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【CoD: WWII】思わず感涙。プロ対抗戦を終えたHqBRaとRush Gamingにインタビュー

プロチーム6団体によるプレイステーション4用ソフト『コールオブ デューティワールドウォーII』を用いた賞金総額1000万円のesports大会“『CoD: WWII』プロ対抗戦”(以下、CODプロ対抗戦)。その第5回が、2018年8月24日に開催された。

本大会は、PS PLUS加入者を対象に150組(300名)の観戦者を抽選で招待され実施された。数々の名場面が生まれ、激戦がくり広げられた約半年間の対戦シリーズを終えた、CYCLOPS athlete gaming HqBRaとRush Gamingにインタビューを敢行。

CYCLOPS athlete gaming(以下、CAG)とRush Gamingは、今回とくに会場を沸かせる試合を見せてくれた。

最後まで息つく暇もないほど接戦をくり広げた今大会で引退を表明しているHqBRaと、僅差で東京ゲームショウへの切符を逃してしまったものの、逆転劇のドラマを見せてくれたRush Gamingのチームメンバーが、それぞれに思いを語ってくれた。

HqBRa「言葉では言い表せないほど感謝しています」

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――今回で現役を引退する、とTwitter上で発表されましたが、今大会を終えたいまの率直な気持ちを聞かせてください。

HqBRa 結果的に試合は負けてしまいましたが、悔いのない、いい試合ができたと思います。なので、うれしい気持ちもありますし、見てくれた人はもちろん、大会にもありがとうございますと言いたいです。本当に感謝しています。

――今後の活動についてお伺いさせてください。

HqBRa 選手としての活動は難しくなってしまいますが、陰からesportsを支えていければと思っています。

――これまでに『コール オブ デューティ』全国大学対抗戦優勝などをさまざまな経験されていますが、とくに印象に残っていることはありますか?

HqBRa 自分たちが出場する大会や試合が放送されて、視聴者からコメントやTwitterなどでメッセージをいただくことも有り難いのですが、やはり観客が沸き立つ瞬間にやりがいを感じていました。
歓声やその場が盛り上がると、プロ選手としてプレイしている実感が持てましたし、モチベーションに繋がりました。また、すごいプレイをしたときに、巻き起こる喝采は決して忘れることのできない経験です。

――観戦者がいた第5回では、とくにそう感じたんではないでしょうか

HqBRa 来てくれた人たちの声を身体で感じるほど大きな声援でした。だからこそ、改めて観る人あってのesportsだと認識しましたし、これまで応援してくれたファンの皆様と対戦相手のサポーターの方々にも、お礼を伝えたいです。

――会場の観戦者、残念ながら会場には来れなかったファン、大会の視聴者、プロを目指す人にメッセージをお願いいたします。

HqBRa ファンの皆さん、観てくださった方々には、言葉では言い表すことのできない感謝の気持ちを抱いています。僕はこれで引退となってしまうのですが、これまで注いでくださった情熱を別の選手やチーム、esportsにどんどん伝えていってください。

また、これからプロを志す人たちには、険しい道のりでも諦めないでないでほしいです。楽しいことばかりではないし、辛いことも多くあります。でも、応援してくれる人があっての選手であると思いますし、なによりそれがうれしいことです。
困難を乗り越えた先には、たくさんの感動や達成感に満ち溢れた出来事が待っていますので、くじけずにがんばってほしいです。

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試合後で疲れているにも関わらず、こちらの無茶ブリにも応えてくれる神対応。個人的に少し話をさせてもらったのだが、目頭が熱くなり言葉に詰まってしまった。
『コール オブ デューティ』全国大学対抗戦からプロへと駆け上がったHqBRa選手。彼が第一線から退いてしまうのは寂しいが、今後の活躍を心から願い応援したい。

WinRed「必ず強くなって帰ってくる」

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――直前のメンバーのチェンジがありましたが、今シーズンを通してどんな成長を感じていますか?

