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【CoD: WWII】プロ対抗戦第4回リポート Libalent Vertexがスーパープレイで首位に食らいつく

プロチーム6団体によるプレイステーション4用ソフト『コールオブ デューティワールドウォーII』を用いた賞金総額1000万円のesports大会“『CoD: WWII』プロ対抗戦”(以下、CODプロ対抗戦)。その第4回が、2018年7月21日に開催された。本稿では、第4回大会の模様をリポートする。

第4回は、トップ3チームが配信試合と配信外の両試合で勝利を収めており、上位チームの順位の変動はない。

来月の8月24日に開催される第5回は、東京ゲームショウ2018で行われるグランドファイナルをかけた戦いになるほか、PS PLUS加入者を対象に150組(300名)の観戦者を抽選で招待することが発表されている。

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第4回の各試合の結果
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第4回を終えての順位とポイント

CODプロ対抗戦は、JeSUよりジャパン・eスポーツ・プロライセンスを発行されたCYCLOPS athlete gaming、DetonatioN Gaming、Libalent Vertex、Rush Gaming、SCARZ、SunSisterの全6チームによるリーグ戦。約半年間にわたって開催される本大会は、全5回のリーグ戦を行い、ポイントの高い上位2チームが東京ゲームショウ2018で実施されるグランドファイナルに進出する。

ルールはesportsモードを使用し、“Hard Point”、“Search and Destroy”、“Capture The Flag”の3ルールをプレイ、Best of 5(BO5)の3ゲーム先取制。各試合で取得したゲーム数が、総合ポイントに加算されるシステムだ。

以下では、Rush Gaming vs SunSister、DetonatioN Gaming vs SCARZ、CYCLOPS athlete gaming vs Libalent Vertexの各戦のハイライトをお届けする。

第1試合:Rush Gaming vs SunSister

Rush Gaming 3 – 1 SunSister

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■ Hard Point

結果:Rush Gaming 250 – 130 SunSister

Rush Gamingは、先月のCWL Anaheimの経験から海外の戦術を取り入れた、高い戦線とマップの広範囲に展開し防衛する戦術を見せた。SunSisterは、これに対応できず終始苦しい展開に。
強固な拠点防衛と素早い拠点奪取で序盤から100点近いポイント差をつけ、最後まで優勢を保ち1ゲーム目を先取。

アサルトライフル(以下、AR)のNgt、Namiが前線の味方をカバーしていたのはもちろんだが、攻めてくる相手に対して、味方のサブマシンガン(以下、SMG)より前に出て、2段階的な拠点を防衛していたのが印象的だった。

■ Search and Destroy

結果:Rush Gaming 2 – 6 SunSister

SunSisterは当日の配信外の試合、対Detonation GamingにおいてSearch and Destroyで勝利していることから、この試合も期待値が高かった。しかしながら、ふたを開けてみると、3ラウンドまでは、Rush Gamingの裏取りに対応できず人数的に不利な状況に陥ってしまった。

しかし、4ラウンド目からSunSinsterの動きが変わる。2人2組でお互いをカバーするクロスプレイ、トレードキルが上手く機能し、人数有利の場面を演出。結果、流れに乗ったSunSisterがゲームを奪取した。

実況の鈴木ノリアキも試合中に言及していたが、敵の位置などの報告といったチーム内のコミュニケーションが以前より活発になり、Chipのスナイパーが光るシーンも見られた。

■ Capture The Flag

結果:Rush Gaming 4 – 3 SunSister

激戦のCapture The Flagは、延長戦までもつれ込む激戦となった。

結果としてはRush Gamingが勝利したが、序盤はSunSisterがリード。ラウンド2の残り時間1分までは1-3とRush Gamingにとって厳しい状況だったが、Rush Gamingはわずか1分で2本の旗を奪取し、さらに延長ラウンドでは46秒という速さで旗を取る、まさにトップチームのプライドを見せた試合となった。

■ Hard Point

結果:Rush Gaming 250 – 171

序盤はSunSisterが優勢で‟作戦バンカー”の拠点までは132-156と点数差も少なかったが、2巡目からはRush Gamingのペースに。SMGが前線、相手の防衛を突破し拠点を奪いポイントを重ねる。

とくにGreedZzの連続キルが功を奏し、一気に200点台のまで得点を伸ばすことに成功。SunSisterは、Rush Gamingの盤石な防衛を崩せず第4ゲームを落としてしまう。

Rush Gamingは、前回2試合ともに1ゲームも取れずに負けているため、東京ゲームショウ2018に出場するためにも負けられない戦いに。不調が続く中でも、ここぞというところで勝利を収める、トップチームの意地を感じる試合だった。

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ハードポイントで持ち前の強さを発揮し、新たに取り入れた海外の戦術を起用したRush Gaming。CWL Anaheimの経験を活かし、チームとしての完成度がさらに高くなったと感じる。各々のロールとは別に、ARとSMGを使い分けるシーンもあり、この1ヵ月の練習の成果と洗練された動きが見受けられた。

そしてSearch and Destroy、Capture The Flagにおいて善戦したSunSisterは、着実に個々の実力を伸ばしているだけでなく、チームの動きに磨きがかかった印象だ。Chipがインタビューでも述べていたが、クロスプレイやトレードキルはチームとして意識していた部分で、その成果を首位のDetonatioN Gaming、強豪Rush Gamingに対して発揮できたと思う。

