日ごろゲーム大会の実況や解説などで活躍する、ゲームキャスター。彼らが語るゲームや選手の話は聞く機会が多いのに、彼ら自身の人となりや、彼ら自身の意見については、公の場で訊ける機会は少なかったのではないだろうか。
そこで、ファミ通では取材機会が少なかったゲームキャスターひとりひとりに、キャリアの歩み、ゲームキャスターという仕事について、そしてesportsについての意見を聞きたいと思う。なお、次のインタビュー対象も指定してもらう形式のリレーインタビューを採用している。
第3回は、eyes氏。前編では『リーグ・オブ・レジェンド』(以下、『LoL』)の公式リーグ‟League of Legends Japan League”(以下、LJL)にて実況・解説を務める氏のゲーム遍歴、『LoL』出会いから同作の魅力をお伝えするとともに、キャスターを始めるきっかけとなった出来事からサラリーマン キャスター時代の苦労について伺った。
後編では実況・解説として見据える現在の国内esports事情、‟実況・解説のスタイル”について語っていただいている。

esportsは最終コンテンツ
――アマチュア時代にFPSなど、『LoL』以外のタイトルを実況されたことはありましたか? ハマっていたという『Counter-Strike 1.6』とか。
eyes やっていないんですよ。じつは。『LoL』が僕の実況のスタートとなりました。
ですが本当は、解説がやりたかったんですよ。ただ、まだ当時は『LoL』は日本語化がされていない状態だったので、最初はゲーム内容から説明をしてたんです。その後、日本人プレイヤーを10人集めて、その人たちの試合をルールやチャンピオンの解説を交えつつ配信するという配信を行っていました。それを続けていくうちに、正直説明することがなくなったんですよね(笑)。そうしたら、「実況してみたら」ってコメントがあったので、実況をするようになりました。
――何気ないひとつのコメントが、人生を変えたみたいな。
eyes 解説の繋ぎとしてやっていた実況が、僕のスタートとなります。その後、解説はできる人がいっぱいいることが分かったので、実況をメインにしました。そんな経緯があったので、僕はコアなプレイヤー向けの実況をやりたがる傾向があるんです。
このあいだ岸さん、OooDaさんの番組(『岸大河・OooDaのスタングレネード』)に出演したとき、「カジュアル向けとコア向け、何対何くらいの割合で実況するようにするか」という話題があったんです。岸さんは5対5、OooDaさんはカジュアルが8で、2がコア向けって言っていたんですが、僕はカジュアル2対8はコア向けに話すと答えたんです。だから、『LoL』以外のタイトルを手がけるにしても、すごくやりこまないと不安になっちゃいますね。
――各社がesportsイベントを行う一方で、新しいオーディエンス(観客)を意識した実況・解説の方法に悩んでいると聞いたことがありますが、eyesさん自身はこういった問題からスタイルを変更したことはあるのでしょうか?
eyes 僕が重きを置いているのは、“プロ選手の試合を実況すること”なんですよ。だから、“初心者の方に教えること”がメインの仕事だと思っていないんですよね。僕は、“既存プレイヤー向けに、いかにプロがすごい技術もを持っているか、すごい駆け引きをしてるかを伝える”のがプロシーンの実況・解説だと考えています。
だから、そこをメインにしゃべらないと選手に失礼だと思うんですよね。プロ同士の試合で、初歩的なことをしゃべられても「え?」ってなりませんか? 初心者の方には、具体的にやっていることはわからなくても、盛り上がってる様子や楽しそうにしている雰囲気が伝わればいいと思ってます。初心者向けのコンテンツは、別にあればいい。
この悩みをRPGで例えると、レベル1でボスを倒せって言ってるようなもんなんです。まず無理じゃないですか。最終コンテンツは、そこに到達しうる人が楽しむもので、その道筋を示す手伝いをするのが実況、解説なんですよね。スタートラインに立っている人を導く感じです。野球やサッカーみたいなスポーツとは違って、esportsはひと目ではルールがわからないですからね。

――たしかに『LoL』は、プレイしてみるまでわからなかった部分が多いです。
eyes リアルスポーツのすごいところは、多くの人がどこかしらで、すでに体験しているんですよ。自分の肉体でどういった表現ができるかを経験してるから、プロ選手の動きはすごいって言えちゃうんですよね。esportsだとそうはいかないから、そこが大きな違いだと思います。
――では、そういった問題があるなか我々メディアに対してこうしたほうがいい、とキャスター目線で思っていることはありますか?
