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【鉄拳7】原田勝弘氏がプロライセンスやesportsについての思いを語る

2018年3月24日(土)、プロライセンス選手8名による賞金制トーナメント大会“鉄拳 プロチャンピオンシップ”が開催された。イベントの冒頭では、『鉄拳』シリーズのチーフプロデューサー・原田勝弘氏が登壇し、日本eスポーツ連合(JeSU)が発行するプロライセンスやesportsについての思いを語った。

※【鉄拳7】鉄拳 プロチャンピオンシップ結果まとめ

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『鉄拳』シリーズチーフプロデューサー・原田勝弘氏

プロの存在は、議論のきっかけ

原田勝弘氏 僕が喋るからには、本音で語ります。プロライセンスというキーワードについて、皆さんもいろいろな意見を持っていることは知っています。昨今はesportsが、本当に盛り上がっていますが、esportsというキーワードに、格闘ゲームに長く触れている人たちは違和感があったと思います。僕自身、まさにそうでした。『鉄拳』シリーズもワールドツアーなどを開催できるようになりましたが、格闘ゲームで、なぜいまさらesportsという言葉を使うのか? 昔から同じようなことをやっているじゃないか、と思われたのではないでしょうか。

日本では、格闘ゲームは以前からゲームセンターなどでの盛り上がりがありました。昔から僕みずから、大会やイベントを企画して、筐体を運んだり手伝ったりしていました。そこからesportsという言葉で世間が賑わい始めてから、会社の偉い人たちも見にくるようになったんです。それまでは、海外の大会とかも僕ひとりで行っていたのに。だからこそ、ふざけんなよ、なぜいまさらesportsという言葉を使うんだよ、と僕は思っていたわけです。

そこからプロライセンスが出てきて、『鉄拳』のプロの定義って何だろうと、非常に悩みました。ですが、あるときから考えかたを変えたんですね。いろいろな賛否があるのはわかりますが、esportsという言葉で、いろいろな企業や偉い人たちが動き始めてくれた。これは、確実に前進していることは間違いないわけです。

僕らが自分自身で大会運営していたときは、条例、風営法など、とにかくがんじがらめで何もできませんでしたよ。たとえば、選手に会場への交通費も出せなかったんです。そういったジレンマを、esportsやプロライセンスという言葉が、すべてクリアーにしてくれるんです。つまり、確実に前へ進んでいるわけですから、選択肢のひとつとして、タイトルを盛り上げるのにうまく使っていこうと、esportsやプロライセンスを、現在は前向きに捉えています。

プレイヤーコミュニティーでも、いろいろな意見があるのはわかりますが、これからも僕らと議論を交わしながら、プロという存在を盛り上げていきましょう。もちろんプロシーン以外のコミュニティーもしっかりと盛り上げていきますので、プロの存在をひとつの議論のきっかけとして考えてほしいです。

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