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【鉄拳7】“Tekken World Tour Finals”(鉄拳ワールドツアーファイナル)の出場選手19名を徹底解説!【TWT】

世界的な人気を誇る対戦格闘ゲーム『鉄拳7』では、“Tekken World Tour”(以下、TWT)という国際トーナメントシリーズが開催されている。

2年目となる2018年も3月16日〜10月28日にかけて、世界各国で38回もの公認トーナメントが開催され、ついにオランダ・アムステルダムで12月1日に行われる最終予選と、12月2日の最終決戦“TWT Finals”を残すのみとなった。

“TWT Finals”出場のためには、各公認トーナメントの順位によって振り分けられるポイントを獲得し、最終的なグローバルランキング上位19名に入る必要があった。そのため、世界各国のトッププレイヤーたちによるポイント争いが8ヶ月以上もくり広げられていたのだ。本稿では、TWT Finalsへの出場が確定している世界のトッププレイヤー19名を徹底解説する。

なお、ファミ通AppVSは現地取材を実施する予定ので、ファミ通AppVSTwitter編集部 豊泉のTwitterもチェックしてほしい。

グローバルランキング上位19名紹介

☆=2年連続“TWT Finals”出場選手

 

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knee

■knee
グローバルランキング:1位(1,970pt)☆
おもなプレイ地域・コミュニティー:韓国
所属チーム:ROX
おもな使用キャラクター:デビル仁、ポールなど

10年以上もトッププレイヤーとして君臨。世界最強の呼び声も高く、鉄拳界の神として称されるほど。今期TWTには8回出場、うち6回が優勝、2回が準優勝というその評価に恥じぬ驚異的な成績を残し、ランキング1位を維持し続けてきた。2017年の“TWT Finals”では予選の総当たり戦でノビ、Saint、Jimmy J Tranに対してまさかの全敗で敗退。2018年はその選手たちへのリベンジからの優勝を期待したい。

 

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JeonDDing(右)

■JeonDDing
グローバルランキング:2位(1,597pt)
おもなプレイ地域・コミュニティー:韓国
所属チーム:UYU
おもな使用キャラクター:エディ、ラッキークロエ

日本で行われた世界最高峰5on5大会「MASTER CUP.7」の決勝戦にてノビ、タケ。を含む日本最強チームを5人抜きし、優勝という伝説を持つ。おもに使用するキャラクターの“エディ”と“ラッキークロエ”のファイトスタイルが、“カポエイラ”と“フリースタイルダンス”なことから、多様な技からなる幻惑的な連係で相手を翻弄する。今期TWT予選での優勝は2回、ベスト8以上につねに食い込む安定感で“TWT Final”出場を決めた。

 

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Qudans

■Qudans
グローバルランキング:3位(1,170pt)☆
おもなプレイ地域・コミュニティー:韓国
所属チーム:UYU
おもな使用キャラクター:デビル仁

2017年の“TWT Finals”覇者。10年前からkneeとはライバル的な関係で、トッププレイヤーとして知られていた。鉄拳界から身を引く時期もあり、2年以上のブランクののち復活。そして、コマンド入力の扱いが難しく大会での使用には向いていないとされる”デビル仁”のみを使用し、瞬く間に世界王者へと登りつめた。2017年のTWTでは、審判への使用キャラクター申告の際に「I LOVE デビル仁」と答えるエピソードがあり。真っ直ぐな愛情をキャラクターに注ぐ姿勢を持つ。

 

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Saint

■Saint
グローバルランキング:4位(1,016pt)☆
おもなプレイ地域・コミュニティー:韓国
所属チーム:ー
おもな使用キャラクター:ジャック7

2016年に「EVO 2016」でkneeを2度も倒し、優勝。さらに、同年にメーカー公式大会である「THE KING OF IRON FIST TOURNAMENT 2016」で決勝ではCHANELを倒し、優勝。1年に2度も世界大会を制すことに成功したことのあるプレイヤーだ。どんな逆境に立たされてもその思い切りのいい大技の連発で、すぐに戦況をひっくり返す底力が持ち味。大会では、つねにジャック7のみを使用している。

 

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kkokkoma(左)

