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【ストV AE】りゅうせいがプロ1年目で学んだこととは?【FAV gaming】

Fun And Victory(楽しく、そして勝つ!)をスローガンに活動するプロゲーミングチーム・FAV gaming。その格闘ゲーム部門に所属する若手選手・りゅうせいに、プロ1年目の締めくくりとなったカプコンカップ最終予選の振り返りと、2019年の抱負を語ってもらった。

 

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りゅうせい(左)
FAV gamingのファンミーティングにて

りゅうせい@RYUSEI_CARL
所属:FAV gaming 格闘ゲーム部門
使用キャラクター:ユリアン
ストリートファイターV アーケードエディションを中心に活動。2018年はプロ1年目ながら格闘ゲーム世界大会“EVO2018”にて9位。

 

Q、カプコンカップ最終予選に出場してみていかがでしたか?
りゅうせい 雑な試合をした自分に萎えました。でも大きな収穫も得られました。

――1年目の目標としていたカプコンカップ最終予選、終わってみてどうでした?

りゅうせい 大会前のインタビューで、練習の成果をしっかり出したいと言ってたんですけど、最後の最後で雑になってしまった自分に萎えました。

――負けたのはダルシムとラシードでしたね。

りゅうせい 最初に負けたDankadillasのダルシム(最終予選2位)は、とにかく相手がうまかったんですけど、そのあとに負けたラシードは、自分の判断ミスで負けてしまいました。ラシードはふだんの練習でよくやっているキャラクターでしたし倒せるところがあったのに、状況判断が的確にできず……。負けた直後は、悔しいというよりも練習でやってきたことを肝心なときに出せない自分に萎えて、すぐ部屋に戻ってうずくまっていました……。いままで『ブレイブルー』を含めてたくさんの大会に出場してきましたが、負けてここまでへこんだのは初めてですね。1年間ゲームだけやらせてもらっててこれかよ、と。

――大会はかなり緊張しているように見えたんですが、実際はいかがでしたか?

りゅうせい かなり緊張していましたし、時差ボケと緊張でぜんぜん眠れませんでした。大会中はずっと頭痛がしていたし、体調管理の大切さを痛感した大会だったと思います。

――体調の悪さはやっぱり試合にも影響するんでしょうか?

りゅうせい 眠気があったり、頭痛がしたりすると、やっぱり集中力が落ちますね。そうなると判断ミスや反応の遅れが出てしまいますし、今回の敗因が判断ミスだったことを考えると、勝敗に直結するほどの影響があると思います。時差ボケに備えて睡眠薬を試したりもしたんですけど、逆に眠気が取れなくなってしまったりして、難しいですね。

――ときどさんらは、現地のジムで身体を動かすこともあるそうで、大会に入る自分なりのルーティーン構築も大切そうですね。

りゅうせい それは思いました。運動して身体を疲れさせて寝たほうがいいのかもしれないですし、飛行機での移動、現地での過ごし方、大会当日までの体調管理と、試合に入るまでの過程をしっかり調整する必要があるなと。今回思い知らされたので、次回にしっかり活かしたいと思います。

――長距離移動のたいへんさもありますよね。

りゅうせい 以前はときどさんらがなんで日頃から運動しているのかわかりませんでしたが、1回海外大会に出ただけでこの疲労ですから、やっぱり体力が必要なんだなと。これまで、なぜか自分は大丈夫と思ってしまっていたところがあって、本当にヌルい気持ちでやっていたことに気づかされました。カプコンカップ最終予選はいろんなことに気づかさせてくれたので、大きな収穫だったと思います。

Q、カプコンカップ本戦を観戦していかがでしたか?
りゅうせい この試合に懸けるという選手の思いが伝わってきた

――公式世界大会“カプコンカップ”の本戦を間近で見た印象はどうでした? 気づいたことなどありましたでしょうか?

りゅうせい 初めて現地で観戦したんですが、本戦はマジで緊張感がヤバかったです。選手たちの表情をじっくり見ていたんですけど、ウメハラさんやときどさんら歴戦のトッププロたちの表情がふだんとまったく違いました。ものすごく緊張している様子だし、真剣だった。プロツアーの場合は、まだつぎの大会があるというのがどこかにあると思うんですけど、カプコンカップはこの試合に懸けているというのが見てわかるくらい出ていて、雰囲気がすごかったですね。

――プロになったときに、そういった大舞台でトッププロと戦ってみたいと話していましたが、それはいまも変わりませんか?

りゅうせい その気持ちは変わっていませんし、こういうものすごい舞台に立ってこそプロだなと。自分はまだその土俵に上がれていないので、名ばかりのプロでしかないですよね。

――とはいえ、この半年でかなり成長できたのでは?

