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【鉄拳7】日本代表が圧倒的な強さで韓国代表に勝利!【鉄拳プロチャンピオンシップ 日韓対抗戦”リポート】

日韓のプライドをかけた“鉄拳プロチャンピオンシップ 日韓対抗戦”が、2019年3月2日に実施され、接戦の末に日本チームが勝利をおさめた。本稿では、日韓対抗戦の模様をお届けする。

情勢が変わりつつある鉄拳シーン

これまでの『鉄拳』のプロシーンは、韓国プレイヤーがトップと言われており、去年開催された“TWT 2018”の結果を見てもわかる通り、軒並み韓国選手たちが上位入賞を果たした。

しかし、今年に入り、その勢力図が変わろうとしている。先日行われた“EVO Japan 2019”では、上位8名の中に韓国選手が3人しか残っていなかったほか、パキスタンのArslan_Ashが優勝、フィリピンのAKが準優勝するなど、『鉄拳』だけでなく、格闘ゲーム界隈に激震が走ったのは記憶に新しい。

そんな最中、2019年3月2日、LFS池袋 esports Arenaにて開催される招待制賞金付き公式大会“鉄拳プロチャンピオンシップ 日韓対抗戦”が開催された。このイベントでは、日本と韓国それぞれが12人の選手を選抜し、チーム戦で雌雄を決する。結果から最初にお伝えすると、日本代表チームが勝利を果たした。

しかも、大会で大きな活躍を見せたのは、当日の代表予選を勝ち抜いた現役高校生であるBだ。圧倒的な力を見せ付けての日本チームの勝利に加えた若き新星の誕生により、今年の『鉄拳』プロシーンは“何かが変わる”。そんな気がしてならない。本記事では、そんな日韓戦全体の模様をお伝えしていこう。

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実況と解説は、おなじみゲンヤとハメコ。が担当した。

現役高校生が代表となった予選大会

本大会はプロライセンスを保持している日本代表の11人に加えて、ひとり一般から代表選手を決める予選大会が日韓戦の開戦前に行われた。試合は1試合先取(Bo1)形式の、シングルエリミネーショントーナメント。使用キャラクターはエントリー時に申請したキャラクターのみが使用可能というルールだった。

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そして決勝に勝ち進んだのは、はるくん(ジャック7)と、B(アリサ)。中距離からの思い切りのいい飛び込み屋や、相手に割込みを許さない連携など、勢いにのったバトルスタイルで3ラウンドを一気に制覇し、日本代表に選ばれたのはBとなった。

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Bは高校3年生の18歳。こういった場で結果を出したのが初めてとのことで、緊張した面持ちながらも「ほかの選手におんぶにだっこにならないよう、自分も勝ちに行きます」と強きなコメントを披露した。

完全勝利したライフ獲得戦

さて、ここからは日韓対抗戦がスタート。この日韓対抗戦はイベントらしい特殊なルールが設けられており、最初に“ライフ獲得戦”で戦い、最後に日韓の代表全員で勝ち抜き戦を行うというもの。最初に行うライフ獲得戦は、日韓代表各12人が4チームに分かれて、各チームと団体戦を実施。勝利側には、勝利チームの3人のうちからひとりに、抽選で勝ち抜き戦で1度敗北しても再度戦える権利が与えられる。つまり、勝敗を決する勝ち抜き戦で、アドバンテージが取れるというものだ。また、ここでの対戦結果や立ち回りが、勝ち抜き戦での読み合いにも影響するので、前哨戦的な立ち位置ながらも大きな意味を持った戦いなのだ。

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開戦前に作戦会議をする日本代表のメンバーたち。
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緊張しているBをほぐすかのように、雑談をくり広げるシーンも。
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試合前には日本チームを代表し、
ノビが「日本と韓国、いまどちらが強いのか分かると思います」と冷静なコメントを放ちながらも、
瞳の奥はギラギラと燃えているようだっいた。
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対する韓国チームはRangchuが代表し「もちろん勝ちたいですが、全力が出せれば結果は何でもいいです」と、
どこか余裕のある様子がうかがえた。

 

初戦はAチームの対決。日本代表はAO(アリサ)、タケ。(一美)、チクリン(ギース)。韓国代表はKkokkoma(一美)、Breadman(クラウディオ)、Qudans(デビル仁)。最初のバトルでは、AOがKkokkomaに惜しくも敗北。日本勢の雲行きがやや怪しくなるも、まだ戦いは始まったばかり。続く2戦目はタケ。が自慢のディフェンス力を見せ付けなんとかBreadmanに勝利。最近メキメキと強さを発揮し始めたチクリンは、ここでもその強さを披露。TWT3位のQudansに圧倒的な差を付けて勝利を飾り、Aチームは日本代表の勝利。ライフはタケ。が獲得した。

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Bチームは、日本代表が破壊王(キング)、B(アリサ)、ダブル(ロウ)。韓国代表がUlsan(一美)、KNEE(ニーガン)、CHANEL(ジュリア)が戦う。最初はBと、TWT2018にて、最も優勝を重ねた韓国最強の男・KNEEの対決。KNEEは登場から3日ほどしか経過していないKNEEを使用キャラクターに選んでいるため、若干不安要素は残るものの、Bもニーガンへの対策は重ねられていないはずなので、どう試合が転ぶか分からない。とはいえ、誰もが絶大な強さを持つKNEEが勝利すると予想したのではないだろうか。そんな前評判を跳ね除けるかのように、Bが老獪な攻めで読み合いに打ち勝ち、みごとKNEEに勝利。その勢いに乗って、破壊王はUlsanに勝利し、ダブルもCHANELに勝利と、Bがチームを勝ちムードへと導く。さらにライフはBが抽選で獲得と、この高校生、やはり“何か持っている”。

