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【レインボーシックス シージ】競技シーンがこれからも成長し続けるには中堅チームがカギ 厳しい現実の中、プロ化を目指す若者【インタビュー】

現在、『レインボーシックス シージ』の国内競技シーンにおいては、eiNsから始まり、野良連合やCYCLOPS athlete gamingといったチームの活躍があり、日本のプロリーグが認知され浸透したと思う。

有名ストリーマーが競技シーンにカムバックしたり、かつて活躍した選手が新チームを作りプロリーグ進出を目指す動きも出てきた。これらは国内競技シーンにとって喜ばしいものであり、さらに盛り上がりを増していくことになるだろう。

 

一方で、本作はYear4を迎え新しいチームも頭角を現し始めている。そして、それが顕著に表れているのがプロリーグ Tier2となる“チャレンジャーリーグ”や、‟レインボーシックス シージ ALIENWARE JAPAN LEAGUE”ではないだろうか。

 

ここでは、‟レインボーシックス シージ ALIENWARE JAPAN LEAGUE SPRING FINAL”出場を決め、ゆくゆくはプロチーム化を目指しているチーム“LBX”にお話しを伺う機会があったのでお届けする。

彼らがどんなプランや志を持ってプロ化を目指しているのか、「勝って、強いと示して、スポンサーを獲得したい」という、シンプルかつどストレートな信条を持つ彼らの覚悟はいかほどかを聞いた。

LBX戦績

  • Rainbow Six Siege Japan League 2019 March ベスト8
  • 父ノ中×60FPS杯 road to ニコニコ超会議2019 予選 優勝(オフライン大会出場)
  • ALIENWARE JAPAN LEAGUE SPRING予選 #01優勝
  • FAVgaming CUP #02 優勝
  • レインボーシックス シージ ALIENWARE JAPAN LEAGUE SPRING SEASON FINAL出場
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――今回は、プロチーム化を目指すLBXが、若いプレイヤーであり中堅として、現状の『レインボーシックス シージ』競技シーンをどう見ているのかをお聞きしたいと思います。その前に、LBXの成り立ちを教えていただけますか?

 

LBX 実は、とあるプロチームの育成枠として仮入隊したのが始まりです。Rosaliyboya、Coffin、M4shが仮入隊して、Rosaliyboyaが合格しました。合格後はRosaliyboyaが主体となってメンバーを選んでいくことになったのですが、そこで「うまいプレイヤーがいるな」と思って注目していたのがNo2.です。

ですが、どうしてもRosaliyboyaの望み通りのメンバーではチーム側の承認を得られなかったので、「なら自分でチームを作って、メンバーを集めてやってみよう」と思い、LBXを立ち上げたんです。

Rosaliyboya、Coffin、M4sh、No2.が集まり、最後にkozakuraに加入してもらい5人が揃ったという流れですね。これが今年1月ごろの話です。

 

――Rosaliyboyaさんが所属していたマルチゲーミングクラン「HOME」と、LBXの‟成り立ち”は関係ないと?

 

LBX HOME内にもいくつかチーム分けがなされているのですが、LBXはHOME内にあるチームのひとつではないということは、お伝えしたいです。

ですが、現在「LBX」が商標の問題で使用できないことが多々あり、その場合は「HOME」 という名前をお借りしています。ただ、くり返しになりますが、 チーム発足については、HOMEの活動の延長線で出来たものではなく、あくまでRosaliyboyaが一から立ち上げたチームです。

 

――こうしてRosaliyboyaさんを主体に集まったチームで、マネージャーもいる。今後は成績を残して、プロチーム化を狙うのでしょうか?

 

LBX はい。僕たちはほぼバイトとesports活動を両立させているので、本心を言うとバイトを辞めてゲームに打ち込みたいです。プロとして活動してお給料をいただける環境が用意されたら、もっと強くなる自信はありますね。

クラン戦だって、バイトでどうしてもできないことがありますよね。こうやって目標に向かって活動しているし、だったら「これからプロとしてみんなでいっしょに稼げたらいいよね」と話してはいます。

 

――だからこそ、自分たちのアピールの場として、「父ノ背中×60FPS杯」に出場したんですよね?

 

LBX そうですね。esports業界の人たちに、「僕たちLBXに注目してほしいし」という気持ちです。ここで優勝できたら、最高の宣伝になったのですが……。

いまは、マネージャーがプロチーム化に向けて、営業用チーム資料を作成したりと、いろいろと活動をしてくれています。

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LBXのチーム資料はこちら

日本リージョンは群雄割拠の様相になる

――「父ノ背中×60FPS杯」は残念だがら勝利できませんでしたね。でも、『レインボーシックス シージ』にはプロリーグ出場を目指す、チャレンジャーリーグというものが存在します。

 

LBX 本来の予定だと、LBXはチャレンジャーリーグ オープン予選に出場する予定でした。ですが主催しているESLの規定上、18歳以上でないと出場できませんよね。実はオープン予選中にメンバーのひとりが誕生日を迎えて18歳になるので、Day4トーナメントから出場して予選通過を狙っていたのですが、急に予選がポイント制に変わってしまったので、その夢は叶わなくなりました(苦笑)。

 

※シーズン9 チャレンジャーリーグ は4回に分けて行わるトーナメントの各回優勝チームがチャレンジャーリーグ出場権を得られるルールだったが、Day1終了後に急遽ルールが変更され、全4回で行われるトーナメントの総合ポイント制へと変更された。

(関連記事:https://appvs.famitsu.com/20190401_22721/

 

――来季のシーズン10 チャレンジャーリーグは出場予定であると?