eyes とりあえず、僕はesportsをど頭にもってくるのは間違いだと思ってます。メディアには、まずそのゲームのどこがおもしろいのかっていうことをプッシュしてほしいですね。その入口があれば、プレイヤーが勝手に上り詰めていくんですよ。それを突き詰めたものが勝手にプロシーンになるんですよね。だから、“esportsが盛り上がってて”みたいな話よりも、ゲーム自体のおもしろさを広めていってほしいですね。
――心に刻んでおきます。では、弊社のようにesportsメディアが立ち上がったり、テレビ番組でesportsが取り上げられたりと、esportsに対するブームを感じますが、ご自身はこの流れをどう思っているのでしょうか?
eyes ブーム自体はうれしいというか、僕がプロキャスターになったとき「esportsのプロ選手が世間に認められて、生活ができて、名誉ある立場にある世界を作りたいと」思っていたんです。僕自身はプロ選手にはなれないから、キャスターとしてそれを支えたかったんですよね。国外だと数十年前からプロがいる世界でしたが、いまはそれに追いつきつつある状態じゃないですか。そこは素直にすごくうれしいです。
――一方で、不安に思ってるとこありますか?
eyes 「なんでもかんでもesportsって言わないほうがいい」とは思いますけどね。esportsってなんですかって問われたときに、みんなそれぞれの回答があるとはわかっていますが……。僕は、トッププロプレイヤーたちが作り上げるプロシーンこそがesportsと考えているんです。いまは、ただのゲームイベントであったり、とくに競技的なことをしていないにも関わらずesportsと言われたりもしていて、そんなときは「それってちょっと違わない?」って思ってる人も少なくないはずなんです。
世の中がそうさせちゃっているっていうのもあるんですけど、esportsという言葉が違う形で進化していることに不安は感じていますね。ただ、多様性があるのも大事なことなんで、ありなのかもしれないという気持ちもあります。僕は発信する側なので、そのへんは間違えないようにしたいなって思っています。
――競技がないのにe‟sports”と謳うのは、おかしいですね。
eyes あとは、esportsの団体もたくさん出てきていることだし、早く商業化してほしいと思っています。そこまでたどり着くところが僕が目標です。現在のところ、結局はメーカーのお金でプロシーンがほぼ成り立ってるっていうのが現状です。ですが、プレイヤーがゲームにお金を落とさないと成り立たないんですよ。
esportsを文化にしたいなら、競技シーンだけで商業として成り立たせることが必要だと思うんです。それこそ、会場のチケット代や物販もです。ゲームだけにお金を落とすんじゃなくて、esportsイベントそのものにお金を落とすシステムが早くほしいですね。アメリカや中国では少しずつ実現できているようですから。

――海外大会では、オリジナルグッズやそれこそ参戦チームのレプリカユニフォームがオフラインで買える場にもなっていますし、マーチャンダイズは大きな収入源でもありますね。では、オリンピックムーブメントについてはどう思いますか?
eyes 純粋にうれしいです。どれだけメディアががんばっても、「所詮ゲームでしょ」って切り捨ててくる人はいると思います。そんな人に対しても、「オリンピックで競技として選ばれたゲームなんだよ」と言えるようになるのは大きいですよね。「esportsの価値というよりも、選手の価値が上がってほしい」という意味でオリンピックに選ばれてほしいです。プロゲーマーからオリンピック選手って扱いになるじゃないですか。
――こう聞いていると、節々から選手愛が感じられます。
eyes LJLに出ている『LoL』プロ選手は全員好きです。「この人がとくに気に入っている!」というのはないですね。
――等しく好きという感じでしょうか?
eyes あまり昔から固執するほうではなかったかもしれません。小さいころから、「このアイドルが好き!」みたいなのもありませんでした。選手だけじゃなくて、好きなチャンピオン(『LoL』に登場するキャラクターのこと)もよく聞かれるんですけど、本当にないんですよ。フラットなんですよね。
――じゃあ好きなゲームは(笑)?
