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【レインボーシックス シージ】世界大会観戦のためにひとりでパリに行った青年の話【Six Major Paris観戦記】

※8月28日18時頃、誤って記事ツイートおよび写真が投稿されていましたため、該当ツイートを削除させていただきました。お客様および関係者の皆様には多大なるご迷惑とご心配をお掛けしましたことを心より お詫び申し上げます。

8月下旬、フランス・パリにて行われた『レインボーシックス シージ』(以下、『R6S』)世界大会“Six Major Paris”。ファミ通では現地取材を敢行したが、現地にはなんと日本人観戦者の補佐さんが、たったひとりで来ていた。せっかく現地に行ったのなら、補佐さんによる観戦記をお届けしたい! という訳で、特別に寄稿していただいた。

本稿では、海外まで観戦に行った経緯、事前準備、そして一番気になる“お金(旅費)”について書いていただいたので、海外のオフライン大会を観戦したい方の参考になったら幸いだ。

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皆様こんにちは。マルチゲーミングチームHOME所属の補佐(Twitter:@kaithoohosa_g)と申します。 宮城県・仙台市に住んでいる大学生です。今回はご縁があり、ファミ通AppVSで“Six Major Paris観戦記”をお届けしたいと思います。

 

まず、私のゲーム歴(『R6S』との出会い)ですが、ゲーミングPCを購入したのが約1年半ほど前で、これまでゲーム機を買ったことはありませんでした。ゲーム歴は1年半、Yaer3に突入した『R6S』についてもプレイ歴は1年ほどです。

 

きっかけは、高校時代の同級生に大学に入ってから誘われたことが始まりで、初めて触ったFPSは『バトルフィールド 1』でした。半年後には『R6S』をおススメされプレイし、いまは『R6S』にかなりハマっています。

プロを一度この目で見てみたい

今回現地へ行った経緯は、「いつもTwitchで見ているプロを、一度この目で見てみたい」、「オフライン世界大会の空気を味わいたい」と思ったことです。実は、今年の2月に行われた世界大会“Six invitational”を観戦するために、モントリオールへ行こうと予定を立てていましたが、大学の行事と被ってしまい断念しています。なので、「夏の世界大会こそは観戦したい!」と強く決心して、大学の夏休みを利用してフランス・パリに単独行くことに決めました。

観戦チケットなどの事前準備について

まずは、一番大事な観戦チケットの入手です。観戦チケットは5月初めの発売日に購入しました。チケット購入はWebで出来ますが、フランス語で書かれていたので、Google先生(Googleの翻訳機能)を使用してまずは英語に翻訳し、とりあえず一番高いチケット(Diamond Passを購入しました。

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なぜDiamond Passを購入したかと言うと、Diamond Passにはオリジナルデザインのキャップとチビフィギュア、オリジナルデザインTシャツが付属しており、選手を間近で見られる特別観戦席に座ることができるからです! それら限定グッズを手に入れるのも楽しみのひとつでした。観戦チケットは手数料、郵送料込みで170€ほどです。

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トゥイッチのエリートスキンをモチーフとしたTシャツ。日本で持っているのは私だけ!
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航空券とホテルに関しては、旅行代理店でセットのものを予約しました。

ホテルについては、部屋選びに失敗したくないと思ったので、口コミが多くかつ評価がそれなりに高いところを基準にし、“Campanile Maine Montparnasse”というホテルを予約しました。約10日間滞在する予定だったので、なるべく清潔で居心地のいいホテルを選びましたが、ここはとてもよかったです。

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また、航空券の値段をなるべく抑えるために、ベトナムでの乗り換えを含めたベトナム航空のフライトを予約しました。仙台から成田まで国内移動→成田国際空港→ホーチミン空港→シャルル・ド・ゴール空港の経路で、飛行時間はおよそ20時間になります。

正直なところ、20時間のフライトで、エコノミークラスは辛すぎました……。次回があるとしたら、もっとお金をためて直行便かつビジネスクラスに乗りたいですね……。

 

出発前に入念に調べたのは、パリでの移動手段についてです。パリはメトロ(地下鉄)が有名で、タクシーやUberもありますが、滞在時の費用を抑えるためにはメトロを使わないわけにはいかないと思っていました。メトロの料金体系や乗り降りの仕方などは事前にWebで調べておいたので、現地ではとくに戸惑うことなく利用できました。事前準備、大切。

