2019年3月10日、東京都秋葉原にて、『ストリートファイターV アーケードエディション』(以下、『ストV AE』)の大型イベント“FCA 3周年記念3on3大会”が実施。150名が出場するトーナメントが争われ、キチパーム(ザンギエフ)/Pすけ(キャミィ)/大分人(春麗)のチーム【バイソンLINE】が優勝した。
FCA 3周年記念3on3大会 概要・結果
会場 e-sports SQUARE AKIHABARA
大会形式 3on3チーム戦、1試合先取制勝ち抜き方式。敗者復活アリの変則トーナメント
大会動画 twitch
※大会公式サイトはこちら
順位 | チーム |
優勝 | 【バイソンLINE】Pすけ(キャミィ)/キチパーム(ザンギエフ)/大分人(春麗) |
準優勝 | 【まちゃ広場ナウ】ナウマン(さくら)/まちゃぼー(ネカリ)/うた(ケン) |
3位タイ | 【魁!ナッシュ愛】OC|ガフロ(バイソン)/みしえ(ララ)/あずま(ベガ) |
3位タイ | 【キャラ愛勢】よっさん(ジュリ)/にしきん(ブランカ)/ぷげら(いぶき) |
※総エントリー50チーム150名
FCAとは
大会名となっているFCAとは、プレイヤーのかげっちが主催となり、秋葉原で定期的に開催している『ストV』の大会&対戦会“Fighter’s Crossover -AKIBA-”の略称。今回の3on3大会は、そのFCAの継続3周年を記念したイベントだ。トーナメントに出場した150名の中には、まちゃぼーやりゅうせいといったプロゲーマーたちの姿も見られ、対戦シーンの注目イベントとなっていた。


決勝戦はキチパームが3人抜き!
決勝戦に進出した【バイソンLINE】はこの日全員が活躍し、若手プロゲーマーチームを撃破するなどの戦果をあげた絶好調のチーム。もう1つの【まちゃ広場ナウ】はプロゲーマー2人と歌広場淳が組んだ豪華なチームだ。
試合では【バイソンLINE】先鋒のキチパームが冴える。ジャンプ攻撃空振りからの着地スクリューパイルドライバーや、思い切りの良いリバーサルクリティカルアーツを立て続けに決め、【まちゃ広場ナウ】の先鋒・歌広場と中堅・ナウマンを撃破。
そして大将・まちゃぼー戦でも流れは止まらず、最後はネカリがジャンプで逃げたところを空中コマンド投げで捕まえてフィニッシュ。キチパームが3人抜きを達成し、【バイソンLINE】の優勝となった。



優勝チーム「バイソンLINE」メンバーコメント

左から大分人、Pすけ、キチパーム
キチパーム
3on3大会での優勝は初めてなので、とても嬉しく自信になる内容でした。Pすけさん、大分人さんの100点の試合内容、かなり強い相手を3タテしていて自分のプレイも落ち着いて、かつ自分の色を出せたプレイが出来て良かったです。特に決勝戦でラウンドを取られても納得しつつ、冷静に試合が出来たのはチームメイトのお陰だと思います。この3人で組めて優勝したことを誇りに思っています。
Pすけ
普段対戦してる仲間とチームを組み、優勝する事が出来て凄く嬉しかったです! ベスト8からそれぞれ3タテして優勝できたのは凄い!!
大分人
普段対戦と攻略をしてるLINEグループの面子で優勝できてすごく嬉しいです。オフ対戦環境もそうなんですが地方にいながら人の縁に恵まれてるので感謝ですね。
記者の目
バイソンLINEのボスことファミ通の豊泉です。個人としては、自分たちのLINEグループコミュニティーのメンバーがプロゲーマーを倒して優勝したということが、とてもうれしく思います。
客観的に見ても、ふだんは社会人として生活する3人がプロゲーマーも参加する大会で優勝したことは、本当にすごいことだと思っています。しかも、オフラインでの対戦が重要と言われている中で、彼らはオンラインを主戦場にしています。社会人、かつオンライン中心だとしても強くなれることを示した彼らの姿は、社会人ゲーマーや地方ゲーマーにとって大きな希望になったのではないでしょうか?
また、キチパームは、先日まで所属していたゲーミングチーム“アトラスベア”が解散し、フリーの立場となっています。決勝戦で3タテを見せるなど、最近はかなりの仕上がりを見せており、カプコンカップ本戦出場も狙える位置にいる選手と言えます。この活躍が、企業からのスポンサーやゲーミングチーム加入の誘いにつながってほしいものです。(編集部:豊泉)