eyes 『LoL』です(笑)。ここだけはフラットじゃないですね。
――選手に対してはフラットっていうのは、肩入れできないキャスターという職業に向いている感覚かもしれませんね。
eyes でも、「肩入れしてる!」てすごく言われるんですよ。
――それは言ってる人の感情がどっちかに傾いてるからですかね?
eyes それもあるかもしれませんが、僕の場合は実況する手前、おもしろい試合を見せてくれるチームには寄っちゃってる部分はあるのかもしれません。おもしろい試合をするチーム=強いみたいなところもあるじゃないですか。でもこれって、「僕の好き嫌いじゃなくて、試合がおもしろいからしょうがないよね」って感じですよね。
――では、約5年間LJLを実況してきて、印象に残っている出来事はありますか?
eyes いちばん印象に残っているのは、2015年の決勝戦ですね。その年は、優勝チームが世界大会に挑戦できる初めての年でした。それまでは、勝っても負けても、シーズン終わったね、って空気が選手からも感じられていたんです。
でもその年は違っていて、負けたチームの選手とオーナーが抱き合って、泣きながら悔しがってるんですよ。僕は彼らを昔からよく知っていて、それほど上手くないころからがんばってトッププロにまで上りつめた選手もいたんです。そんな彼らの姿を見て、「これがプロの世界なんだな」と強く意識しました。ただのゲーム大会から脱却できたという意味でも、印象に残っています。
――世界大会“League of Legends World Championship”はCeros選手が号泣しているシーンを見て、胸に来るものがありました。LJLは年々ドラマが濃くなっている気がします。
eyes そうですね。1~2年で終わるものじゃなくて、5年、10年って続くものなので、僕の中では歴史を作ることが重要だと思ってます。それを追っていくと、より感情移入しやすくなりますよね。

展開を先読みする実況・解説のスタイル
――実況始めたてのころは誰かを参考にしたりはしましたか?
eyes とくにはしませんでした。結局それぞれのゲームが専門性の高いものなので、吸収できるものが限られているところがあると思うんですよね。誰かに似てるって言われたくないっていうのもありました。
――では、実況の腕を磨くためになにか行われたのでしょうか?
eyes まずは、プロの試合をとにかく見るのが第一段階。言葉で表現するのが難しいんですが、一般とプロのプレイヤーの仕掛けるタイミングの違いや空気感を、体になじませました。その後、山場で声を入れる、グッと入り込めるようにするが第二段階ですね。
そして、集団戦をしっかりと描写するのが第三段階。最後に、30~40分続く試合をしっかりと筋道立てて話せているかっていうのをチェックしながら、実況のクオリティを上げていきました。それと、自分の実況は必ず見直すようにしています。ここの表現は直そうとか、おもしろいコメントがあったらつぎ使おう」とか、いろいろな発見があるので。

――かなりの努力が感じられますね。
eyes 配信の見直しは、いまでも続けています。もう日課みたいなものですね。コメントでの指摘も、自分では何をミスしているのかその場で理解できない状況もありますので、どしどしコメントくれるとありがたいですね。
――そんなアピールしたら、いっぱいきちゃいますよ!
eyes といっても、今年のLJLの決勝は、‟邪魔にならないようにしゃべる”ことを意識しました。コメントやSNSで、「実況がこうだったよね」という不満を、なるべくないようにするためです。実際、今年はかなり少なかったのでうまくやれたんじゃないかなと思ってます。
――すごい。そんな意図があったんですね。今年の決勝もおもしろかったですねぇ。
eyes 実況がよかったよねっていうのは残ってないとおもうんですよ(笑)。
――そ、そんなことないですよ? では逆に、今日の試合はガンガンいくぞ! みたいなパターンもあるんですか?
eyes コンセプトは年によって変えています。さきほども言ったとおり、今年はオーディエンスがなるべく試合に集中できるように意識しました。去年は、新規視聴ユーザーが増えたと思ったので、なるべく難しい専門用語を使わないようにしています。
――『LoL』は「サステイン」や「シージ」など、プレイしてないとわからない英語多いですもんね。
eyes 「AR」、「MR」とかはカタカナだとアーマー、マジックレジストで、日本語の公式表記だと物理防御、魔法防御になるんですよね。そこをどう表現するかですよね、硬いとか柔らかいって言っちゃうとか。
――では、5年前にLJLで初めて実況したときの自分をいまのeyesさんが見たら何点くらいですかね?