 

LBX シーズン10 チャレンジャーリーグ予選で出場する予定です。本来なら、シーズン9 チャレンジャーリーグに出場して、いずれプロリーグに食い込んで、NNPさんや僕たちみたいな新しいチームがプロリーグで活躍できたらいいなと思っています。

そろそろ『レインボーシックス シージ』プロリーグの“世代交代”を意識したいですね。そのためにも、もっと自分たちを高めて、実力を見せつけたいです。

 

――自分たちの実力を示して、いずれプロチーム化し、ゲームに打ち込める環境を手に入れたい。そういった目標ですね。

 

LBX 先ほどバイトをしなかったらもっと打ち込めるという話から、遠回しにお金を要求しているような発言にも聞こえなくないですが、なにより一番いま欲しいのが名誉です。プロゲーマーになりたいし、なる覚悟はあります。

 

――‟名誉“と‟お金”のふたつを求めるのは並大抵の努力じゃ実現は難しいだろうと思っています。それに、プロゲーマーは強さだけでなく、品格も問われますから。

 

LBX その点だと、CYSLOPS athlete gamingさんや野良連合さんは怖い存在ですね。両方を手に入れそう。ファンも多いですし。

 

――みなさんのような中堅どころが集まった新チームからは、プロチームはどのように見えるのですか?

 

LBX 僕たちはプロリーグに出場できてないですし、立派な成績もまだ手に入れられてないので、所詮戯言です。ですが正直言うと、プロリーグを見ていて、「どうしてその環境を提供してもらって力を出せないんだろう」、「結果がでないんだろう」という疑問を感じることはあります。

僕たちからすると、トレーニングルームやゲーミングハウスが用意されていたり、メンバーがオフラインで練習できるブートキャンプができたりと、羨ましくて仕方がないですね。

もし僕たちにそんな環境が用意されたら、死に物狂いで勝ちを取りにいく。でも、なんだかそんな意気込みを感じられなかった部分はありますね。もし僕たちがプロになったら、それ相応の恥ずかしくない戦いぶりを見せたいです。

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「僕たちみたいな層がこれからもっと強くならないといけない」

 

――そういう環境を手に入れられたら、「絶対に勝てる!」という意気込みを強く感じます。なんだか、血の気が盛んというか。

 

LBX 僕たちはまだプロプレイヤーじゃないし、プロリーグにでも出れていないです。まだまだだと思います。プロリーグで戦う方たちから、学ばないといけないことも多いです。

ただ、個人的に思うのは、これからのプレイヤーには‟好奇心“とか、時代の変化に取り残されない‟適応力”が求められると思っています。

野球に例えると、元メジャーリーガーのイチローは、整った環境の中で努力し続ける向上心があって、適応力や変わらない好奇心が、彼をレジェンドにしたんだと思います。僕たちもずっと向上心をもって、いつかプロリーグで活躍したいです。

 

――ほかにも、いまのプロリーグについて、率直に思うことは?

 

LBX プロリーグを見て思ったのが、チームの作戦や役割があっても、そのすべてをメンバー全員で理解していないんじゃないかなと思いました。主軸になる人の「考え方」を理解していないから、連携がうまくできていないなと感じるんです。

誰かが主軸になってメンバーを動かしてゲームメイクしていくだけじゃ、きっとこの先勝てないことを感じています。誰かが主軸であるのではなくて、みんながそれぞれ主体でいないと、柔軟性も生まれないしチームワーク、チームプレーはできないんだろうなって。

それに、これからも日本が『レインボーシックス シージ』の世界舞台で活躍するには、リージョンごとでレベルの底上げをしないと厳しいですよね。G2 EsportsやEvil Geniusesとかがいて、だからこそヨーロッパリージョンも北米リージョンもレベルの高いものになっているんだと思います。

日本もそのレベルに達さないといけないし、そのためにはどんどん強いプレイヤーが生まれてこないといけない。だから、僕たちみたいな層がこれからもっと強くならないといけないんだといつも感じています。

ほかにも、コンシューマーのプレイヤーがもっとPC版の競技シーンに興味をもってくれるような流れになってほしいなと感じていますね。とにかく、プレイヤーが増えて欲しい。

 

――では最後に、これからプロチームになることを目指しているLBXの意気込みをお願いします。

 

LBX チャレンジャーリーグや、18歳以下のチームとかいくつかありますが、そういったチームによる‟次の世代“が来るとしたら、LBXはそこのトップでいたいです。そしていずれプロとして認められて、活躍していきたいですね。

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