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Bが勝利すると、チーム全員が控室から飛び出し、ステージが歓喜の輪で包まれた。

 

Cチームは、日本代表がじょうたろう。(ジャック7)、ぺコス(ギース)、ノビ(ドラグノフ)。韓国代表がJDCR(アーマーキング)、Rangchu(パンダ)、LowHigh(シャヒーン)。じょうたろう。がTWT2018覇者のRangchuに敗れるが、ペコスはJDCRに食らい付き、ノビはこれまで相性の悪かったLowHighに勝利。ここまでの3チーム、すべて日本代表が勝利を飾るという素晴らしい成績に。ライフはノビが獲得した。

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最後のDチームは、日本代表がユウ(フェン)、加齢(一美)、ノロマ(ジャック7)。韓国代表がMulgold(クラウディオ)、Dimeback(飛鳥)、JeonDDing(エディ)。人間性能の高さを見せつけてノロマがMulgoldに勝利すると、今度はJeonDDingが巧みなエディ捌きで加齢を圧倒。最後の試合は、完璧な飛鳥対策を見せ付けて、ユウがDimebackに勝利。これでライフ戦は、日本代表がすべてを制することとに! ライフはユウが獲得。大きなアドバンテージを獲得して、いよいよ勝敗を決する勝ち抜き戦に挑む。

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波乱の連続の勝ち抜き戦!

そして、今回の勝敗を決定づけるのが勝ち抜き戦。日本の12人(+4ライフ)と韓国の12人が、1試合先取(Bo1)形式で対決。敗北した側のチームは、つぎに対戦するメンバーを自由に選べるのがポイント。どの選手にどの選手をぶつけるのか、というのが勝敗の鍵を握る戦略となっている。

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初戦は小手調べという感じで、両チームともに実績の薄いBと、Breadmanが対決。KNEEを倒した勢いや、ライフを持っている余裕もあってか、Bがみごとに勝利。すると韓国チームからは、2番手にKNEEが登場。KNEEは先ほどやられたリベンジに燃えている様子だった。しかしここでも、Bの快進撃は止まらない。やや危うい場面もあったが、持ち前のリズムでKNEEを2度倒す快挙を成し遂げた。

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チーム一丸となって、BにKNEE対策を教え込む日本代表。

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KNEEは完全にヤル気で、その表情からは恐怖すら感じられるほど。

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2度のKNEE撃破を達成したB。チームからも観客からも、賞賛の声が送られていた。

そんなBに対抗するのは、第二のボス級である、TWT 2018覇者のRangchu。先の読めないパンダ独特の立ち回りで、Bを撃破する。そんなRangchuはつぎはノビが制すると、ノビへの勝率が高いLowHighが登場し勝利。その対抗策として、LowHighに相性の良いタケ。が登場し勝利するなど、プレイヤーどうしの相性を駆使した戦術で、取って取られてのバトルが続く。

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その後、タケ。に韓国チームはQudansをぶつけるも、タケ。の防御を崩せずQudansは敗北。だったら、同じキャラクターをぶつけようということで、Ulsanが登場。攻めのUlsan一美と、守りのタケ。一美の対決は、Ulsanが勝利。

そんなUlsanには、ライフ獲得戦で勝利した破壊王の出番。破壊王がUlsanに勝利すると、つぎはJCDRが登場し、キングVSアーマーキングといった因縁の対決に。お互い意地でも投げ仕掛け合うプロレスをみせながらも、破壊王が勝利。これで韓国のボス級選手はほとんど倒されたことになり、気づけば日本勢はライフのおかげで敗北選手は実質ゼロと、圧倒的な優位に立つ。

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韓国の主力選手をほとんど倒したことで、日本代表の控え室にも余裕のムードが漂う。

そんな流れを止めたのが、一美使いのKkokkomaだ。破壊王、ユウ、ダブルと、日本の強豪をつぎつぎと撃破していく。しかしそこでペコスが登場すると、Kkokkomaは敗北。またもや韓国チームはピンチの状態に。そんな窮地を脱するべく、最後の砦とも言えるCHANELが登場。ペコスに勝利するも、つぎに登場したノロマに負けてしまい、韓国チームの残りメンバーはMulgold、Dimeback、JeonDDingの3枚のみといった状況に。

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そしてここで、ハマると爆発力のあるDimebackが登場すると、まさに大爆発。思い切りの良すぎるノリノリの飛鳥捌きで、ノロマ、加齢、ノビ、ユウ、を破り一気に4連勝。日本チームに暗雲が立ち込める中、誰がこの男を止めるんだ!? という雰囲気に。そんな勢いの中で登場したのは今日、予想外の勝利を何度も挙げたB。ここでもBは、なんとDimeback討伐に成功する。

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Dimebackの快進撃に、韓国チームも大喜びの様子だった。

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みごとにDimebackの勢いを止めたB。2度のKNEE撃破に加えて、この活躍は、本日のMVPと言っていいだろう。Bが勝利すると、チーム全員が控室から飛び出し、ステージが歓喜の輪で包まれた。

いよいよ後の無い韓国チームは、MulgoldはBに勝利。そして日本は勝負を決めるために、現在最強と名高いチクリンをぶつけに行く。チクリンはMulgodに勝利するも、つぎはチクリンが“EVO Japan 2019”で敗北した、JeonDDingが相手。しかし、チクリンはもはや敵なしといった様子。JeonDDing相手にも凄まじい対策を連発し、みごとに勝利。日本チームは選手4人を残し、韓国チームに勝利したのだ。

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最後は全員でチクリンのセコンドに付く日本チーム。

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韓国チームも、JeonDDingを全員で支える。

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チクリンの完全勝利により、日本チームが勝利!!

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