2018年7月26日、『ストリートファイターV アーケードエディション』のリーグ大会“RAGE STREET FIGHTER V All-Star League”の特別番組が実施。韓国から来日した強豪プレイヤーと日本プレイヤーが対決する日韓戦が実施され、韓国チームが勝利した。

本番組はリーグ大会の後半戦を振り返る特別番組だ。出場選手の個人戦績や対空成功率といったデータを挙げて戦いかたの特徴を紹介したり、試合のポイントとなったシーンを抜き出して駆け引きの詳細解説などが披露された。加えて本番組には韓国から3名の選手が来場。日本選手の中から人気投票で選ばれた3名と3vs.3のチーム戦が争われた。
日韓戦概要
■ 日本チーム:ウメハラ、sako、藤村
■ 韓国チーム:INFILTRATION、POONGKO、NL
■ 大会形式:勝ち抜き方式の3on3チーム戦、3セット先取制
■ 賞品:叙々苑焼き肉券10万円分
■ 配信チャンネル:OPENREC
第1セット 韓国チーム勝利
sako(メナト) ×-○ NL(キャミィ)
藤村(いぶき) ×-○ NL(キャミィ)
ウメハラ(ガイル) ×-○ NL(キャミィ)
第2セット 韓国チーム勝利
ウメハラ(ガイル) ×-○ POONGKO(アビゲイル)
sako(メナト) ×-○ POONGKO(アビゲイル)
藤村(いぶき) ×-○ POONGKO(アビゲイル)
第3セット 日本チーム勝利
藤村(いぶき) ○-× INFILTRATION(メナト)
藤村(いぶき) ○-× POONGKO(アビゲイル)
藤村(いぶき) ○-× NL(キャミィ)
第4セット 日本チーム勝利
sako(メナト) ○-× INFILTRATION(メナト)
sako(メナト) ×-○ NL(キャミィ)
藤村(いぶき) ○-× NL(キャミィ)
藤村(いぶき) ○-× POONGKO(アビゲイル)
第5セット 韓国チーム勝利
sako(メナト) ×-○ POONGKO(アビゲイル)
ウメハラ(ガイル) ○-× POONGKO(アビゲイル)
ウメハラ(ガイル) ×-○ NL(キャミィ)
藤村(いぶき) ×-○ NL(キャミィ)
結果:韓国チーム勝利
リーグ戦では立ち上がりに不安がある戦績を残しているウメハラとsakoを擁する日本チームは、第1セットと第2セットを立て続けに3-0で落としてしまう。このまま韓国の圧勝で終わってしまう予感がよぎるが、第3セットは藤村が踏ん張り、今度は日本が3-0でセットを奪い返す。
第4セットの先鋒戦はsako対INFILTRATIONのメナト同キャラ戦。この組み合わせは地上戦を制したsakoが勝利し、残るふたりは藤村が倒して第5セットへ。再度先鋒で登場したsakoはPOONGKOと接戦を繰り広げるが、最後に痛恨のコンボミスから反撃を受けて敗退。
続く中堅のウメハラはアビゲイルの攻撃モーションを見てからサマーソルトキックで迎撃するといった対策でPOONGKOを沈めるものの、韓国チーム中堅のNLが落ち着いた戦いかたでウメハラと藤村を破って決着となった。





記者の目
日本チームは危うく3セット連敗で決着してしまう流れだったが、直近の国際大会で好成績を残している藤村の活躍で第5セットまでたどり着いた形だ。
藤村は日本チームで最多の勝ち星をあげたものの、第5セットについて「直前までマゴさんと対戦していたのに、NLに負けてしまったのは悔しい」とコメントしており、勝利への強い貪欲さを感じさせている。28日に控えているリーグ大会のグランドファイナルでも引き続き強い藤村が期待できそうだ。
なお韓国チームの面々は次の目標は、8月に開催されるEVO2018になる模様。今日の試合では3名とも上位に進出する実力を見せているため、EVOでの韓国選手たちの活躍にも注目したい。(ライター:H.H)