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【R6S】福岡に移住し世界一を目指すSengoku Gaming Extasyにインタビュー プロゲーマーの理想像、ラーメンの食べかたまで三者三様だった

気になる福岡での新生活について直撃

2018年7月21日、福岡県筑紫野市のesports専門ネットカフェ“SG.LAN”にて“Sengoku Gaming×MSI ゲーム大会 in SG.LAN”が開催された。

この“SG.LAN”を運営するのは、プロゲーミングチームSengoku Gaming。店舗には、チームの『レインボーシックス シージ』(以下、『R6S』)部門Sengoku Gaming Extasyの選手たちがスタッフとして勤務しており、活動・交流の拠点となっている。

サムネ
“SG.LAN”内部。

本稿では、Sengoku Gaming ExtasyのチームリーダーAroer1na、エースアタッカーのPapilia、インゲームリーダーのSuzuCら3名のインタビューをお届け。

福岡に移住し、九州から世界一を目指して活動する選手たちの素顔や、ゲーム観について迫っていきたい。

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左からAroer1na、Papilia、SuzuC

――最初に、自己紹介をおねがいいたします。

Aroer1na チームリーダーのAroer1naです。これまではリームリーダーとインゲームリーダーを兼任していたのですが、今後インゲームリーダーをやってもらうのがSuzuCです。見た目に反して礼儀正しくて、おもしろいキャラをしています(笑)。

SuzuC Papiliaはチームのエースアタッカーで、日本指折りのAIM力を持つスタープレイヤーです。見た目は筋トレバカみたいな感じなんですが、性格は見た目に反してやさしい(笑)。

Papilia Aroer1naさんはもともとチームリーダーをやってくださっていて、チームとしてもいちばん年齢がいってて……。

Aroer1na 「年齢がいってて」は、ちょっと(苦笑)。

Papilia すみません、言いかたが悪かったです(笑)。最年長なので、いちばんしっかりチームのことを見てくれています。第一印象は真面目そうに見えたのですが、意外にくだけたところもありますね。

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――Sengoku Gaming Extasyは、メンバーほぼ全員が福岡へ移住となったわけですが、不安はありませんでしたか?

Aroer1na 僕はもともと北海道に住んでいたので、大移動でした。気候的な面で暑さや台風、梅雨などをまったく経験したことがなかったので、そのあたりは不安でしたね。ただご飯は、北海道と同じく福岡のものもおいしいので助かってます。

SuzuC 自分は、東京からの引っ越しです。初めてのひとり暮らしなので、家事と掃除などは不安でした。最近、食事をコンビニ弁当やカップラーメンで済ませることが多くなっているので、今後の体調面が心配になってきています(笑)。

Papilia 自分も東京からですが、東京と言っても伊豆諸島の新島で。台風が来ると大変な場所なので、平屋が多い地域でした。ただ、ひとり暮らしは高校時代から慣れっこだったので、心配はなかったです。むしろ、楽しんでますね。

――福岡に来て生活面で変化したことなど、ひとり暮らしのエピソードを教えてください。

Aroer1na 北海道のときは、年中湿度が低いので気にならなかったのですが……。自分は布製のマウスパッドを使っているので、ゲームをしていると、だんだん湿度を吸ってしまって滑らなくなってしまうというのが驚きでした。「こんなにベタベタするのか!」と。

SuzuC 自分は、最近初めて金縛りを経験しました。しかも同時に、トイレのほうから謎の足音が聞こえてきて……。あのときは、「ああ、終わったな」と思いました(笑)。福岡に来てから、疲れなどが溜まっていたんだと思います。

Papilia もともと住んでいたのが田舎の離島だったので、むしろ福岡は都会的で便利に感じています。また、“SG.LAN”でのスタッフ勤務があるので、生活習慣も乱れることなく健康的な生活を送れていますね。

――福岡や、“SG.LAN”のいいところは何だと感じていますか?

Aroer1na 福岡のいいところは、ご飯がうまいことですね! また、“SG.LAN”については文句なしに高性能なPCでゲームができることかと。

SuzuC 少し被ってしまうのですが、ラーメンがすごくおいしいところ。“SG.LAN”のよさは、ハイスペックPCが使えて、周りを気にせずゲームに集中できることです。

Papilia 福岡の人はやさしい方が多い印象です。東京でお店に入っても、店員さんは淡々と作業的ですが、こちらではよく会話になるので、温かみを感じるというか。

“SGLAN”は、何よりも利用料金が安いので、使ってもらいやすいのが強みだと思います。

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――Aroer1na選手は以前、ピンポン連打で寝坊したメンバーを起こす動画をアップされていましたが、チームリーダーの役割は大変ですか?

Aroer1na あのとき寝坊したのはPapiliaでしたね。まあ、彼はあのとき1回きりだったので(笑)。生活リズムが乱れるときはだれしもあるので、管理が大変なときもあります。僕は今年で24歳なのですが、Papiliaは20歳、SuzuCは19歳。年齢による社会経験の足りなさなどは、自分が率先して補っていければと思っています。

――皆さんの生活スケジュールを、練習がある日と、オフの日でそれぞれ教えてください。

Aroer1na じつは、福岡に来てからこれまで、大会のスケジュールがカツカツに詰まっていたので、まだ完全オフの日は作れていないんです。

SuzuC そうですね。基本的にいまは毎日練習があります。自分の場合は、“SG.LAN”の勤務が夕方から入っているので、昼過ぎに起きます。シフトが終わって20時ごろに帰宅し、晩ご飯を食べて、練習が始まるのは21時~22時くらいから。だいたい、1時くらいには練習が終わって、そこから寝ないで『R6S』以外のゲームをプレイすることもあります(笑)。

――それでは、今後オフの日ができたらやってみたいことはありますか?