eyes 30点くらいじゃないですか(笑)? ただ、このリレーインタビューで岸さんがおっしゃっていましたが、「実況が上達してるのかわからない」という気持ちはものすごく共感します。「今日はなんか調子悪いな」っていうのは、すご分かるんですけどね(笑)。
――それは言葉が出ないとか詰まるとかいう感じですか?
eyes どちらかというと、場面描写に関する部分ですね。つぎの展開について、おおよそ4つほど予測できるんです。その中をチョイスして解説に振るみたいなことをしているんですが、なにも予測できない・わからないみたいな状況に陥ることもあります。「このあとどうやってトークを展開したらいいんだ」と頭を抱えますね。
――いまでもそういうことが?
eyes ありますね。平常な状態を保ち続けるのはのは本当に大変ですね。実況を続けてると、“ゾーンに入る”みたいなときもあります。ゾーンに入ると、10人のスキルが全部見えるんですよ。試合開始から終了まで、お互いのチームが考えていることもすべて分かります。そんなときは、試合の展開を意のままに伝えられます。
ただ、疲れているときはなかなかゾーンに入れないですね。無我夢中で実況できているときのほうが、ゾーンに入りやすい気がします。
――調子をよくするため、実況の前に準備運動のようなものをすることはありますか?
eyes えっと……これ記事になったら恥ずかしいですが……。実況は、テンションを上げるというか、気持ちを込めるのが大事だと思っているんです。だから、発生練習も兼ねて、自宅から出る前に好きな曲を大きな声で歌うんです。
――歌ですか!
eyes ほらちょっと笑ってるじゃないですか(笑)。感情を込めて歌いあげてから、「よし!」と気合を入れて家を出ます。それとは別に、会場でのキャスターの打ち合わせもあり、いろいろなデータを見ながら‟レーニング(序盤の戦い)がこうなる”、‟どういうチャンピオンがピックされる”といったことを予測し、実況のストーリーをある程度イメージしておきます。

――では、長くタッグを組んでる解説のRevolさんとは、試合前にどんな会話をするんですか?
eyes ほとんど会話しませんよ。新パッチが導入されてゲームに変化があった後は、そういう話をすることはありますが、実況・解説をする上で大事な部分を詰めておく感じです。それ以外のときは、ほとんどぶっつけ本番ですね。
――最初からそんな感じでした?
eyes タッグを組んだばかりのときは、帰りにご飯を食べにいって反省会をする時期が1年ほどありました。僕が痩せ過ぎてるから太らせるっていう裏のテーマもありましたが(笑)。
――そういった時期があって、いまの安定した実況・解説が視聴者に送られていると。
eyes Revolくんはいつも言うこといっしょなんですよ。「まぁいまのままでいいんじゃないですか?」みたいな。で、僕がこういうことを考えてて、つぎはこうしたい、みたいな話をしたら「まぁそれでいいとおもいますよ」って返ってくるんです(笑)。
――お笑いコンビのネタ考えるほうと考えてないほうみたいになってますね(笑)。
eyes そうそう(笑)。まぁ、解説はやることだいたい同じですからね。ちなみに、いまのスタイルが確立されたのは、スイニャンさん(LJLで韓国選手の通訳を担当)のおかげなんです。実況と解説ってそれぞれのスタイルがあると思うんですけど、僕らの場合は“展開を先読みするスタイル”なんです。そのスタイルにする前までは、試合中で起こったことに対する解説ばかりしてたんですよ。でもそれって、つまらないんですよね。
――スイニャンさんのおかげというのは?
