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【CoD: BO4】最弱と呼ばれた‟100 Thieves”の軌跡 ‟CWL London”優勝までの道のり

ソニー・インタラクティブエンタテインメントよりプレイステーション4版が発売中のミリタリーFPS『コール オブ デューティ ブラックオプス 4』(以下、『CoD: BO4』)。

本タイトルにおいて、5月3日~5日にかけて行われたトーナメント‟Call of Duty World League London”(CWLロンドン)で優勝を飾った‟100 Thieves”は、かつて最弱と呼ばれたことがあるチームで、CWLのタイトルを獲得するのは絶望的という意見もあった。

そんな彼らが初のCWLタイトルを手にするまでの道のりを、100 Thievesが投稿している動画とともに振り返りたい。

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左から、Enable、Octane、Slasher、Priestahh、Kenny

‟0から100へ” リベンジを果たしたCWLロンドン

まずは簡単に略歴を紹介する。100 Thievesは、元『CoD』のプロプレイヤーであるNadeshotが2016年に創設したチーム。『CoD』部門のほか、『リーグオブレジェンズ』、『フォートナイト』など合計6個の部門がある。

初期のロスターは現在の5人とは全く異なり、さらに創設されて以降に成績が芳しくないため『CoD』部門はすぐさまクローズ。紆余曲折を経て、約2年後の2018年8月の再結成発表時にKennyとOctane・Fero(退団済み)が、9月にSlasher・Enableが加入し、心機一転してリスタートを切った。

さらに、翌年1月にPriestahhを‟FaZe Clan”からローン、つまり貸出し選手としてチームに迎えたため、Feroは控え選手に。ここで現在のEnable、Octane、Slasher、Priestahh、Kennyという5人のロスターが揃った。

ちなみに、100 Thievesというチーム名の由来は、Nadeshotの人生と結びついている。家庭があまり裕福ではなく、ゲームを中心に活動をするにはアルバイトなどで生計を立てなければならなかった。

「欲しいものは誰からも与えられない。勝ち取るしかない」と考える彼の人生観や価値観を象徴する単語が、‟Thieves”=「盗賊、簒奪者」だったと語っている。

また、「100」には「100%の献身」という意味があるようだ。「自分の人生に指図できる人、限界を決める人はいない。だからこそ、目指すもに対して100%の献身をしなければならない」というNadeshotの意思が込められている。
[※My Team, 100 Thieves, is BACK! (HUGE ANNOUNCEMENT)より引用]

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マップ取得数‟0” 絶望的な結果からの再起

‟CWL Pro League Qualifier(プロリーグ クオリファイアー)”を勝ち抜き、2019年2月から始まった‟CWL Pro League”本戦へと出場した100 Thievesを待ち構えていたのは、かなり厳しい現実だった。

ふたつのグループに分かれ、約12週間にわたって戦うプロリーグ。100 ThievesはグループBに配属されるものの、第1週の初戦をたった1マップも取れなかった。プロリーグ開幕前の2018年12月に開催された‟CWL Las Vegas”でも格下の相手に惨敗を喫していた。

新体制となってわずか1~2か月程度で挑んでいるため、仕方ないと言ってしまえばそれまでだが、あまりにもひどい結果にファンやキャスターからは、「間違いなく最弱チーム」、「得意な武器が弱体化されたら終わり」、「望みすらない」など辛辣なコメントが寄せられた。

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出典:100 Thieves公式Twitter

しかし、批判的な声を浴びせられる一方で、100 Thievesはチームとしての完成度を徐々に高めている。その結果は、プロリーグの戦績にも表れており、プロリーグ第2週の全4試合すべてにおいて白星をあげるまでに成長を遂げる。

また、プロリーグの対‟OpTic Gaming”戦でマップカウント3-0、対‟Gen.G”戦で3-1と強豪相手に快勝を重ね、ついに運命のCWLロンドンを迎えた。

初タイトルを冠した100 Thieves

4チーム1組で総当たり戦を行う予選‟プールプレイ”では、OpTic Gamingに唯一敗れ、2勝1敗でウィナーズブラケットへと進んだ。

ウィナーズブラケット初戦の相手のeUnitedに3-0で完全勝利し、次戦のGen.Gにも0-2からリバーススイープをしている。なんとかウィナーズファイナルまで漕ぎ着けたが、相手は予選で一度敗れているOpTic Gaming。

因縁の対決は終始接戦となり、どちらが勝ってもおかしくない試合内容だった。

しかし、上記のクリップの通りKennyが連続キルでチームの窮地を救っただけでなく、冷静な判断でOpTic Gamingを上回りグランドファイナルへ進出を決めた。

優勝をかけた1戦の相手は、プロリーグの同じグループでウィナーズブラケット初戦でも相対したeUnited。

ここまで100 Thievesは、ヨーロッパに拠点を置く‟Team Heretics”や‟Team Reciprocity”をトーナメントから追い出しており、現地ファンからのブーイングを浴びる、いわゆる‟ヒール(悪役)”となっていた。そのため、グランドファイナルは、開始前からeUnitedへの声援が鳴りやまず完全なアウェー状態で試合に挑むことになる。

だが、100 Thievesの勢いは止まらずマップカウント3-1で快勝、チームとして初のCWLタイトルを獲得した。CWLロンドンは、まさに‟0から100”を築き上げたトーナメントになったと言えるだろう。

5月28日現在プロリーグのグループ内首位を維持しており、今後開催される‟CWL Anaheim”や‟CWL Finals”、‟CWL Championship”での活躍にも注目が集まる。

 

▼ 100 Thieves公式Twitter

プロリーグ、CWL Fort Worthで最弱と呼ばれた頃からCWLロンドン優勝までを描いたショートムービー。

▼ 100 Thieves公式YouTube

CWLロンドンのドキュメンタリー。Nadeshotが過去に所属していたOpTic Gamingにライバル意識を持っていること、プレイヤーが追い込まれていた時の心境を語っている。

シリーズ最新作『CoD: MW』まとめ

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