SuzuC メンバーたちとは、夏に「みんなで富士急ハイランドに遊びに行こう!」と盛り上がっているので、それを楽しみにしています(笑)。

Aroer1na オフの日がないとはいえ、僕は理系の大学に通っていたので、研究や課題に追われていた時代に比べると、かなり時間的な余裕はあるほうかと。“SG.LAN”の勤務も、好きなことができているという感覚なので、ストレスではありません。

――6月末の“Six Major Paris”APAC(アジア太平洋)オフライン予選では、本戦出場まであと一歩というところでした。チームとしての課題と、強みはどこにあると感じていますか?

Aroer1na 僕がインゲームリーダーのときは、その場その場の判断を重視していたのですが、オフライン大会などでは緊張などで崩れやすいという弱みがありました。今回、インゲームリーダーをSuzuCに交代したことで、しっかりと軸を持ったチームに変えていきたいと思います。強みは、各々得意なことがバラバラな点ですね。個性的なメンバーがそろっているので、長所は伸ばしつつできないことを補っていけば、絶対にもっといいチームになれるはずです。

SuzuC 数日前(2018年7月中旬)にインゲームリーダーを引き継いだばかりなので、まずはチームをしっかりまとめること。インゲームリーダーとしての理想形は、押さえたいラウンドで、能動的に攻めに行くのか、守って取るのかの判断を素早くすることです。また、みんな寝起きなどは調子が悪いので、改善点は生活面やメンタルなどのコンディション調整などにもあると思います。チームの強みは、カバーの速さと粘り強さ。とくに防衛側の動きはいいですね。

Papilia ほかチームの配信で、「Sengoku Gaming Extasyさんは動きが読めない、対応し辛い」ということを耳にするので、そこは強みだと感じていますね。

――プロゲーマーとしての、今後の理想や目標を教えてください。

Aroer1na 僕は高校生のときにゲームを始めたのですが、そのときは親からあまり理解を得らなくて。僕らのようなプロゲーマーがしっかりとした姿勢を見せて、ゲームへの認識を変えていきたいと思っています。

SuzuC プロとして、自分はとにかく試合に勝ちたい。淡々とチームを強くしていきたいなと。そのうえで、メディアに出ることがあればそこでもがんばっていきたいですし、第一は勝ちにこだわることですね。

Papilia 仕事の内定を蹴ってまでこの世界に入ったのは、ゲームが好きだから。そのうえで、仕事としてゲームをやらせていただくにあたって、お金を稼がないと生きていけない。その点は、ほかのプロスポーツ選手たちと同じ立場だと思います。なので、“勝つ”。“世界一を目指す”。そういった目標のために、自分ができることを見つけて尽力していきたいと思っています。

SGinterview

――最後に、Sengoku Gaming Extasyの皆さんはよくラーメンを食べに行っているようですが、オススメのお店を教えてください!

Aroer1na、SuzuC、Papilia 一蘭です!

Aroer1na 福岡の人は、「豚骨が濃ければ濃いほどおいしい」という話を聞くんですが、自分たちはあまり慣れていないので……いちばん食べやすいですね。僕は、“こい味・あっさり・麺やわめ”※が好きです。

SuzuC 自分がいつも食べているのは、“ふつう・ふつう・麺ふつう”。ニンニクをけっこう多めに入れるのですが、みんなから「ニンニクの味しかしないじゃん!」と言われます(笑)。

Aroer1na SuzuCは最初にニンニクを2片入れてるのに、さらに追加で1片入れたりするんですよ! 胃に穴が開くぞ、と(笑)。

Papilia 僕は“うす味・あっさり・麺かため”で、そこに足して欲しいのが“オスカランの酸味”! これを入れてもらうと、あっさりした豚骨の風味に酸味が加わって、さっぱりとした味わいになるのでオススメです。

Aroer1na ちなみに、チームメンバーのYoshiNNGOは、“こい味・こってり・超かた”が好きです。本当に食の好みまでバラバラなんですよね(笑)。

※……一蘭の注文システムでは、“味の濃さ・こってり度・麺のかたさ”などを自分好みにカスタマイズできる。

記者の目

“個性派ぞろいのチーム”といえばありふれた表現だが、その言葉がこれほどマッチするチームもなかなかないだろう。

年長者ゆえの絶妙なバランス感覚で、チームをまとめるAroer1na選手。戦術面で鋭い切り口を見せる、新インゲームリーダーのSuzuC選手。スコアゲッターとしてはもちろん、軽快なトークでもチームを牽引するPapilia選手。

プロゲーマーの理想像や、果てはラーメンの食べかたにいたるまで三者三様で、こういった性格の違いが、プレイにどのように表れているのかを注視してみると、より楽しく試合観戦ができることは間違いないハズだ。

今回は3人のみのインタビューをお届けしたが、フルメンバーで話を聞ける機会を待ち望むとともに、福岡の“SG.LAN”を拠点に活動していくSengoku Gaming Extasyの、今後の活躍に注目していきたい。

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