eyes スイニャンさんがLJLに遊びにきてくれていたときに「なんでeyesさんとRevolさんはそんなにゲーム詳しいのに、先の展開を解説しないんですか」って聞かれたときがあったんです。それで、「韓国ってそういう方式なんですか?」って尋ねたら、「韓国では起こったことはほとんどしゃべらないんです」っておっしゃるんですよ。
それを聞き、僕らも試してみようってことでRevolくんとふたりで韓国リーグの試合を見ながら、先読み実況の練習をしてみたんです。それが初めてふたりで練習した日じゃないかな。そうしたら、初めてなのにすんなりと先読み実況ができたんです。それ以降、現在のスタイルが確立しました。
――言われてみるとeyesさんたちの実況は、先の展開を見据えていますね。
eyes タイトルによって違うとは思うんですが、ほかのキャスターの方にもぜひ試していただきたいです。先の話をしておくと、オーディエンスも準備ができるんで、実況もすごく楽なんですよ。「ほら、言ったとおりになったでしょ」って感じで(笑)。それがはずれたら怒ればいいだけですからね。「これをやらないから負けちゃいましたね」って。
もしも予想したことと違うことで選手たちが勝ったりした場合は、「こんなプレイ信じられない!」って褒める。この3つのパターンがあれば、基本的には実況を進められます。その能力は、日本のキャスターの中では僕はいちばんだと自負しています。
また、プロ野球での野村監督の解説もそうですよね。「つぎ外角のスライダー投げますよ」っ言って、実際そのとおりになるんですよ。「なんでですか?」って聞かれたら、「こういうデータがあって、選手はここが弱いから」といった話をしてくれるんです。そういうのがやっぱりおもしろいですよね。
――そういった話を聞いてから実況に注目してみると、またおもしろさが増しそうですね。
eyes みなさんけっこう無意識に見てますからね。
――個人的には、試合開始前のチャンピオンのピック(選択すること)やバン(使用禁止にすること)のときが、実況解説を聴いててかなりおもしろいって思います。「へぇ、そうなのか」って思いながら聞いてますよ。
eyes ピックとバンはおもしろいところですよね。僕らとしては、視聴者に「へぇ」って言わせたいところです(笑)。ですので、データにはないようなピック・バンがくると腹立つんですよね。「こりゃわからん」みたいなのもあるので(笑)。
――それはそれでおもしろい展開ってことですよね。
eyes そうです。「僕らもわからないからすごいことやっている」みたいな話をしたりとか。

2018年4月に行われた“LJL 2018 Spring Split”でのeyes氏(左)とRevol氏(右)
eyes氏の体験談が書籍化予定
――では最後に、eyesさんご自身の今後の展望をお聞かせください。
eyes ほかのタイトルに挑戦するチャンスをいただけるのであれば、やってみたいですね。じつはスマホアプリが好きで、しょっちゅう遊んでいるんです。
――ほう。どのアプリを遊んでいらっしゃるのでしょうか?
eyes まぁ、さまざまなジャンルのモバイルゲームをプレイしていますそれが趣味でもあるので、何かにつながればいいなとは思っています。あとは、自分の体験してきたことを書籍化し、来年の春頃に成文堂新光社から出版予定です。そこから、公演などもできたらいいなと思ってます。
――アールさんのように後進を育てる気はありますか?
eyes 僕が育てた後輩のKatsudionくんがいま現役で活躍していますが、もう数人くらいは育成したい気持ちもあります。実況の経験が活きるものがなにかあれば、積極的に手伝っていきたいのが正直なところです。さきほど、ほかのタイトルもやってみたいとは言いましたが、担当タイトルを増やすのはすごい労力が必要になってくるので……。
――今日うかがった限り、一朝一夕では無理そうですね。
eyes ‟そのタイトルに対して時間が作れるか”という問題がありますからね。実際に今後何をしていくかは模索中な部分もありますので、何かあればご連絡お待ちしています。あとは本も発売されたらぜひ読んでいただきたいです。発売予定の本は、今日の話も含め、より深くこれまでの体験と実況について詳しく載っているはずです。
――では、最後に次ぎのインタビュー対象者をご指名ください。
eyes じつはもう決めてるんです。最初は後輩に振ろうかとも思いましたが、そうすると「おいeyesだけふざけるな!」ってほかのキャスターに言われそうな気もして(笑)。
僕が指名するのは、このあいだの番組でもいっしょになったOooDaさんです。OooDaさんには聞きたいこともあるんです。これまで、いっしょに食事をするはずの機会が2回あったんですけど、2回ともドタキャンされたもんですから、「いついっしょに食事に行けますか?」って聞いておいてください(笑)。

文・取材:ライター 堤教授
編集:編集部 工藤エイム