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【レインボーシックス シージ】Six Major Raleigh グループステージ総評、ワンポイント解説【CAG,野良連合】

※グループC,グループD(海外チーム解説)については後日追記予定です。

【レインボーシックス シージ】Six Major Raleigh 2019 スケジュール・結果まとめ

グループA

結果

  • Playoffs進出:Team Empire、Team SoloMid
  • グループステージ敗退:MIBR、野良連合

 

シーズン9ファイナル王者であり、優勝の最有力候補Team Empire(以下、Empire)は、危なげなくグループステージを突破した。

そして、それに続くグループステージ突破チームは、野良連合またはTSMと噂されていた。 しかし、野良連合にハプニングが襲いかかる。

Merieux選手の体調不良により突然の欠場、貴族オーナー/コーチが急遽出場することになった。

万全の状態ではない野良連合だが、MIBRから1マップを取る善戦を見せる。撃ち合い強者のMIBRに対して、選手ではない貴族オーナーが4キルする活躍も見せたのだが、それでも勝ちきることは出来なかった。

Day2ではMerieux選手が復帰し、本来の力を発揮することが期待された野良連合だが、待ち受けるTeam SoloMid(以下、TSM)はBeauloやAchieved、Mercといった高い個人技を持った選手の活躍が光り、また情報戦でも野良連合より優位に立った。

野良連合は第2マップKafeで5-7と善戦したが、惜しくもグループステージ敗退。グループ最下位で終える結果となった。

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情報に対する意識で負けた野良連合

野良連合とTSMの勝敗を分けた一つの要因として着目したのは“情報に対する意識”。TSMは攻撃側が停滞する場所に情報系ガジェットを仕掛け、積極的にリテイクを行っていた。

TSMのリテイクは個人単位だが、情報を活用して確実にキルを奪えている。吹き抜けで赤ピンが立っていることから、情報系ガジェットの存在が分かる。

野良連合は、IQが1の動きを担当していることも多く、主動隊から離れてしまっている。その為に、肝心の主動隊周辺の情報ガジェットを壊せず、情報が筒抜けに。位置取りやCoverの有無などを把握されてしまった。

このラウンドでは、IQが6thピックによってLIONに変わってしまったことで状況はさらに悪化している。

第2マップカフェでも同様の事態は起こった。 対してTSMは自分たちが行ったことをやり返されないように、室内でも入念に情報系ガジェットを探していた。

IQ

”相手に情報を与えない”という観点で野良連合はTSMに劣った。それは攻撃が通せないという結果へと繋がり、そして最終的にはTSMの勝利を導いてしまった。

「停滞しそうな場所の情報ガジェットに気づけず、一方的に優位を取られる」ことは、シーズン9のAPACファイナルの頃から続いてしまっている野良連合の弱点だ。修正が望まれるだろう。

グループB

  • Playoffs進出:G2 Esports、Team Secret
  • グループステージ敗退:Rogue、CYCLOPS athlete gaming

初めての世界大会へ臨むCYCLOPS athlete gaming(以下、CAG)。国内大会、APAC予選を圧倒し、世界での活躍を期待されていたCAGだが、G2 Esports(以下、G2)、Rogueという分析と対策に優れた2チームに、厳重な”CAG対策”を施されてる。

CAGはそれに抗いきれず、本来の実力を発揮する前にグループステージ敗退となってしまった。

最近のG2は不調によりロースターも変更が行われ、それでもシーズン10は好調とは言えなかった。世界最強が復活するのか、それは本大会の見所の一つだっただろう。

結論を言えば、G2は以前の強さを取り戻したように見える。対戦相手に合わせた戦術の変更、複数人での前線形成、選手の距離感とカバーの巧みさ。 その戦いぶりは全盛期を彷彿とさせた。

グループBで、G2に引き続き予選を突破したのは、なんとEU CLチームのTeam Secret(以下、Secret) 。

防衛におけるハードな戦いや巧みなラッシュによってRogueを2回破り、Playoffs進出を決めた。シーズン9にCL落ちした時とは段違いの強さを見せている。

CAGの苦戦とRogueの対策

CAGの、積極的な遊撃をチームで成立させてくる戦術に対して、Rogueは回答を出した。その回答は、防衛拠点へのラッシュや引きロックという形で示されている。

ラウンドが始まって間もないうちにサーバーとガレージへ強襲を仕掛け、NOMADが資料室からサーバーへ引いてくる/リテイクしてくる遊撃を抑えている。

プラントの際は、天井にあるハッチからのピークをしっかりと警戒し、CAGのあらゆるリテイクを防いだ。


CAGの前めの戦い方を利用した防衛拠点へのラッシュ。引きやリテイクに対するロック。 Rogueは第2マップのクラブハウスでも、前に戦ってくる遊撃に対して引きロックを入念に行った。

容易に引かせない状況を作ることで遊撃を孤立させ、孤立したCAGはRogueが得意とするセットプレイで殲滅されていく。

また、CAGの防衛戦術が決まってしまって劣勢に陥っても、Rogueは素早く防衛拠点へラッシュを仕掛けることで不利を覆した。

CAGの強力な防衛、柔軟で多様な遊撃スタイルはローテーションの多さによって支えられている。また、チームで積極的に前に出て戦う形は、防衛拠点が薄くなることに繋がる。Rogueはそこを突いたのだ。

特に日本ではほとんど見られないラッシュ攻撃に対して、CAGは対応が遅れることが多かったように見える。

日本でほとんど見られないがゆえに、対応する経験が浅かったのではないだろうか。 Rogueの対策はCAGに深く刺さって、そのままグループステージから蹴落とした。

(文・Fuji3/編集・工藤エイム)

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