8か月に及ぶ『鉄拳』の国際トーナメントシリーズ“TEKKEN World Tour”(鉄拳ワールドツアー)(以下、TWT)。TWT公認のマスター大会“CEO 2018”が、2018年6月29日~7月1日の期間開催された。エントリー数356という大規模な大会となり、韓国のJeonDDing(エディ)が優勝。なお、日本勢はゆうゆうが出場するもトップ8入りはならず。
CEO 2018
■日時:2018年6月29日~7月1日
■場所:アメリカ・フロリダ
■グレード:マスター
■大会形式:ダブルイリミネーション
■賞金:Prize Pool Bonus 5000ドル
■配信チャンネル:Twitch
※トーナメント表
参加者:356エントリー、日本勢はゆうゆうが参加
※大会公式サイト
【大会結果】
順位 | プレイヤー | 獲得ポイント |
1位 | JeonDDing(エディ)[韓国] | 150 |
2位 | Qudans(デビル仁)[韓国] | 100 |
3位 | JDCR(ドラグノフ)[韓国] | 75 |
4位 | Lil Majin(キング)[アメリカ] | 45 |
5位タイ | BOOK(仁)[タイ] | 25 |
5位タイ | Dimeback(飛鳥)[韓国] | 25 |
7位タイ | Binchang(ジョシー、クラウディオなど)[カナダ] | 10 |
7位タイ | Mr.NAPS(ブライアン)[アメリカ] | 10 |
アメリカの伝統的な大会“CEO”に、韓国勢はQudausやJeon DDing、JDCRら、アメリカ勢はJIMMYJTRANこと、Mr.NAPSやAnakinなどその国を代表する上位陣が集った。そんな中グランドファイナルは、Qudaus[W]vs. JeonDDing[L]。

ベスト8初戦のウィナーズセミファイナルでぶつかった際にはQudausが勝利。そのためJeonDDingにはきびしい組み合わせかと思われたが、お互いに体力は残りわずかな中で放った予想外なレイジアーツ(相手の技を受け止めて出せる大技)を当てていくことに成功するなどをし、第1セットをまさかの3-0でリセットに成功したJeonDDing。

流れのままに2セット目をものにしたいJeon DDingであったが、Qudansが持ち前の精神力で持ち直し、中段技で細かく攻め立てるながらJeon DDingの技に少しずつ反撃を返していくことで差を縮めいてく。JeonDDingもQudansの強力な下段のコンボ始動技である“奈落堕とし”をガードし続けるなどして、Qudansの行動に制限をかけることで一進一退の攻防が続いていった。
そして、試合の最終局面までもつれ込んだ2-2のフルセットでお互い体力はわずかな状況、Qudansの反撃を食らった後にすかさずダウン状態からの跳ね起き攻撃で迎撃、紙一重の攻防を制したJeonDDingが個人としてはTWT予選初の優勝を決めた。


■優勝選手解説
JeonDDing
おもなプレイ地域・コミュニティー:韓国
所属チーム:UYU
おもな使用キャラクター:エディ
日本国内最大規模の5on5の大会である“MASTER CUP.7”の決勝戦で日本最強クラスのチームを5人抜きした伝説を持つ。エディのファイトスタイルである“カポエラ”の動きを最大限に引き出して勝つプレイスタイル。な限の選択肢から繰り出される技の数々で相手を翻弄しながら相手の体力をジワジワと削っていくことが得意。
記者の目
3月からスタートしたTWT予選も全28回の内、14回が終了。ちょうど折り返しとなった今大会は意外にも“キャラクターの被せ”はほとんどなく、お互いのメインキャラクター同士のぶつかり合いが多く見られた。そのためかきっこうした試合が多く、最終ラウンドのギリギリまでもつれてこんでの逆転劇などで大いに会場が沸いた様子を、是非とも配信チャンネルからも確認してほしい。(ライター:ゼウガル)