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【鉄プロチャンピオンシップ 日韓戦選手インタビュー】日本選抜チームA タケ。、チクリン、AO、破壊王

2019年3月2日、LFS池袋 esports Arenaにて開催される招待制賞金付き公式大会“鉄拳プロチャンピオンシップ 日韓対抗戦”。日本国内某所で行われた同イベントの選手撮影会にて、出場選手たちにインタビューを敢行した。本稿では、日本チームAのタケ。、チクリン、AOの意気込みをお届けする。

 

タケ

■タケ。
使用キャラクター:一美
TWT 2018ランキング:17位(TWT Finals 2018 13位タイ)

――今回、日韓戦が12対12の大規模な公式イベントとして開催されることについてどう思われますか?

タケ。 12対12という規模でやることがまずないことなので、びっくりしました。韓国チームのメンツを見て、よくこのメンバーを集められたなと。

――TWTのランキング上位ですね。

タケ。 ランキングの順番で考えたら妥当な選手かもしれないですけど、このメンバーを見るとさすがに韓国チームが有利なんじゃないかなと思います(笑)。負けたくないのはもちろんありますけど、エキシビションマッチでもあるので、しっかり楽しみたいですね。

――やはり分が悪いんですね。

タケ。 間違いなく韓国のほうがプレイヤー層が厚いですからね。

――自分以外のプレイヤーで見てみたい組み合わせはありますか?

タケ。 たとえば、KNEE対じょうたろうだとか、いままであまり対戦したことない人同士の対決は見てみたいですね。あとは、ノビ対Breadman。去年、韓国のマスター大会でノビが負けている組み合わせなので、それがどう変わっているのか見てみたいですね。

――タケ。さんは韓国勢との対戦経験が豊富だと思いますが、その中でも対戦したいプレイヤーはいますか?

タケ。 じつはいちばん対戦したかったのはSaintだったんですけど、今回残念ながら参加していなくて。とはいえ、ものすごいメンツがそろっているので、誰とやってもいい試合をしたいですね。

――『鉄拳タッグ2』時代に韓国武者修行を実行したことがあるとお聞きしましたが、そのときと現在でレベルの差は縮まっているのか? それとも開いてしまっているのか? どちらでしょうか?

タケ。 レベルの差というか、『鉄拳タッグ2』時代は日本と韓国でプレイスタイルがまったく違ったんですよ。同じゲームなのにここまでスタイルが変わってしまうのかという印象を受けました。それに比べると、『鉄拳7』はそんなにプレイスタイルの違いはないんじゃないかなと。もちろん、細かい部分では韓国のほうがレベルの高い部分がありますよね。ただ、先日のEVO Japanでさまざまな国の選手が活躍したように、もう日韓の2強というとらえ方じゃないですよ。いろんな国のレベルが上がっていて、いまは韓国勢をどの国が倒すかという構図になっていると思います。

――それだけ海外のレベルが上がっているんですね。

タケ。 はい。世界的にそんなにレベル差があるわけではないと思っています。

――韓国勢のことをよく知るプレイヤーとして、韓国『鉄拳』の特徴を教えてください。また、それに対抗する手段はあるのでしょうか?

タケ。 もちろん、韓国も人それぞれでスタイルが違うんですけど、共通して言えるのは「相手をよく見ている」ということですね。対戦相手の癖だったり、相手がどういう対応をするのかをしっかり観察しているんですよ。だから、最初は日本勢が連勝したとしても、そのあとは対応されて日本勢がぜんぜん勝てなくなってしまうという光景をアーケードでよく目にしていました。

いまはわからないですけど、かつての韓国はプレイヤー人口が日本より多く、いろんなスタイルの人がいたんですよ。で、韓国のトッププレイヤーたちはそういったさまざまなスタイルのプレイヤーをなぎ倒しているので、「このタイプにはこうすれば勝てる」みたいに、自然と対応力がついているんだと思います。

