2018年8月17日(金)~19日(日)にかけて、台湾で格闘ゲーム大会「TaiWanFighterMajor2018」が開催された。こちらで解説している通り、複数タイトルのトーナメントが実施され、『ストリートファイターV アーケードエディション』(以下、『ストV AE』)は公式世界大会カプコンプロツアー公認の大会となっている。
アジア圏での大会であるため、ふだんの海外大会と比べてさらに大勢の日本人選手が参加。国外の強豪プレイヤーも集い群雄割拠の様相を呈した『ストV AE』部門は、日本のsakoが予選から21連勝を達成して優勝。本稿では、『ストV AE』部門の模様をリポートする。
TWFM(Tai Wan Fighter Major)(闘魂) 2018 概要

開催日:2018年8月17日~8月19日
開催地:台湾、台北市
会場:SongShan Cultural and Creative Park – Multifunction Exhibition Hall
※TWFighterのFacebook
※GamerBee氏のTwitter
※TWFM公式サイト
トーナメント表:Challonge
配信:Youtube
TaiWanFighterMajor2018結果
順位 | 名前 | 使用キャラ | 国籍 | 獲得CPTポイント |
優勝 | sako | メナト | 日本 | 700 |
準優勝 | ときど | 豪鬼 | 日本 | 270 |
3位 | Caba | ガイル | ドミニカ | 200 |
4位 | 板橋ザンギエフ | アビゲイル | 日本 | 160 |
5位タイ | Xian | いぶき | シンガポール | 130 |
5位タイ | NL | キャミィ | 韓国 | 130 |

グランドファイナルは、ウィナーズを勝ち上がったsako(メナト)とルーザーズからリベンジを狙うときど(豪鬼)。

ときど豪鬼に画面端に追い込まれる場面は何度かあったが、決定打を許さず巧みに位置を入れ換えチャンスに転じさせるsako。

sakoは家族を連れて台湾へ参戦。優勝トロフィーは最高の記念となった。
■ 優勝選手解説
”sako”
おもなプレイ地域・コミュニティー:日本
所属チーム:FAV gaming
おもな使用キャラクター:メナト
カプコンカップ2013優勝など『ストリートファイター』シリーズで多数の実績を残す古参の強豪プレイヤー。テクニカルなコンボや連携の開発に定評があり、『ストV』屈指の自由度を持つメナトを高いレベルで使いこなす。
If you didn't cry you're wrong #TWFM2018 pic.twitter.com/qYfeC9z6Hy
— Keith Ace (@Keith_Ace_) August 19, 2018
やったーーーー!!sakoが台湾CPTプレミア大会でときど選手やCABA選手を破って優勝しました!
嬉しすぎて言葉が出ない!! pic.twitter.com/Gb2b3EVJuK— akiki/あきき (@akikiwww) August 19, 2018
ボンちゃん vs. ときど
ボンちゃんサガット対ときど豪鬼という、『ストⅣ』時代を知るプレイヤーには懐かしい対戦カードが最新作でついに実現。ボンちゃんは惜しくも一歩届かなかったものの、熱い勝負を繰り広げた。
記者の目
直近の大会で好成績が目立つsakoのメナトがついにプレミア大会で優勝を飾った、という印象が強い本大会。それと同時にEVO2018以降に配信されたサガット、Gといった新キャラクターのポテンシャルが披露される場としても注目があっただろう。
日本選手ではネモがG、ボンちゃんがサガットを使用キャラクターに選び参戦。ネモはトーナメント後半ではユリアンをメインにしたが、ボンちゃんは待望の参戦となった”相棒”サガットを使って9位という好成績を残す。
惜しくも敗退となってしまったときど戦は、本大会におけるベストバウトのひとつと言えるだろう。今後の研究によりこれらの新キャラクターが、どのようにトーナメントシーンに食い込んでくるかも注目していきたい。
関連動画
↑sako優勝報告
↑sako試合まとめ