なお、パリのメトロは日本とシステムが少し異なり、どこまで行っても範囲内なら一定価格で、出口改札が存在しません(※)。ホテルがあるモンパルナスから、大会会場のParis Expo  Porte de Versaillesは、メトロ12号線一本で行けるので、とても便利でした。

※編集部注釈……メトロは、出口専用ゲートが設置されているが、ゲートを出る際に切符は回収されません。もちろん入口改札では切符を通すが、改札に通した切符に印といったものは付けてくれないので、複数切符を購入するとどれが使用した切符か分からなくなることも。一度使った切符は例に漏れず二度と使えないので、使い終わった切符はすぐに最寄りのゴミ箱捨てるのがベストです。フランスは、街のいたるところにゴミ箱が設置されています。

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そのほか、準備したもので気合を入れたのが“日本国旗”、“ハチマキ”、“手旗”です。完全アウェーとなる日本勢を応援するとき、「日本人サポーターがここにいるぞ!」とアピールするにはベストな応援グッズでしょう。残念ながら野良連合を応援する機会には恵まれませんでしたが、大会最終日のオールスター戦でWokka選手とShiN選手が出場するとのことで、張り切って使用しました。(でも、最前列に座って応援しているところをカメラに抜かれてしまい少し恥ずかしかったですが、応援できて本当によかったです!)

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写真は編集部撮影。Tシャツにも注目して!
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(画像はTwitch配信より)

日程は、8月10日よるに夜行バスで仙台を出発。8月11日に成田国際空港を出発して、乗り継ぎのホーチミンへ。8月12日パリに到着しました。

Six Major Parisは、8月17日の本戦から一般公開されるので、16日まではパリでの観光を楽しみました。予選をスマートフォンで確認しながら、ルーブル美術館やオルセー美術館などの美術館を巡り、凱旋門やエッフェル塔を見学して、インスタ映えを狙い写真を撮りました。

食事は、ホテルの朝食を美味しくいただきました。フランスのクロワッサンはとにかく絶品で、毎日2〜3個は食べましたね。クロワッサンがない時は、本当に悲しみに暮れたものです。

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昼食は、パリ市内のカフェを巡りました。コーヒー1杯5〜7€と少しお高めですが、オープンカフェで暖かい日差しに包まれながらのんびり過ごしました。夕食はフランス料理をいただこうと思ってましたが、値が張るので断念……。ぜひ次回パリに来た時、挑戦したいと思います!

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エッフェルタワー_R
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いよいよ本選。世界強豪チームの試合にドキドキが止まらない

17日からはいよいよ本戦です。会場には1時間前に到着したものの、すでに長い列が出来ていました。12時会場でしたが実際に会場に入れたのは35分を過ぎた頃だったので、もし海外オフライン大会観戦に行かれる方は、2時間前に会場に到着しているといいでしょう。

私はダイヤモンドパスを買っていたので、ダイアモンドパス専用入口から優先的に入れたそうですが……。チケットのランクによって、優先入場も用意されるので、事前に調べておくべきでした。

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さて、本選は野良連合が予選で負けてしまいその雄姿を見ることは叶いませんでしたが、APACでもかなりの強さを誇る野良連合に勝った世界各国のチームどうしの対戦を目の前で観れると思うと、とてもドキドキしていました。

開会式ではMCのマットが高らかと開会宣言を行い、本戦へ進んだ8チームの選手陣が入場し横1列に並んだ場面では、ここに来た甲斐があったと感動。有名選手を間近で見られるのは、世界大会の醍醐味ですね。

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試合は、準々決勝でMillunium(@MilleniumTeam)やTeam Vitality(@Team_Vitality)といったフランスのプロチームが出てきたときの歓声が凄まじかったのが記憶に強く残っています。

しかし、ヨーロッパ混合チームのG2 Esportsや米プロチームのEvil GeniusesとRogueのサポーターも少なからずいて、まるでサポーターどうしの応援合戦のようでした。

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また大会会場では、試合も見るだけではなくさまざまなコーナーを楽しむことができました。物販はもちろんのこと、ゲーム内で登場するドローンを操作できたり、オリジナルTシャツも作成できました。