――引き出しをたくさん持っていて、それを相手のタイプに合わせて出し入れできるんですね。

タケ。 そうですね。相手のタイプを見極めて対応する力が、日本のプレイヤーよりも高いです。あとは、自分のプレイを客観的に見られるところも日本と違いますね。韓国のプレイヤーは負けた理由を分析して、自分なりに答えを出して成長していくんですけど、日本のプレイヤーはなぜ自分が負けたのかを理解できない人が多い。それは上級者も中級者も関係なくです。そこがいちばん大きな差なんじゃないかと思います。

――負けた理由を理解できないと、何を練習していいかもわからないですよね。

タケ。 負けた理由を理解できないと、成長できませんよ。「負けた、またつぎがんばるわ」と毎回言っていたら意味ないですよね。だからこそ負けた試合の動画を見返して、負けた理由を把握したうえで修正していかないと。僕だって自分の負け試合の動画を見るのは大嫌いですけど、でもそれをやらないと成長できないから見るしかないですよね。

――最後に日韓戦への意気込みをお願いします。

タケ。 EVO Japan2019で優勝したAsh(パキスタン)の一美から学ぶこともありましたし、韓国勢から「タケ。は絶対に一美をやったほうがいい」とも言われて、そういう風に言ってくれるということは何かいいところがあるからだと思いますので、今回は一美でエントリーしました。練習期間はそんなにありませんが、やれることをやって勝ちたいですね。

 

チクリン

■チクリン
使用キャラクター:ギース
TWT2018グローバルランキング:――

――日韓戦が公式イベントとして開催されるということについてどう思われますか?

チクリン 鉄拳ファンとしてはいちばん見たかったイベントだと思います。自分も楽しみです。でも、韓国チームのメンバーがものすごくて、勝つのはかなり難しいだろうなと(笑)。

――勝つのが難しいほどのメンバーがそろっていますが、その中で誰と対戦してみたいですか?

チクリン この大きな舞台で、KNEEを倒してみたいですね。オンライン上で対戦する機会はあるのですが、こういう舞台で戦えることはなかなかないと思いますから。

――日韓戦でチクリンさんはどのくらい活躍できると思いますか?

チクリン いつもそうなんですけど、大会のまえはあまり自信がないんですよ。だから足を引っ張ってしまいそうな気がしています……。

――ここ最近は大会でも結果が出ていると思うのですが、それでも自信はないのでしょうか?

チクリン 自信はないんですよ。最近勝ててしまっていますけど、手ごたえがすごくあるわけではないので、きっかけもぜんぜんわからないんです。そういった不思議な状態なので、急にガクっと落ちそうな気がして不安ですね。

――大会ではあまり自信がないとのことですが、オンライン対戦などで猛者を倒しているイメージがあります。大会とは別で、野試合で勝てるようになったという実感はありますか?

チクリン そうですね。野試合に関しては読みあいの作り方が以前よりもわかってきましたし、勝率が上がっている実感はあります。相手の手癖を見極めたり、捌くタイミングをしっかり予測したりと、相手の行動を見て考えることができるようになったと思います。だから、長期戦になった場合は自分のペースに持ち込んで勝てるようにはなってきました。

――対戦中に相手の情報を収集することが得意になったと?

チクリン 得意というわけではないのですが、自分はいくらやっても疲れないんですよ。最近は『鉄拳』をやる体力をつけるためにボクシングジムに通い始めましたし、今後はリアル鉄拳も強くなれるかも(笑)。

――『鉄拳』のためにジムへ通っているんですね。チクリンさんからは『鉄拳』への情熱をものすごく感じます。『鉄拳』好きすぎだろというエピソードはありますか?

チクリン もう何をしていても頭の中には『鉄拳』しかないですね。本当はダメなんですけど、仕事をしていても『鉄拳』。寝る前も『鉄拳』。寝ていても『鉄拳』。そもそも負けたら悔しくて眠れないんですが(笑)

――それだけがんばってきた時間を振り返っていかがですか?

チクリン もっとやらないとダメだと思いますね。以前スポンサーとの契約が切れたときがすごくショックで、1か月くらい『鉄拳』ができない時期があったんですけど、「でもこのままではダメだ。見返すくらいがんばるぞ」と。それにスポーツ選手だったり、ある業界で成功している人は睡眠3時間くらいでがんばってる人もいるので、どんなことでも努力と根性は必要だと感じました。だから去年は平均3~4時間の睡眠でずっと『鉄拳』に打ち込みました。

――それだけ『鉄拳』をプレイすると精神的に追い込まれませんか?