■kkokkoma
グローバルランキング:5位(1,000pt)
おもなプレイ地域・コミュニティー:韓国
所属チーム:ー
おもな使用キャラクター:ドラグノフ、一美など

韓国期待の若手。各地の大会での優勝こそはなかったものの、自国で行われた「KOREA MASTERS」では数々の猛者を倒し、準優勝。アマチュアでありながら各国の予選へは精力的に参加し、ベスト8以上に食い込み続けることで自身初の“TWT Finals”出場を決めた。今期TWT予選ではQudansとの対決が多く見られ、その戦績は五分。もしも今回の“TWT Finals”でこの組み合わせが見られることになれば、屈指の好カードになることは間違いない。

 

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JDCR

■JDCR
グローバルランキング:6位(956pt)☆
おもなプレイ地域・コミュニティー:韓国
所属チーム:ー
おもな使用キャラクター:ドラグノフ、平八など

2017年のTWT予選では、最多優勝を誇る。今期の優勝は1度のみだが、鉄拳修羅の国と呼ばれる自国の韓国で行われた「KOREA MASTERS」を優勝し、その力が衰えていないことを証明している。もともとは“平八”を使用していることで有名なのだが、「自身の防御的なプレイスタイルでは大会で勝ち切れないため、日本のノビを参考にドラグノフでの攻撃的なプレイスタイルを取り入れることにより大会で結果を残すことができた」と語っている。“韓国の鉄拳精密機械”と呼ばれるほどの、ミスのない理想を追い求めたようなプレイングが特徴的。

 

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ティッシュもん(右)

■ティッシュもん
グローバルランキング:7位(870pt)☆
おもなプレイ地域・コミュニティー:イタリア
所属チーム:Cyber Ground Gaming
おもな使用キャラクター:マスターレイヴン

大阪出身のプレイヤー、学生時代の留学を経てイタリアへ移住。今期TWT予選では、ヨーロッパ地方の大会を3連覇。日本人でありながら、イタリアの鉄拳コミュニティーを代表する選手へと育ち、2017年もイタリアを代表して“TWT Finals”へ出場。日本人として最高の5位入賞を果たした。大阪時代から超反応系のプレイヤーと自負しており、相手の決死の選択肢さえもその反応を駆使したガード率でしのぎ、圧倒的な攻撃力で粉砕する。

 

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LowHigh

■LowHigh
グローバルランキング:8位(855pt)
おもなプレイ地域・コミュニティー:韓国
所属チーム:Fursan Esports
おもな使用キャラクター:シャヒーン、スティーブなど

「EVO 2018」の優勝が記憶に新しい韓国の次世代最強候補。速い展開に持ち込んでからの試合運びに定評があり、リスクの少ない技で相手を焦らし、痺れを切らしたところにカウンターを狙う能動的なプレイスタイル。ここ1年で飛躍的に活躍の場を増やしてきたプレイヤーだ。とくに“レイジアーツ”(体力が少ない時に相手の技を受け止めて出せる大技)の差しどころで右に出る者はいないため、“レイジ”(体力が少なくなり攻撃力が大きくなる状態)からが本番と言っても過言ではない。

 

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Anakin(左)

■Anakin
グローバルランキング:9位(675pt)☆
おもなプレイ地域・コミュニティー:アメリカ
所属チーム:Red Bull
おもな使用キャラクター:ジャック7

10年以上もトップを張り続ける、アメリカの英雄。2018年初めに大手飲料企業“Red Bull”とのスポンサー契約を締結し、レッドブルアスリートへと転身した。今期TWT予選ではアメリカ大会で2度の優勝を飾り、グローバルランキングでもアメリカ勢の最高位のまま“TWT Finals”出場を決めたジャック7のみを使用し、Saintとは違った細かい技展開で少しずつ体力差を広げていくことを好む。Saintやノロマと対峙したときにジャック7対決が実現すれば、非常に見ごたえのある試合になることは間違いない。

 

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ノビ

■ノビ
グローバルランキング:10位(636pt)☆
おもなプレイ地域・コミュニティー:日本
所属チーム:Team YAMASA
おもな使用キャラクター:ドラグノフ、スティーブなど

