2018年6月5日、人気格闘ゲーム『ストリートファイターV アーケードエディション』のリーグ大会“RAGE STREET FIGHTER V All-Star League”の第1節が実施。その結果をリポートする。
“RAGE STREET FIGHTER V All-Star League”は、3対3の星取戦を行い、勝ち越した方のチームが1セットを取得。合計3セット取得したチームが勝利となるレギュレーションで争われる。
※3on3リーグ「RAGE STREET FIGHTER V All-Star League」スケジュール・結果まとめ

第1試合 モケ サンライズ vs. トキド フレイム
第1セット モケ サンライズ勝利
どぐら(ユリアン) ○-● マゴ(キャミィ)
もけ(キャミィ) ●-○ ふ~ど(ミカ)
ハイタニ(豪鬼) ○-● ときど(豪鬼)
第2セット モケ サンライズ勝利
どぐら(ユリアン) ○-● ふ~ど(ミカ)
もけ(キャミィ) ○-● マゴ(キャミィ)
ハイタニ(豪鬼) ○-● ときど(豪鬼)
第3セット モケ サンライズ勝利
ハイタニ(豪鬼) ○-● マゴ(キャミィ)
もけ(キャミィ) ○-● ふ~ど(ミカ)
どぐら(ユリアン) ○-● ときど(豪鬼)
結果:もけサンライズ勝利
セットカウント:3-0
下馬評では優勝候補と考えられたときどフレイムだが、第1セットは大将戦でハイタニがときどを破り、もけサンライズが先勝。続いてオーダーを入れ替えての第2セットは、勢いそのままにもけサンライズが試合カウント3ー0のパーフェクトゲーム。第3セットでは対戦カードが大きく変化したものの流れは変わらず、再度パーフェクトゲームを達成して決着。もけサンライズが試合カウントでも大きく差をつけての大勝となった。


第2試合 フジムラ エメラルド vs. ウメハラ ゴールド
第1セット フジムラ エメラルド勝利
ももち(コーリン) ○-● ボンちゃん(ナッシュ)
藤村(いぶき) ●-○ sako(メナト)
MOV(春麗) ○-● ウメハラ(ガイル)
第2セット ウメハラ ゴールド勝利
藤村(いぶき) ●-○ sako(メナト)
MOV(春麗) ●-○ ボンちゃん(ナッシュ)
ももち(コーリン) ●-○ ウメハラ(ガイル)
第3セット ウメハラ ゴールド勝利
藤村(いぶき) ●-○ ボンちゃん(ナッシュ)
ももち(コーリン) ●-○ ウメハラ(ガイル)
MOV(春麗) ●-○ sako(メナト)
第4セット ウメハラ ゴールド勝利
MOV(春麗) ●-○ ボンちゃん(ナッシュ)
ももち(コーリン) ●-○ sako(メナト)
藤村(いぶき) ●-○ ウメハラ(ガイル)
結果:ウメハラゴールド勝利
セットカウント:3-1
海外大会では見事なメナト戦を見せている藤村vs.国内屈指のメナト使いsakoの組み合わせや、『ストリートファイター』の時代を築いてきたウメハラとももちの対戦など、注目カードが次々に実現。sakoは藤村に苦戦するかと思われただが、なんと2試合連続で藤村撃破に成功。飛び道具が苦手とされるコーリンを使うももちはガイルとメナトに敗戦しており、プレイヤー相性やキャラ相性が感じられる内容となった。