GreedZz 大きくメンバーが変わり今シーズンは辛い時期もありましたが、成長をしたのは”チームとしていかに勝つか”を考えるようになったことです。
これまでは、個人が撃ち合いに勝てば試合にも勝利できると考え戦っていました。でも、いまは個人技ではなく、連携でどう相手に勝るか、それにはどうすればいいのかを話し合ったりするようになりました。その点に成長を感じています。

――メンバー変更から短い時間で、チームを仕上げるのは大変だったと思います。どんな練習をされたかお聞かせください。

WinRed 毎日の練習はもちろんのこと、いまはアナリストを起用しています。僕たちは”ストーリー君”と呼んでいますが、彼にいろいろなアドバイスをもらい、データの収集やチームの状況の分析も行ってくれています。

GreedZz 彼は非常に実力のある選手です。その彼が、僕たちの練習試合、大会の動画を見て、どこの場面は何をすべきだったのかを教えてくれます。それも数秒単位の動きを解析し、ドキュメントを作成してくれています。
ストーリー君のおかげで、アメリカのプレイスタイルを学ぶことができますし、考え方が全く異なるため、常に新しいことを習得しています。
それが、チームの連携を高める要因になっていると実感しています。

――新加入のおふたりはRush Gamingに加入されて、これまでと違うと思うことはありましたか?

GP(グッピー) とくかく周りのサポートが充実しています。選手だけでなく、Rush Gaming(以下、Rush)のスタッフを含めた周囲の人たちと”チーム”として戦っていると強く感じています。

――GP選手は以前、SCARZに所属されていましたが、戦術面ではどうでしょう。

GP やはり、個人技よりもチーム全体として勝ちいく意識の高さだと思います。

――Luke選手は、いかがでしょう。

Luke 初めてプロチームに所属したのですが、これまでは反省をする習慣があまりありませんでした。でも、Rushに入って1試合ごとにチームで話し合う時間があり、反省点を明確にし次に活かすというサイクルの重要性が分かりました。

――第5回の配信試合は逆転する展開が多かったですが、どのような精神状態だったのでしょうか?

GreedZz このゲームはちょっとしたミスで点差が広がってしまいます。今回は、とくに試合の前半に、相手にリードを許してしまう場面が多くありました。
しかし、そのような状況下でも冷静でいることが必要とされると思います。第5回では、それが実践できたからこそ逆転勝利を収めることができました。

――つまり、以前はあまり意識できなかったと。

GreedZz 配信外の試合はSCARZと対戦したのですが、メンバーそれぞれにプレッシャーもあり、引き離されてしまった点差に対してチームが冷静ではありませんでした。
それでも、2試合目に臨むにあたって、気持ちを落ち着かせようと心掛けた結果、DetonatioN Gamingに勝つことができました。

――戦績が芳しくない状態が続きましたが、本大会では逆転劇のドラマを見させていただきました。その期間にメンタルを保つためにされたことはありますか?

GreedZz 正直なところ、はっきりとしたメンタルを強くする方法は、僕たちにもわかりません。試合中にも精神的に追い込まれることもあります。
でも、どれぐらい日々の練習をしているか、メンバー同士でコミュニケーションを取って助け合っているか、ということがメンタル面での支えになるのではないかと考えています。

――ほかにされていることがあれば、ぜひ教えてください。

GreedZz 筋トレですかね……?(笑)

――Winred選手は、とくに鍛えていらっしゃいますよね(笑)

WinRed (笑顔でうなずきながら)……はい

――GP選手、Luke選手も筋トレをされていると。

GP 新加入なので、まだ体験はしていませんが、これからするかもしれません(笑)

――観客やファンの方々が多くいらっしゃってましたが、声援はやはり力になりますか?

GreedZz 会場の歓声は、非常に大きな存在だと感じています。自分たちが盛り上がっているときに、皆さんも一緒に声を出したり、リアクションをしてくださるのが支えになっていると改めて認識しました。
闘会議以来のお客さんを入れた試合だったので、いい刺激にもなりましたね。

――オフラインが初めてのLuke選手はいかがでしょう。

Luke とにかく緊張しましたが、貴重な経験になりました。

――とても初めてとは思えない活躍でした。

Luke それでも手足が振るえるほど緊張していました。
試合前にメンバーと手を握ったのですが、僕だけすごく冷たかったそうです(笑)

――今後も”Call of Duty World League”などの海外の大会への挑戦もあるかと思います。最後にファンの皆さんへメッセージをお願いいたします。

WinRed 東京ゲームショウに行けないのは、悔しいし悲しいです。でも、もっと強くなって帰ってきます。だから、これからも応援よろしくお願いします。

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最後のコメントをお願いした際、WinRed選手の目には涙が浮かんでいた。純粋に勝ちたい、その強い思いが伝わり、これには取材陣も涙腺が緩んでしまった。

約半年にわたる長き戦いを終え、これからCYCLOPS athlete gamingやRush Gamingなど大会に出場したチームがどのような展開を見せてくれるのか、とても楽しみだ。

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