日本最強の呼び声が高く、日本勢最高位のグローバルランキング順位で“TWT Finals”へ出場。2017年、ゲーム内ランク決定戦(通称“段位戦”)では2時間以上の激闘の末、kneeに勝利した実績を持つ。そして「EVO 2015」と「THE KING OF IRON FIST TOURNAMENT 2015」で優勝と、Saintより1年早く「同年2連続世界大会優勝」を決めている。攻撃特化型のプレイスタイル。手数の多さで相手を圧倒し、体力を一気に奪い去っていく。

 

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Book

■Book
グローバルランキング:11位(590pt)
おもなプレイ地域・コミュニティー:タイ
所属チーム:ー
おもな使用キャラクター:仁

タイの最強プレイヤー。若干22歳にして今期TWTでその頭角を現した。今期TWT予選、2回目の大会である「ThaigerUppercut 2018」では決勝でkneeを降し、地元タイでの優勝を飾っている。人間が使うにはあまりに難しいとされてきたすべての攻撃を無効化し、相手に隙を生ませる仁の“受け流し”を実戦レベルで使いこなしている数少ないプレイヤー。勝負どころでの“踏み込み下段回し蹴り”で相手の足元を刈り取り大ダメージを与えることを得意とする。

 

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Fergus(右)

■Fergus
グローバルランキング:12位(569pt)☆
おもなプレイ地域・コミュニティー:アイルランド
所属チーム:UYU
おもな使用キャラクター:飛鳥、カタリーナなど

鉄拳コミュニティーでは珍しいアイルランドの強豪プレイヤー。ヨーロッパ地方の大会では、ティッシュもんと優勝争いをくり広げるほどの実力者だが、直接対決では競り負けてしまうことが現状は多い。“TWT Finals”ではティッシュもんとの対決が実現したときに、これまで飲まされた苦渋をお返しするとができるのかに注目したい。プレイスタイルは、大技で攻めて先にリードを保ちつつあとはカウンターや小技でトドメを刺しにいくことを得意とする。

 

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Joey Fury(左)

■Joey Fury
グローバルランキング:13位タイ(555pt)☆
おもなプレイ地域・コミュニティー:アメリカ
所属チーム:EQNX
おもな使用キャラクター:ジャック7、ポールなど

アメリカの強豪として名高く、今期TWT予選では北米のオンライン予選でAnakinを倒して優勝した。とにかく破壊力のあるプレイスタイルで、1発のダメージが高い技を好むため、勢いそのままに試合を決めることも多い。ティッシュもんとの交流も深く、Anakinのリベンジマッチや、ティッシュもんとの友情対決が“TWT Finals”で行われることになればおもしろい組み合わせとなるだろう。

 

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Super Akouma(中央)

■Super Akouma
グローバルランキング:13位タイ(555pt)☆
おもなプレイ地域・コミュニティー:フランス
所属チーム:CRaZY Esport
おもな使用キャラクター:豪鬼

“豪鬼”を使用しているフランスの強豪プレイヤー。今期TWT予選では3度の優勝を果たし、ティッシュもんのヨーロッパ地方大会の4連覇目に待ったをかけた存在だ。豪鬼の「ゲージ」と呼ばれるシステムの使用に長けており、「ゲージ」を消費したコンボ選択の熟練度は世界トップクラス。体力の8割ほどのダメージを1回のコンボで奪う可能性もあるため、Super Akoumaの試合からはひと時も目が離せない。

 

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Rangchu

■Rangchu
グローバルランキング:13位タイ(555pt)
おもなプレイ地域・コミュニティー:韓国
所属チーム:Fursan Esports
おもな使用キャラクター:パンダ、ジョシーなど

LowHighの盟友。動物のキャラクターである“パンダ”を使用し、世界的な大会で唯一結果を残している存在。「KOREA MASTERS」でのベスト8入賞を皮切りに、精力的にTWT予選へと参戦。その活躍を認められ、TWT予選中にFursan Esportsに所属しプロゲーマーへ。「EVO 2018」でも5位タイの好成績を残している。LowHighとの対決や、親交の深いノロマとの友情対決に期待したい。

 

