ユービーアイソフトがサービス中のタクティカルシューター『レインボーシックス シージ』について、Year3シーズン2でのアップデート内容を告知するデザイナーズノートが公開された。これにより、FINKA、IQ、BLACKBEARD、GLAZ、TWITCH、JACKAL、FROST、DOKKAEBIに調整が加えられるほか、CASTLEの将来的な大幅調整が明らかとなった。
以下では、公開されたデザイナーズノートについてお届けする。
アタッカー側勝率およびオペレーターピック率

ディフェンダー側勝率およびオペレーターピック率

オペレーター変更点
FINKA
- アドレナリンサージの持続時間が20秒→10秒に減少
- スタングレネード→フラググレネードに変更
- スモークのガスキャニスターによるダメージを2→1.5に変更
- アドレナリンサー発動中、ADS速度(サイトを覗く速度)を50%→25%に変更
アドレナリンサージの持続時間減少により、プレイヤーは使用タイミングを熟慮しなければならない。
FINKAがプロリーグで頻繁に使用されない理由のひとつとして、アドレナリンサージ発動中はスモークのガスグレネードによるダメージが倍になることを上げ、そのためダメージを1.5に減少させている。また、フラググレネードが与えられことにも注目したい。
IQ
- フラググレネード→クレイモアに変更
- デバイス探知機の探知可能範囲を20m→15mに変更
現在のIQは殺傷能力と有用性、強力なライフルを持ちスピード3オペレーターとしては強すぎると述べている。ValkyrieとEchoがBANされても、IQのピック率は変わらないことも判明した。
過去に、強化としてフラググレネードを与えたが、「新オペレーターの固有ガジェット登場はIQの検出可能なガジェットの増加となり、毎回IQにバフを与えてしまっていた」とのことで、今回のフラググレード削除が決定したようだ。
また、近い将来IQは大幅な変更を行うとアナウンス。これによりプロリーグでの多様性を増やしたいと述べている。
BLACKBEARD
- MK17のダメージを42→49に変更
- SR-25のダメージを72→61に変更
- ライフルシールドの耐久力を60→50に変更
- ライフルシールド装備中の移動速度減少を、30%緩和
BLACKBEARDは、現在良い状況であり上方修正は加える必要はないものの、より魅力的で快適なオペレーターにするため、シールド関連に調整を加えている。またSR-25の使用頻度が高いとし、プレイヤーにどちらの武器を使用するか難しい選択を与えることを目的に、MK17とSR-25に調整が加えられている。
GLAZ
- OTS-03のダメージを85→71に変更
GLAZはあらゆる状況で強すぎるとし、ダメージの下方修正が加えられている。
TWITCH
- FAMASのダメージを40→37に変更
TWITCHは現在、約60%のピック率を誇る(ASHも同様の状況であるとのこと)。ダメージの下方修正は、プレイヤーにほかのオペレーターをピックしてもらうことを目標としている。
JACKAL
- アイノックスモデルIII のフットスキャン範囲を5m→8mに変更
JACKALのピック率は低いため、足跡のスキャンに伴うリスクを減少させている。
FROST
- 9mm C1(サブマシンガン)のダメージを43→45に変更
- Super90のダメージを32→35に変更
現在、FROSTは弱すぎるため、プライマリーウェポンを上方修正している。なお、将来的にほかオペレーター同様のピック率にするため、「さらなる変更が必要」と述べている。
DOKKAEBI
- クレイモア→スタングレネードに変更
DOKKAEBIはスモークグレネードとクレイモアを装備できたが、これによりあらゆる状況にも適用できるオペレーターとなっていた。また、MAESTRO実装の副産物として、彼女およびアタッカーがアクセスできるカメラが多くなり、Y3S2で彼女は強力なオペレーターとなったと述べている。
ガジェット:有刺鉄線
- 有刺鉄線による移動速度減少を40%→50%に変更
有刺鉄線をあらゆる面で実用的にするため、強化。より信頼性の高いガジェットとなった。なお、破壊に2回の近接攻撃が必要なのは変わらない。
現在の各オペレーターステータス
Y3S2で導入されたALIBIについて、ランクマッチでは強さを発揮しているが、プロリーグではあまり活用されていないことが判明している。一方、MAESTROはランクマッチおよびプロリーグでの活躍に満足しているが、少々強すぎることが分かってきたとのこと。しかし、ALIBIとMAESTRO両オペレーターの調整にはより多くのデーターが必要となるため、現時点での変更は行わないとしている。
ASH、TWITCH、JAGER、BANDITのピック率は高いが、これらオペレーターとしての能力は飛びぬけて強くはないとしている。彼らに修正を加えることよりも、“ほかオペレーターが彼ら同様に快適で楽しいプレイをできるものにすることが重要である”と考えていると言う。
ピック率が低いFROSTとKAPKANについては、過去数回の調整によって勝率が低下していることが判明。この原因を調査するには、さらなる時間が必要であるとのこと。
そして、同様にピック率が高くないCASTLEについては、大規模な変更を予定しているが、実装時期は未定とのことだ。