第2試合:DetonatioN Gaming vs SCARZ

DetonatioN Gaming 3 – 1 SCARZ

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■ Hard Point

結果:DetonatioN Gaming 250 – 7 SCARZ

序盤は取っては取られのくり返しで、1巡目までは118-108と接戦が続く。しかし2巡目以降、DetonatioN Gaming Galliardの8連続キルが飛び出し、キルストリークから徐々に点数を伸ばしていった。第3拠点から第5拠点でリードを詰められるが、3巡目の第1拠点をDetonatioN Gamingが抑え勝利。

■ Search and Destroy

結果:DetonatioN Gaming 3 – 6 SCARZ

Search and Destroyで使用したマップ‟Sainte Marie Du Mont”は、基本的にB側の爆弾が有利であり、序盤はお互いにBを取り合う展開になる。セオリーとしては、B側に入られる前に投擲物で相手を阻むのだが、逆サイドのAへの速攻するSCARZ。SCARZは敵がBに攻めてこないと読み、全員でA側に回る作戦が功を奏して第2ゲームで勝利した。

■ Capture The Flag

結果:DetonatioN Gaming 3 – 1 SCARZ

開幕1分も満たずに旗を先取するSCARZだったが、すぐに取り返され1-1のまま1ラウンドは終了。しかし、続くラウンドでは1ラウンドでGenGar_AXが獲得していたキルストリークを使用し、2本目の旗を奪うことに成功する。この勢いに乗じ、激しい攻めから3本目の旗を持ち帰ったDetonatioN Gamingが勝利した。

■ Hard Point

結果:DetonatioN Gaming 250 – 243 SCARZ

このHard Pointは、第4回大会でいちばんの接戦となった。1巡目はLeisiaとHuntの活躍でSCARZが優勢であったが、DetonatioN Gamingが連続キルで着実にその差を埋めていき数ポイントまで迫り、第3拠点‟バンカー”で遂に逆転する。

最後の拠点となった‟東の道”は、スモークグレネードやフラググレネードの投擲物が入り乱れ、やってはやられと互いに譲らない大激戦が展開。SCARZ Leisiaが連続キルで拠点を守るが、最後はこのHard Pointで43キルを叩き出したDetonatioN GamingのGenGar_AXが銃座でPantherを沈め、DetonatioN Gamingが勝利を決めた。

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Hard Pointは首位のDetonatioN Gamingがその強さを見せつけた。Search and Destroyは戦術で勝ったSCARZがゲームを奪取するが、得意のCapture The Flagを落としてしまう、まさかの展開に。

4マップ目は互角の勝負だったが、DetonatioN GamingのGalliardとGenGar_AXの大量キルもあり、Detonation Gamingに軍配が上がった。

第3試合:CYCLOPS athlete gaming vs Libalent Vertex

CYCLOPS athlete gaming 0 – 3 Libalent Vertex

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■ Hard Point

結果:CYCLOPS athlete gaming 142 – 250 Libalent Vertex

マップはArdennes Forest。第2拠点において、前回からCYCLOPS athlete gaming(以下、CAG)に加入したx123daは、解説の鈴木ノリアキに「今シーズンもっとも美しいL字取り」と言わしめたトリプルキルを決める活躍を見せる。

しかし、 Libalent Vertexのsitimentyooo、Nicochaann、Inaba_URの勢いを止められず、終始Libalent Vertexが優位の状態で試合が進んでいった。x123daのトリプルキルなどCAG側の個人技が光る場面もあったが、100点差をつけられてしまい1ゲーム目を落とした。

■ Search and Destroy

結果:CYCLOPS athlete gaming 1 – 6 Libalent Vertex

Nicochaannが12キル1デスという成績をたたき出した、Sainte Marie Du MontのSearch and Destroy。CAGがBボムを徹底的に攻めてくるのに対し、Libalent Vertexはコンカッショングレネードとフラググレネードを投げ有利な位置に入り込まれるのを阻む。さらに5ラウンドでは、開幕でBボムに攻め込もうとしていたCAGをグレネードでオールキルするスーパープレイが飛び出した。

この場面は、Nicochaannがインタビューにおいても、チームの作戦が上手くはまったと話している。今大会で一番衝撃的なSearch and Destroyとなった。

■ Capture The Flag

結果:CYCLOPS athlete gaming 0 – 6 Libalent Vertex

1ラウンド目の序盤に、CAG新加入のAlicizationが旗を取得しゴール直前というところで、sitimantyoooが味方ごと撃ちぬき、防衛していたCAGをオールダウンさせた。

さらには、Libalent Vertexはカウンターから旗を奪い拠点まで持ち帰ることに成功。このプレイから、Libalent Vertexは一気に攻めの姿勢に転向し、1ラウンドで4本ものポイントを稼いだ。

2ラウンド目、今大会大活躍のNicochaannがキルストリークでCAG側を3人ダウンさせると、敵陣に全員で攻め込み5本目、6本目の旗を奪取し点差をさらに広げる。結果、マップカウント3-0でLibalent Vertexのストレート勝利となった。

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今回は、ARプレイヤーでチームリーダーのHqBRaがやむを得ず参加できなかったこともあり、powapowatanがARを使用することに。直近で加入した”大学対抗戦の英雄”Alicization、前回から連続キルを取り、見るものを唸らせるプレイをするx123daを加えたCYCLOPS athlete gamingが、今後どのように戦術を練り上げ試合に臨むのか注目したい。

また第5回は、観戦者の前で試合を行うため、選手はメンタル的な強さも求められることになるであろう。現在1位のDetonatioN Gamingと、それを追いかける2位のLibalent Vertexが配信外の試合で衝突する。さらに配信試合でも、同率2位のRush Gamingが首位と直接対決を行う予定だ。

東京ゲームショウへ進出する2チームが決まる次回は、どんな戦いになるのかとても楽しみだ。

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編集部:平井 取材:工藤エイム

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