りゅうせい さすがに、最高のトレーニング環境があるので誰でもうまくはなれますよ。それだけの環境でゲームだけやらせてもらっててやるような試合じゃなかったのが本当に……。

――誰でもというわけではないと思いますけどね。レベルが高くてとてもストイックな環境で毎日練習するのは、人によっては折れてしまうこともあるはずですよ。だけど続けられたのはりゅうせいのすごいところじゃないでしょうか?

りゅうせい 確かにそういう人もいると聞きますね。僕の場合は『ブレイブルー』時代に毎日ゲームセンターに通って、ボコボコにされながらも強くなれたので、折れずに『ストV AE』を続けられているのはそのときの経験が活かせてるのかもしれません。ただ、トッププロと練習して気づいたのは、昔のように数をやっているだけではダメだなと。ただ数をこなして意味のない時間を過ごしたこともあっただろうから、そこは修正するべきだと思いました。

――トッププロはいろんな経験をしたうえで、毎年少しずつ修正してるわけだから、いい部分はドンドン取り入れながら自分なりの方法を見つけるといいかもしれませんね。

りゅうせい そうですね。sakoさんらトッププロに直接質問できる環境があることを考えると、本当にすごいなと。ふつうだったら授業料を払わないといけないですよね(笑)。

Q、2018年いちばん学んだことは?
りゅうせい ゲームやり方が大きく変わりました。また、トッププロは真剣さの次元がまったく違うことに気づきました

――そういった環境で練習してきたわけだけど、2018年でいちばん学んだことはなんですか?

りゅうせい ゲームのやり方が大きく変わったと思います。さきほども少し言いましたが、これまではとにかく数をこなせば身体が勝手に反応するようになるだろうと、対戦数を重視していたんですけど、そのやり方ではトッププロに追いつけないというのがわかったんです。

もっと、しっかり頭を使って考えることをしないとダメ。対戦で少しでもわからなかったことはどんなに小さなことでも調べて理解して、そのうえで地味なことでも反復練習。それで課題を完璧に消化したうえで、つぎの試合に挑む。ボンヤリしたまま数をこなすのは本当に意味がなくて、それじゃあ絶対にトッププロに勝てません。

自分としては以前から真剣にゲームをやり込んでいたつもりだったんですけど、トッププロといっしょにやってみて、“真剣にやるということの次元がまったく違う”ことをわからされました。真剣に取り組んでいましたと口にするのが恥ずかしいくらいでしたよ(笑)。インタビューを受けるたびに言っていますが、そういったことに気付けるような環境に身を置けたのが本当によかったと感じています。

Q、2019年のシーズン4はユリアンを継続?
りゅうせい とりあえずは継続しつつ、ほかのキャラも触ってみたい。

――シーズン4の調整はどうですか?

りゅうせい ザンギエフや是空など、かなり強くなったキャラクターもいますけど、ラシード、豪鬼、いぶきなど強いキャラクターはあまり変わらなそうですね。ユリアンも最上位の下くらいという立ち位置で、これまでと同じでしょうし。苦手キャラクターもそのままなので、そこをどうしようかというのはありますけど、ひとまずはユリアンを継続しようかと。

――ユリアンはVトリガーIIが少し強くなった感じでしょうか。

りゅうせい そうですね。そのあたりが少し強化されたみたいですけど、ユリアンはVトリガーIがおもしろくて使っているので、VトリガーIIを使うなら別のキャラクターを使うと思いますよ。

――トッププレイヤーのキャラ選択の判断は早いですよね。

りゅうせい キャラ選択が遅れると練習期間が取れなくなって、大会に間に合わなくなってしまうから、その判断は早くしたいですね。下手すると1年間ずっと遅れをとることになりますし。そう考えると、キャラ性能を見極める能力の高いsakoさんと同じキャラクターを使うのもアリかもしれません。

――年末年始はどう過ごしますか?

りゅうせい シーズン3が終わりましたけど、ゲームがシーズン4にバージョンアップしましたし、休憩とか言ってる場合ではないと思っています。実際に、ウメハラさんなんかはカプコンカップが終わった翌日には、もうつぎのカプコンカップを目指して練習を再開していましたし、次回大会があることがわかっているならいまから練習しておかないと。

――2019年の抱負を教えてください?

りゅうせい 2018年は大会に出たことで現実を見せられて、自分のことを見つめなおすことができました。カプコンカップ最終予選で負けたときのような思いを味わいたくないので、しっかりやり込みたいです。また、2018年はつぎがんばりますと言いながら不甲斐ない試合を続けてしまったので、納得のいく試合をしつつ、その結果勝ちたいです。

取材:編集部 豊泉

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