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【ストV AE】sakoがももち戦で魅せた瞬獄殺を語る! 「キエエエエエエエエ!」

年末に実施される『ストV AE』世界大会「カプコンカップ」の出場権をかけて、世界各地で戦いがくり広げられるトーナメントシリーズ“Capcom Pro Tour(カプコンプロツアー)”。3月29日~31日には、アメリアのカリフォルニア州サンノゼにて「NorCal Regionals 2019(NCR2019)」が開催。

近年まれに見る激闘となったグランドファイナルのときど対Punk、sakoが劇的な逆転勝利を飾ったsako対ももちなど、多くの名勝負がうまれた大会となった。そんな中から名シーンTop5を選出する“Top 5 Moments”が発表された。本稿では、名シーンTop5の3位にランクインされたsakoのインタビューをお届けする。

sako対ももち

インタビューをお届けするまえに、筆者目線でsako対ももちを簡単に振り返りたい。

sako対ももちは、3月15~17日開催された「Final Round 2019」のTop 48でも行われていた組み合わせ。このときは、ももちの是空に対して先行されsakoが受け身にまわるシーンが多かった。

今シーズンのメナトは、最大の武器であるVトリガーIが使い勝手のいい“2ゲージ技”から発動チャンスの少ない“3ゲージ技”に変更されたこともあり、切り返し手段に乏しく、逆転性が落ちている。このため、受け身にまわることの多い試合展開になると、昨年以上にきびしい戦いを強いられるのだ。事実、この試合は2-0でももちが圧勝していた。

↑FRのsako対ももち

今回のNCRでも初戦のメナト対是空は、ももちに「先行されてそのリードを逆転できずに負ける」という前回同様のパターン。この結果からsakoは「メナトを出しても勝てる可能性は低い」と判断し、メナトの裏で練習していたカゲを投入。

まさかのキャラクター選択に会場がざわめいており、この判断には筆者も驚きを隠せなかった。

キャラクター相性が格段にいいわけではないので「苦し紛れの選択か?」と思ったが、sakoはじっくりとした地上戦を軸に、強力なジャンプ攻撃と爆発力のあるコンボで、ももちと一進一退の攻防をくり広げた。

この展開に「これはひょっとすると……?」、「でも、さすがにきびしいか…?」と、期待と不安が入り混じりながらもモニターを食い入るように見ていた。

勝負は1-1の最終ラウンドにまでもつれ込んだ。

ここまでのsakoカゲを見て、「苦しそうだけど、とにかくがんばっている」という印象を受け、その姿を応援せずにはいられなかった。投げや中パンチ、強パンチでプレッシャーをかけるももちの攻撃にヒヤヒヤしながら応援していると、地上戦を得意とするはずのももちが、不用意にも思えるジャンプ攻撃をくり出し、sakoはその隙を逃さず“昇龍拳”で撃墜。からの“竜巻旋風脚”→“瞬獄殺”で一気にKO。

この一瞬の出来事に会場は割れんばかりの大歓声に包まれ、Twitterのトレンドにも「sakoさん」が入るほど、ギャラリーを熱狂させた。筆者もこの勝利には思わず声が出るほど驚かされた。

↑NCR2019のsako対ももち。

↑今回の選出に合わせてイラストを投稿してくださったファンも。

 

↑FAV gamingのチームメイトりゅうせいも興奮した様子。

3週連続大会を終えて

と、途中から筆者の日記のような原稿になってしまいましたが、そのくらい興奮してしまった試合だったということでお許しください。そしてお待たせしました。そんな名勝負をくり広げたsakoのインタビューをお届けします。

 

――カプコンプロツアー3連戦お疲れさまでした。sako対ももちがNCR2019の名シーンに選ばれていました。なぜかカゲを選択したのでしょうか?

sako じつは、Final Round 2019でももちと当たったときに嫌な負け方をしていたので、それを踏まえて是空対策をしていました。でもNCR2019でもメナトのよさを活かせない展開になってしまい「これは2試合目にメナトを出しても負ける可能性が高い」と。

――メナトのよさを活かせない展開とは?

sako 是空にすぐ近寄られてしまい、相手の攻撃を受ける時間が長くなっていました。そうなると、メナトは切り返しに適した技が少ないので、きびしいですよね。対策したにも関わらずこういった展開になってしまうのであれば、「とっておきのカゲを出してみよう」と。無敵技を持ってるだけマシかなくらいで、カゲならいけるという自信は微塵もありませんでしたけど(笑)。

――カゲの選択にはびっくりしました。

sako 実際、カゲのほうが不利な組み合わせだとは思います。でも、カゲはジャンプ攻撃が強いので、若是空の対空が弱い面とかみ合っている部分はあります。

――VトリガーはIIを使っていましたね。

sako 個人配信では可能性を模索するためにトリガーIを使っていたんですけど、どうしても火力不足になってしまうんですよね。一方のVトリガーIIは、決めたあとのセットプレイがすごく強いですし、瞬獄殺も使える。さらには、通常技にVトリガーIIを仕込むことで立ち回りが強化されるメリットもあります。

――VトリガーIはゲージ2本ですが、それはあまりメリットにならないのでしょうか?

sako VトリガーIはゲージ2本で発動できるんですけど、カゲは体力が低いので2回発動するのが難しいので、あまりメリットにはなりません。それなら3本だけどVトリガーIIかなと。あと、VトリガーIは波動拳から発動できなかったりと、キャンセル発動が弱いのもマイナスポイントです。

――そんな中、最後は見事な勝ち方をしましたね。竜巻旋風脚からの瞬獄殺。あれは最高に盛り上がりました。

sako あのシーンは、じつは“弱竜巻”から一瞬歩いて“瞬獄殺”を出してるんですよ。だから警戒されにくかったのかもしれませんね。

――瞬獄殺を出したときの気持ちは? 珍しくガッツポーズも出ました。

sako あれを決めるためにカゲを練習していると言ってもいいくらいですからね(笑)。瞬獄殺を出した瞬間は「どっち? 上入れてないよな?」てモニターをガン見していました。でも決まってよかったです。飛ばれていたら死んでましたから(笑)。

――あのシーンで瞬獄殺を出せるのがすごいですよ。

sako 「みんな出すと思ってなかったんとちゃいます? 自分でも半信半疑やったくらいだから(笑)」

――今後もカゲとメナトを併用していくのでしょうか?

sako メナトは前バージョンとやることが変わっていないので、最近はカゲを練習している時間のほうが長いんです。そのくらいカゲがおもろいんです。“超ワンチャンキャラ”。飛びが強いだけだから、ただ飛ぶだけなんですけど(笑)。

――ジャンプ攻撃が強いからこそ、地上戦をじっくりやることが活きてくる?

sako そうやね。相手を崩したときの火力はものすごいから、そのプレッシャーを利用しながらうまく地上で中足を振ったり、前ステップをちらつかせながら……でもメッチャ苦しいですよ。苦しい時間が長すぎる(笑)。

――今後は「せやなTV」や「Bonchan’s Road Trip」があって、そのあとはフランス大会、シンガポール大会と……休む間はないですね。

sako 今年は連戦が多く去年より体調管理が大切になりそうなので、そのへんを気を付けながらがんばりたいです。

 

担当:豊泉三兄弟(次男)

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