チクリン めちゃくちゃキツかったですね。しかも昨年の“マスターカップ”前は彼女に振られましたし(笑)。いまは笑えるんですけど、「何で勝てないのに続けるの?」ということを言われて……すべてを失って大会に臨む感じでしたね。でも、そこからは上り調子なんですよ(笑)。

――さきほどスポーツ選手の話が出ましたが、実際に参考にしている選手はいますか?

チクリン たとえばイチロー選手が過去にこういう努力を積み重ねてきた。というようなものには目を通しています。どういうルーティーンで練習しているかだとか。イチロー選手はものすごくストイックで、スポーツとゲームの違いはありますけど、日本の『鉄拳』プレイヤーでここまでストイックに練習している人はいないんじゃないかなと。韓国のプレイヤーは日本のプレイヤーより練習時間が多いんですよ。格上のプレイヤーがストイックなのに、そんなんじゃ追いつけるわけないですよね。だから僕は、人の3倍は練習するようにしています。たぶん、ノロマの500倍やっている自信はあります(笑)。

――最後に日韓戦への意気込みをお願いします。

チクリン 負けたら悔しいので、ひとりで全員倒すくらいの気持ちでいきます。でも、おそらく無理なので自分のできる100点のプレイを見せられるよにしたいです。

 

AO

■AO
使用キャラクター:アリサ
TWT 2018ランキング:――

――今回、日韓戦が12対12の大規模な公式イベントとして開催されることについてどう思われますか?

AO これまではあまり知られていない大会などで日韓対決がありましたが、今回は日本と韓国それぞれ12人の代表が集まって雌雄を決する。そういった大きいイベントが開かれることに、『鉄拳』も人気タイトルになったんだなという実感を持ちました。

――韓国はものすごいメンバーがそろっています。

AO これまで以上にすごいやり込みを感じていて、個々のスキルがドンドン上がっています。まったく油断できない試合展開になるんじゃないでしょうか。だから視聴者としても見ごたえのあるイベントになると思いますよ。

――AOさんが対戦してみたい相手はいますか?

AO やっぱりCHANEL選手と僕のアリサ対決じゃないですか? じつは何年もまえに巣鴨のゲームセンターで、僕とCHANELを含む強豪アリサ使いが集まって、誰がいちばん強いかを決める同キャラ戦をやったんですよ。そのときは僕が勝って、「世界一強いアリサ使い」という称号を得たと思っていたのですが、それがいまはどうなっているのか知りたいじゃないですか。視聴者からしてもそれはひとつのコンテンツとして楽しめるのかなと。

――ほかに対戦してみたい選手はいますか?

AO 最近表舞台にあまり出ていなかったJDCR選手とも戦いたいですね。昔から長年いろいろな大舞台で戦っていたプレイヤーでもありますし。

――シーズン2はどのように仕上げていますか?

AO トレーニングモードでヒット確認をしたり、個々のスキルを高めるトレーニングをしています。ほかには、自分が活躍していたときの動画を見てイメージトレーニングすることでアドリブを効かせられるようにしたり、細かい部分を煮詰めたり。ほかには自分への反省も込めて、彼女のプレイを見てアドバイスを送ったりとかですね。

――ヒット確認や状況確認の精度を上げることで、取れるリターンはしっかり取りたいですよね

AO それ自体が相手にとってプレッシャーになりますからね。他のプレイヤーが配信している試合を見て、“スカ確”のイメージも膨らませることもします。

――ちなみに、韓国チームで当たりたくない選手はいますか?

AO まだぜんぜんやったことがないDimeback選手は未知数だから怖いですね。同じく1回も対戦したことのないBreadman選手も。単純にバレてそうなKNEE選手にはほぼ負け確定だと思います(笑)。

――最後に日韓戦への意気込みをお願いします。

AO 「CHANEL、お前アリサで出ろよ! アリサで出てかかってこいよ!」

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