第3試合 ネモ オーロラ vs. イタザン オーシャン
第1セット イタザン オーシャン勝利
かずのこ(キャミィ) ●-○ ガチくん(ラシード)
ネモ(ユリアン) ●-○ 板橋ザンギエフ(アビゲイル)
ストーム久保(アビゲイル) ●-○ まちゃぼー(ネカリ)
第2セット ネモ オーロラ勝利
ネモ(ユリアン) ●-○ まちゃぼー(ネカリ)
ストーム久保(アビゲイル) ○-● ガチくん(ラシード)
かずのこ(キャミィ) ○-● 板橋ザンギエフ(アビゲイル)
第3セット イタザン オーシャン勝利
ネモ(ユリアン) ●-○ 板橋ザンギエフ(アビゲイル)
ストーム久保(アビゲイル) ○-● ガチくん(ラシード)
かずのこ(キャミィ) ●-○ まちゃぼー(ネカリ)
第4セット ネモ オーロラ勝利
ストーム久保(アビゲイル) ○-● まちゃぼー(ネカリ)
かずのこ(キャミィ) ●-○ ガチくん(ラシード)
ネモ(ユリアン) ○-● 板橋ザンギエフ(アビゲイル)
第5セット イタザン オーシャン勝利
ストーム久保(アビゲイル) ●-○ まちゃぼー(ネカリ)
ネモ(ユリアン) ○-● ガチくん(ラシード)
かずのこ(キャミィ) ●-○ 板橋ザンギエフ(アビゲイル)
結果:板ザンオーシャン勝利
セットカウント:3-2
『ストV』対戦シーンでは、因縁のあるライバル関係として有名なネモと板橋ザンギエフの直接対決が3度実現。ここでは板橋ザンギエフが2勝1敗で勝ち越し、いつにも増して輝く笑顔を見せていた。チームとしてのぶつかりあいはファイナルセットの最終試合までもつれ、最後はチームリーダーの板橋ザンギエフがかずのこを沈めて決着。ライバル関係にふさわしい大接戦となった。




試合後sakoインタビュー
――第1節、sakoさんは見事に全勝でした。チームの勝利に貢献したいまのお気持ちはいかがですか?
sako 勝った相手が藤村、ももち、MOVだし、気持ちいいですね。ルール的に対戦相手がもう少し偏るのかと思ったけど、バラバラに当たりましたね。
――調子のいい藤村さんに勝利したのはすごいですね。
sako ふだんは、3~4割勝てるかなというぐらいだったので、不安でしたし大会で当たるのは怖かったですよ。でも、藤村は緊張していたのか動きがちょっと硬かったですね。オレもミスはあったけど許容範囲内の動きで、ふだんと同じような感覚でプレイできたのが大きかったと思います。
――ふだんの大会は、2試合先取や3試合先取ですが、このリーグは1試合先取ということでいかがでしたか?
sako 1試合先取の大会なんて「何年振りやろ」というぐらい久しぶりな感覚です(笑)。1試合先取は緊張感があるというか、ふだんの大会と違ってみんな動きが大雑把になっていました。1試合しかないから、「この技を当てれば勝ちでしょ!」みたいにパナす(笑)。だから戦略が根本的に変わっていると思います。でも、何かなつかしい感じがしましたよ。
――昔は全国大会も1試合先取でしたからね(笑)。
sako 闘劇とかもそうやったね。チーム戦といっても1組み合わせごとを見れば、1試合先取ですから。動きがおおざっぱだった。
――ウメハラ、ボンちゃんはチームメイトとしていかがですか?
sako 最高ですよ。チームメンバーとして頼りがいがあるし、仲いいから言いたいことも言える。
――ボンちゃんはすごく声出しをしていましたよね。
sako ああいうのはめっちゃうれしい。1試合先取の緊張感の中でもボンちゃんの声が聞こえていたから、「あー大丈夫やな」って落ち着けたと思います。たぶん、声が聞こえてなかったらガチガチになっていたはずです(笑)。
――コミュニケーションが取れているということは、戦略もしっかり練っていたのでしょうか?
sako そうですね。控室でかなり戦略を練っていました。たとえば、相手チームはこういう考え方をする人たちで……とか。でも対戦順は申告制で誰が来るかわからないので、相手の性格を読んで順番を決めたんですけど、外れました(笑)
――(笑)。予想が外れた中でも勝ったのはすごいですね。
sako いちばん当たりたくない相手が藤村だったから、オレと藤村を当てないようにと順番を考えたんですけど、1回目も2回目も藤村(笑)。逆にそこを取れたから、あとのみんなの動きがよくなってチームが勢いづいたんだと思います。
――初戦に勝って1位スタートです。次回への意気込みをお聞かせください。
sako スコアが+8で1位。次回のモケ サンライズはトキド フレイムを倒して勢いづいているから怖いんですけど、キャラクター相性的には有利だと思うので、それを活かして勝ちたいですね。豪鬼、ユリアン、キャミィというキャラクターも、相手の3人にもウメちゃんが結構勝っているので、かなり信頼して、安心して戦えるんじゃないかと思います。次週もがんばりますので、応援よろしくお願いします。