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CHANEL

■CHANEL
グローバルランキング:16位(535pt)
おもなプレイ地域・コミュニティー:韓国
所属チーム:ROX
おもな使用キャラクター:アリサ、エリザなど

kneeのマネージャーと発言することも多いが、これまで数々の大会で上位入賞してきた韓国のトッププレイヤー。直近では10月に32ヶ国の代表選手が集い、台湾で行われた「10th Esports World Championship」にて3位入賞。攻撃的な“エリザ”と防御的な“アリサ”の二枚看板が武器。kneeとの直接対決ではあと一歩な場面が多いが、“TWT Finals”で一矢報いてくれるとじつにおもしろい展開と言えるだろう。

 

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タケ。

■タケ。
グローバルランキング:17位(530pt)
おもなプレイ地域・コミュニティー:日本
所属チーム:Team YAMASA
おもな使用キャラクター:一美、ギースなど

2018年の初めに行われたメーカー公式大会「日本王者決定戦」で優勝。そこからは破竹の勢いで数々の大会で上位に食い込む安定感を披露している。同じチームにして、日本最強のノビの攻撃的なプレイスタイルに対をなすかのごとく“日本最強の盾”と呼ばれる、防御力特化のプレイヤー。相手の攻めを最後まで受け切ったうえでいなす、相手の上を行き続ける試合内容には美しささえ感じられる。

 

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ノロマ

■ノロマ
グローバルランキング:18位(510pt)☆
おもなプレイ地域・コミュニティー:日本
所属チーム:COOAS GAMES
おもな使用キャラクター:ジャック7、デビル仁など

2017年のTWTでは、鉄拳修羅の国と呼ばれる韓国の「Tekken World Tour Korea」にて、当時もっとも油の乗っていたJDCRとSaintを撃破。ノーマークからの電撃優勝を決め、格闘ゲーム界に衝撃をもたらした。一躍その名を世界に轟かせ、去年の“TWT Finals”へも出場。日本のトッププレイヤーとして、各大会で日本最高位の座につき続ける安定した成果を出している。マルチにキャラクターを使いわけられるため、対戦相手に合わせたキャラクターチョイスにも注目。

 

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Jimmy J Tran

■Jimmy J Tran
グローバルランキング:19位(460pt)☆
おもなプレイ地域・コミュニティー:アメリカ
所属チーム:ー
おもな使用キャラクター:ブライアン

Anakinとのアメリカのツートップと言える存在で、優勝争いを繰り広げ続けている旧知の仲。“ブライアン“のみを使い続けることに誇りを持ち、大会の緊迫した場面でも『鉄拳』シリーズでの最高難度とも言える“挑発ジェットアッパー”(ガードが効かない技からコンボへ移行して大ダメージへ繋ぐテクニック)を実戦レベルで決めてくる。Anakinとの決着は“TWT Finals”で行われるのか、kneeとのブライアン対決は行われるのか、ノビと前年通りの組み合わせは行われるのか、気になるところである。

■記者の目

今回の“TWT Finals”の国分布は韓国9、日本3、アメリカ3、イタリア1、フランス1、アイルランド1、タイ1。
出場選手の約半分が韓国という、鉄拳修羅の国と呼ばれるその理由がはっきりと現れている。

2017年の「Tekken World Tour Korea」のノロマ優勝やノビのkneeとの段位戦の長期戦など、韓国対日本の対戦構図は鉄拳シーンにおいて10年以上もの間揺れ動くことはなかったが、最近ではそれ以外の国の選手の活躍も多くみられるようになってきた。

理由は全体的な人口の増加と、競技性の向上にあると見て間違いない。それらを踏まえたうえで、今回の見どころは現状最強であろうkneeを誰か止めることはできるのか、Qudausの2連覇はなるのか、ノビ、タケ。、ノロマは日本に優勝をもたらすことができるのかという3点ではないだろうか。

しかし、優勝予想となると非常に難しいがそこがとてもおもしろく、昨今の大会の観戦が盛り上がってる要因だろう。この記事を読んでいくれているあなたも、自分の応援したい選手を見つけてぜひとも“TWT Finals”の観戦に胸を躍らせてほしい。

担当:ライター ゼウガル

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