2018年9月14日~16日の3日間、アメリカ・南カルフォルニアのオンタリオで開催された格闘ゲーム大会「SoCal Regionals 2018」(SCR2018)にて、日本のsakoが優勝を果たした。sakoは台湾大会に続いてプレミア大会2回目の優勝となり、世界ランキング4位に浮上した。
SCR2018は、アメリカの格闘ゲーム界をけん引するレジェンド“AlexValle氏”の団体“Level Up Series”が運営している格闘ゲーム大会。年末に行われる公式世界大会“カプコンカップ”の出場枠を決めるトーナメントシリーズ“カプコンプロツアー”公認の大会でもある。
SoCalRegionals2018(SCR2018)概要
開催日:2018年9月14日~16日
開催地:カリフォルニア、オンタリオ
会場:Ontario Convention Center
トーナメントルール:ダブルエリミネーション方式(2回負けると敗退)。
※Level Up Seriesのtwitter
※AlexValle氏のtwitter
※SoCal Regionals 2018公式サイト
配信:YouTube、Twitch、OPENREC.tv(DAY1、DAY2、DAY3)
SoCalRegionals2018(SCR2018)結果
順位 | 名前 | 獲得ポイント |
1位 | sako(メナト)[日本] | 700 |
2位 | Xiaohai(キャミィ)[中国] | 270 |
3位 | ChrisT(ケン/豪鬼)[アメリカ] | 200 |
4位 | ボンちゃん(かりん、サガット、ナッシュ)[日本] | 160 |
5位タイ | ストーム久保(アビゲイル)[日本] | 130 |
5位タイ | XsK Samurai(豪鬼)[アメリカ] | 130 |
7位タイ | ももち(コーリン、ケン、豪鬼)[日本] | 100 |
7位タイ | Punk(かりん)[アメリカ] | 100 |
グランドファイナルに進出したのは、無敗のまま勝ち上がってきたsako(メナト)と、地元アメリカのChrisTとの敗者復活戦を制したXiaohai(キャミィ)。sakoとXiaohaiは一進一退の攻防をくり広げ、お互い譲らずに2-2で5試合目へもつれ込む。ここで負けるとリセットをかけられてXiaohaiに追いつかれてしまうsakoは、Vトリガーを巧み使ってXiaohaiの守りを崩して勝利。3-2で一度もルーザーズに落ちることなく優勝を果たした。



記者の目
台湾のプレミア大会で優勝し、国内最高峰のリーグ戦“トパンガリーグ”でも最激戦区と予想されたCブロックを1位通過と、いまもっとも強いプレイヤーともいえるsako。最近の調子のよさをsakoに尋ねると、充実した練習環境とマネージャーのあきき氏を含めたチームのサポート体制にあるという。さらに、大会ではふだんと動きを変える部分もあるそうで、sakoの“引き出し”の多さも好調の秘訣のようだ。
また、日本勢ではボンちゃん、ストーム久保、ももちがトップ8に残った。ボンちゃんとももちはカナダ大会に続いてのトップ8入り。ふたりとも複数キャラクターを使用しており、それぞれのキャラクターの完成度が少しずつ上がってきているようなので、今後も注目していきたい。
いよいよ今週末9月22日、23日は東京ゲームショウでプレミア大会が実施される。世界で活躍する選手を間近で見られるチャンスなので、気になる人はぜひ観戦に訪れてみてはいかがだろうか?