2018年10月9日、『ストリートファイターV アーケードエディション』のリーグ大会“トパンガリーグ”の決勝リーグDAY3が実施された。8月21日からはじまり、2ヶ月弱の間争われた第7期トパンガリーグが決着。決勝リーグでは藤村が全勝優勝を達成し、賞金150万円を手にした。
開催概要
日程:2018年8月21日(火)~ 2018年10月10日(水)
・オンラインリーグ:同年8月21日(火)~ 9月12日(水)
・オフラインリーグ:同年9月28日(金)~ 9月30日(日)
・決勝リーグ:同年10月8日(月)~ 10月10日(水)
参加選手数:3名総勢24名(招待選手21名、オンライン予選勝者)
賞金:総額270万円(1位150万円)
※トパンガリーグ公式サイト
※決勝リーグDAY2タイムシフト:OPENREC
決勝リーグDAY3結果
プレイヤー名(使用キャラ) | ゲームカウント | プレイヤー名(使用キャラ) | ||
ふ~ど(ミカ) | 7 | vs. | 4 | ガチくん(ラシード) |
sako(メナト) | 6 | vs. | 8 | 藤村(いぶき) |
MOV(春麗) | 4 | vs. | 7 | ガチくん(ラシード) |
ガフロ(バイソン) | 4 | vs. | 7 | sako(メナト) |
ふ~ど(ミカ) | 7 | vs. | 3 | 藤村(いぶき) |
ピックアップ1 ふ~ど(ミカ)vs.ガチくん(ラシード)
ガチくんはミカのドロップキックを見てから立ち大Pで迎撃する対策を披露し、加えてミカのコマンド投げをジャンプやバックステップで回避する防御時の読みの強さを見せる。対するミカはドロップキックで突っ込むと見せかけてラシードの立ち大P空振りを誘発し、突進攻撃で反撃するといった、ガチくんの意識を散らせてスキを作る戦法で応戦。試合を重ねるごとにそのスキを狙ってミカが接近戦に持ち込む場面が多くなり、ふ~どの戦略が勝る内容で決着。


ピックアップ2 ふ~ど(ミカ)vs.藤村(いぶき)
第1試合ではふ~ど、第2試合では藤村がそれぞれ勝利したことで、このふたりの直接対決が優勝決定戦となった。試合内容は5分に近かったものの、勝負どころの読み合いを制して白星を先行させたのは藤村。お互いの体力が僅かになった状況で霞駆け→ぶっ放しEX風切りでトドメを刺したり、ミカのコマンド投げを読んでジャンプ→クナイ投げからの大ダメージコンボで倒し切ったりなど、読みと選択肢判断の精度が際立つ。試合カウント5-0まで差が広がったところでふ~どが何とか1勝して反撃に転じたものの、藤村は大きく崩れることなく、7-3で決着となった。


決勝リーグ最終順位
順位 | プレイヤー | 藤村 | ふ~ど | sako | ガチくん | ガフロ | MOV | WIN | LOSE | POINT |
1 | 藤村 | - | 〇7-3 | 〇8-6 | ○7-4 | ○7-3 | ○7-4 | 5 | 0 | 16 |
2 | ふ~ど | 〇3-7 | - | ○7-5 | 〇7-4 | ○7-2 | ○8-6 | 4 | 1 | 8 |
3 | sako | 〇6-8 | ×5-7 | - | ○7-2 | 〇7-4 | ○7-5 | 3 | 2 | 6 |
4 | ガチくん | ×4-7 | ×4-7 | ×2-7 | - | ○7-3 | 〇7-4 | 2 | 3 | -4 |
5 | ガフロ | ×3-7 | ×2-7 | ×3-7 | - | ○7-4 | 1 | 3 | -13 | |
6 | MOV | ×4-7 | ×6-8 | ×5-7 | ×4-7 | ×4-7 | - | 0 | 5 | -13 |


総合順位
順位 | プレイヤー名 |
1位 | 藤村 |
2位 | ふ~ど |
3位 | sako |
4位 | ガチくん |
5位 | ガフロ |
6位 | MOV |
7位 | ボンちゃん、ウメハラ、板橋ザンギエフ |
10位 | まちゃぼー、ときど、trashbox |
13位 | ハイタニ、ネモ、水派 |
16位 | YHC-餅、かずのこ、マゴ |
19位 | りゅうせい、ももち、うりょ |
22位 | にしきん、みしえ、パウエル |
記者の目
藤村はトパンガリーグには初出場ながら、いぶきの数々の攻め手を武器に勝利を積み重ね、決勝リーグでは全勝で優勝という偉業を成し遂げた。彼の続いての目標はおそらく公式世界大会“カプコンカップ”の制覇になるだろうが、こちらでも優勝候補筆頭になることは間違いないだろう。
出場選手の成績に目を向けると、5位のガフロを筆頭に、trashbox、水派、りゅうせいなど、今まで世界の舞台では目にすることの少なかった選手たちが堂々の活躍を見せている。彼らがこれからどのように古参プロたちに追いついていくかは、競技シーンの注目点のひとつになりそうだ。