の3テリトリーで、それぞれオンラインで実施。選抜12ケ国の代表と世界8地域の代表が戦って7チームを選出、そこに日本国内代表の1チームを加え、計8チームが決勝に臨むというレギュレーションになっている。ちなみに大会賞金は、総額25万ドルだ。

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▲大会概要を説明してくれた小野プロデューサー。
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▲予選を勝ち抜いたトップ8が東京で激突する。

誰もが参加できる究極のリーグ戦!

小野氏はそのままステージに残り、続けて“ストリートファイターリーグ:Pro-JP”の最新情報を紹介した。これはビギナーからプロまで、さまざまなレベルのプレイヤーがまじって楽しめるリーグ戦だが、間口を広げるために、昨年から“ルーキーズキャラバン”なる大会を実施しているという。
「東京ではあえて開催していません。いままでカプコンのイベントを見たこともないし参加もしていないという方が多そうな地域をなるべく選出して、そこから新しいプレイヤーを発掘していこうという狙いもあります」(小野氏)。

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▲トッププレイヤーのレベルは当然高い。
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▲ステップアップの足掛かりとなる“ルーキーズキャラバン”。

ここでリーグのトップチームの、リーダーとなる6名が発表された。6名はときど選手、マゴ選手、ウメハラ選手、ふ~ど選手、板橋ザンギエフ選手、ネモ選手で、いずれも有名なプロゲーマー。各チームに加わる選手はドラフト形式でリーダーが選ぶ仕組みで、その模様は9月14日21時に配信予定となっている。

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▲リーダーが部下にしたいプレイヤーを選んでいく。

この“ストリートファイターリーグ:Pro-JP”については、例年同様に、アメリカのトッププレイヤーとの頂上決戦が行われる。また来年も、リーグ戦の“シーズン2020”が開催されることが決定。
さらに新たな試みとして、「企業+プロ選手」によるプロリーグの始動も検討しているという。地方の企業とプロゲーマーを結びつけるのは、たとえばサッカーのJリーグのようなイメージだとか。
「東京や大阪といった大都市以外からも、eSportsを発展させていきたいですね。興味のある地方の企業さまは、ぜひお声をかけてください!」(小野氏)。

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▲日米決戦は12月を予定。リーグ戦は来年も盛り上がる!
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▲通常のスポーツクラブのような展開を目指していく。

なお今回のTGS絡みの大会としては、“CAPCOM Pro Tour 2019 アジアプレミア”を9月14・15日に開催。エントリーユーザー数はなんと1000名オーバーとのことで、トップ8の激戦は見どころがありそうだ。ステージではそのイメージビデオやストリーミング情報などが紹介された。

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▲試合の模様は多数のメディアで配信される予定となっている。

新ドリンク開発で大塚食品もサポート!

発表会の最後に紹介されたのは、新たな企業パートナーと製品だ。大塚食品が大会に協賛することとなり、新製品のドリンクも発売されることが明らかとなった。ステージには大塚食品 飲料事業部 副部長の小林一志氏が登壇し、商品の概要を説明した。

新製品のコンセプトはズバリ“eSports”で、成分やテイストもそこを意識して開発したのが特徴だという。ドリンク名は“e3”で、主成分が「カフェイン」、「ブドウ糖」、「パラチノース」の3つであることが名前の由来にもなっている。同日の午前中には大塚食品の発表会も行われたので、詳細はそちらもチェックしてほしい。(※→リンク)

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▲新製品のコンセプトなどを小林氏が解説。

なお同商品のイメージキャラクターとなっているのはプロゲーマーのときど選手で、ここではゲストとしてステージに登場。実際にドリンクをテイスティングするシーンも織り交ぜて、プロゲーマーにふさわしいドリンクであることをアピールしてみせた。
「エナジードリンクは苦手でしたが、これはスッキリとしていて飲みやすい。ぜひいちど試してほしいですね」(ときど選手)。

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▲ときどが実際に飲んでみて味を食レポ。

ときど選手は、同商品のCM動画にも出演、ボクシングのセコンド役を熱演している。スポーツがテーマの内容だけに、出演にあたってはけっこう体を鍛えたとか。このCMは、ウエブサイトで放映される予定。そしてポスターも、ときど選手がメインのスタイリッシュな仕上がりとなっている。
「上半身が裸なので、CM同様にトレーニングを重ね、9キロぐらい体重を落としました」(ときど)。

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▲CMにポスターにと、大活躍のときど。

ラストはまとめとして登壇者それぞれがメッセージを語り、ステージイベントは幕となった。以下に紹介する。

「僕自身、プロゲーマーとしてまだまだがんばっていきますし、eSportsプレイヤーとして皆さんのお力添えができればうれしいと思っています。よろしくお願いします」(ときど)。
「本日発表させていただきましたドリンク“e3”含め、eSports業界に貢献させていただければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします」(小林氏)。
「“Intel World Open”に始まり“ストリートファイターリーグ:Pro-JP”など、すべてにおいてeSportsに向けての取り組みは真摯に行っています。皆さまに興味を持っていただける場を提供できるように進めていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします」(小野氏)。

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▲最後はフォトセッションが行われ、発表会は終了となった。

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