さらに、新シーズン“Operation Grim Sky”で実装されるマップリワーク後のヘレフォード基地と新オペレーターを体験できる試遊台もあり、試合間のブレイクタイムでも飽きることのない作りでした。

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これが実際にスマートフォンで操作するドローン。かなり難しかったです。

本選1日目を楽しみ、2日目も観戦に向かった訳ですが、ここで思わぬ失敗が。観戦者はIC付きリストバンドを付ける義務があり、ICチップを読み取って入場するのが決まりです。私はこのリストバンドを2日目に持って来なかったために、会場に入ることはできませんでした。もちろん、そのまま退散する訳にはいかないので、一度ホテルへリストバンドを取りに戻りましたよ……。

また入場の際には荷物のチェックが入るので危険物を持ち込むことはできません。係員にリストバンドのICチップを読み取ってもらわないと入場もできないので、危険人物が乱入してくることもないでしょう。

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ICチップつきリストバンド。一度締めると緩めることはできない仕様なので、3日間はこれを付けたままお風呂に入ります。

本選3日目に行われた決勝はG2 EspotsとEvil Geniusesの対決となり、会場内は試合開始前から応援などが飛び交ってました。ダイヤモンドパスの特権で最前列中央付近を陣取っていた私の両側から、「Let’s go EG!!」、「Let’s go G2!!」の掛け声が大きく響いており、まるでリアルスポーツのような声援で驚きました。

試合開始直後は、Evil Geniuses側の声援がとても大きかったものの、ラウンドを重ねるにつれて、Evil Geniuses側の声援はG2 Esports側の声援にかき消され……。最後には、スタンディングオベーション状態となり、肩車する人さえも現れました。

この盛り上がり方は、日本では見られないのではないでしょうか? 欧州人の思い切りのよい性格を実感することができる場面でした。

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また、本選3日間の期間中は、選手と交流する機会がたくさんありました。野良連合の選手の方々や、日本キャスターのふり~ださんとPapiliaさんなど、日本から仕事で来ている方々にもサインを頂き、お話しできました。

アメリカキャスターのKixstarやMCのMatt Andrewsと会話する機会も、このパリに来ることでしか得られなかった経験であると思います。快くサインや写真を撮っていただいた方々に、深く感謝いたします。

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決して安くはないけど、価値に似合う経験がある

今回、このパリへの渡航費と宿泊費、チケット代などで総額約40万円を使い、バイトで貯めたお金が底をついてしまいました。援助してくれた親族には、とても感謝しています。

<内訳>

  • ホテル+航空券 230,000円
  • 現地移動費 5,000円
  • 観戦チケット代 20,000円
  • お土産 150,000円

諸事情でお土産代が高く付いてしまいましたが、ここを最低限に抑えると30万でパリ滞在を楽しむことが可能です。また、今回は10日間ほどの滞在なので、これを本選期間中の滞在に絞ると、もっと費用を抑えられると思います。

パリでの観光、そしてSix Major Paris観戦は、十分40万の価値に見合う経験でした。 今回日本から出場した野良連合は予選敗退という形になってしまいましたが、北米プロリーグで活躍するObey Alliance、そしてフランスのTeam Vitalityととても熱い試合を見せてくれて、APACのチームが世界に十分渡り合えることを証明してくれたと思っています。それでも世界の壁はまだまだ高いですが、APACを代表する野良連合として、今後ますます成長・発展することを願っています。

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また、今回優勝したG2 Esportsは、底知れない力を発揮したと思います。予選からも着実・堅実に戦って来ましたが、決勝では最後に仕上げて来たのではないかという圧倒的勝利を見せつけ、とても楽しかった半面、どこまで上が存在するのか不安にもなりました。

海外ではesports環境が少しずつ整い、選手が成長するための環境が出来上がり始めていると思います。その中で日本チームが世界に追いつくためには何をしなければいけないのか、何ができるのかを考えると、無力である自分が恥ずかしくなりました。

esports発展に尽力してくださっている方々のためにも、今後予定されている東京ゲームショウやレインボーシックス シージAPAC Final、そして2019年2月にカナダ・モントリオールで行われるSix Invitationalに、積極的に参加していきたいと思います。

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文・写真:補佐(Twitter:@kaithoohosa_g
編集:工藤エイム

※一部写真はオフィシャル撮影のものが含まれています。

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