2018年7月25日、『ストリートファイターV アーケードエディション』のリーグ大会“RAGE STREET FIGHTER V All-Star League”の第10節が実施。フジムラ エメラルドが前半の不調を巻き返し、ウメハラ ゴールドを抑えてリーグ1位通過を決定。ウメハラ ゴールドは2位、イタザン オーシャンは3位の結果となった。

第1試合 イタザン オーシャン vs. ネモ オーロラ
第1セット イタザン オーシャン勝利
板橋ザンギエフ(アビゲイル) ×-○ ストーム久保(アビゲイル)
ガチくん(ラシード) ○-× ネモ(ユリアン)
まちゃぼー(ネカリ) ○-× かずのこ(キャミィ)
第2セット イタザン オーシャン勝利
ガチくん(ラシード) ○-× ストーム久保(アビゲイル)
まちゃぼー(ネカリ) ○-× かずのこ(キャミィ)
板橋ザンギエフ(アビゲイル) ×-○ ネモ(ユリアン)
第3セット イタザン オーシャン勝利
板橋ザンギエフ(アビゲイル) ○-× ネモ(ユリアン)
ガチくん(ラシード) ○-× ストーム久保(アビゲイル)
まちゃぼー(ネカリ) ×-○ かずのこ(キャミィ)
結果:イタザン オーシャン勝利
セットカウント:3-0
『ストV』界では因縁の深いふたりとして知られる、ネモと板橋ザンギエフ。この2チームの対決にあたり、ネモはストーム久保に「板橋ザンギエフは絶対に“やれ”」と司令を下しており、初戦ではそのストーム久保が見事に板橋ザンギエフを倒すことに成功する。
しかしイタザン オーシャンは、まちゃぼーとガチくんが好調。まちゃぼーは、かずのこの得意とする空中からの攻めに対処しつつ地上戦を制し、ガチくんはゆっくり時間を使う立ち回りと画面端でのラッシュを駆使したアビゲイル対策を披露。
イタザン オーシャンがネモ オーロラを寄せ付けず、3セット連取での決着となった。



第2試合 トキド フレイム vs. モケ サンライズ
第1セット トキド フレイム勝利
ときど(豪鬼) ○-× どぐら(ユリアン)
ふ~ど(ミカ) ×-○ ハイタニ(豪鬼)
マゴ(キャミィ) ○-× もけ(キャミィ)
第2セット トキド フレイム勝利
ときど(豪鬼) ○-× ハイタニ(豪鬼)
ふ~ど(ミカ) ○-× どぐら(ユリアン)
マゴ(キャミィ) ○-× もけ(キャミィ)
第3セット モケ サンライズ勝利
ときど(豪鬼) ○-× ハイタニ(豪鬼)
ふ~ど(ミカ) ×-○ どぐら(ユリアン)
マゴ(キャミィ) ×-○ もけ(キャミィ)
第4セット トキド フレイム勝利
ときど(豪鬼) ○-× ハイタニ(豪鬼)
ふ~ど(ミカ) ○-× どぐら(ユリアン)
マゴ(キャミィ) ○-× もけ(キャミィ)
結果:トキド フレイム勝利
セットカウント:3-1
両チームともに既に上位3チームには関わらない組み合わせ。そのためこの試合では、もけとマゴ、どぐらとふ~どといった、個人戦績で競っている選手の勝敗が注目点となる。
とくに、もけとまごは個人戦績の最下位争いをしており、試合前のもけは真剣な表情で「マゴさん、大将で待っています!」と発してマゴに直接対決を申し込む。
するとマゴは「逃げるわけにはいかない」と応じ、全てのセットで大将戦マゴvs.もけが実現。結果はマゴが3勝1敗で勝ち越し、個人戦績最終結果ではマゴがもけを上回っての決着となった。



第3試合 ウメハラ ゴールド vs. フジムラ エメラルド
第1セット ウメハラ ゴールド勝利
ボンちゃん(ナッシュ) ○-× 藤村(いぶき)
ウメハラ(ガイル) ○-× ももち(コーリン)
sako(メナト) ○-× MOV(春麗)
第2セット フジムラ エメラルド勝利
sako(メナト) ×-○ MOV(春麗)
ボンちゃん(ナッシュ) ×-○ ももち(コーリン)
ウメハラ(ガイル) ×-○ 藤村(いぶき)
第3セット フジムラ エメラルド勝利
ボンちゃん(ナッシュ) ×-○ MOV(春麗)
sako(メナト) ×-○ 藤村(いぶき)
ウメハラ(ガイル) ×-○ ももち(コーリン)
第4セット フジムラ エメラルド勝利
ウメハラ(ガイル) ○-× MOV(春麗)
ボンちゃん(ナッシュ) ×-○ 藤村(いぶき)
sako(メナト) ×-○ ももち(コーリン)
結果:フジムラ エメラルド勝利
セットカウント:3-1
リーグ戦最後の試合は、1位と2位の順位を決める対決。スコアで大きくリードしているウメハラ ゴールドは大敗しなければ負けても1位通過となる見込みながら、第1セットは3-0のストレート勝利でセットを取得。
このままウメハラ ゴールド1位での決着となるかと思われたが、第2セットからはフジムラ エメラルドが総力で巻き返し、第2セットと第3セットをストレートで取り返してスコアの差を詰める。
第4セットの大将戦では、ももちがsakoの守りをこじ開けて勝利をもぎ取る勝負強さを見せ、フジムラ エメラルドがスコアを逆転して1位通過を奪取する結果となった。






記者の目
リーグ戦最終日では、順位をめぐる戦いと共に、因縁の深いライバルどうしの対決や、個人戦績を争う試合など、各選手の思い思いの対戦が繰り広げられた。
もけは笑顔を見せないほどの真剣さで個人戦績を意識していたり、藤村は今日の勝利が「今までで一番嬉しい」とコメントするなど、消化試合を含む日とは思わせない程に選手たちのアツい表情が充実している最終節となった。
リーグ戦を通して見ると、前半戦で苦しんだフジムラ エメラルドが最終節にて逆転1位フィニッシュという劇的な結末に。しかし、総合戦績の上位3チームの勝敗数は7勝3敗で並んでおり、グランドファイナルではどのチームが有力かは計りかねるところではないだろうか。
グランドファイナルでは星取戦から勝ち抜き戦に変更となり、2位と3位の試合では大将をBAN(不参加扱い)できる特殊ルールが採用されるなど、興味深いレギュレーションとなっているので、各チームがどんな戦い方を見せるか注目だ。(ライター H.H)
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