プロライセンス発行大会“闘会議2018鉄拳7~Break the world~”に始まり、高額賞金をかけた最高峰の戦い“闘会議2018鉄拳7 Final 〜Royal Championship〜”までが行われた、闘会議2018鉄拳7大会。その頂点に立ったのは、山佐所属のNOBI(ノビ)! 日本王者決定戦、Break the worldオンライン戦と結果を残せず苦しんでいたが、最後の最後のSpecial 1day matchにてプロライセンスマッチへ滑り込み、その勢いで一気に頂点を極めた。そんなノビに大会直後にお話しを伺うことができたので、その模様をお届けする。







NOBI(ノビ)インタビュー
――日本王者決定戦、オンライン予選、Special 1day matchと、とても長い道のりでしたが、見事にプロライセンス獲得第1号、そして賞金制大会“Royal Championship”優勝と、いまの率直な気持ちを教えてください。
ノビ選手(以下、ノビ) 正直、肩の荷がおりました。“大型大会”で勝つという、ずっと目標にしていたことの1個がようやく達成できたので、うれしいですね。「ここから流れに乗っていけるのかな」という気持ちです。
――肩の荷がおりたということは、やはり優勝までの道のりは苦しかったですか?
ノビ なんでこんなに苦しいのかと思いましたし、もう『鉄拳』はやめることさえ考えました。実際にまったくプレイしない期間がありました。でも、その期間がなければもっと強くなっていたかもしれないと考えると、いまは後悔しています。だから、そのブランクを取り戻そうとすごくやり込みましたし、もう何も背負わず、何も考えずに大会に挑もうと切り替えることができました。その一発目の大会がSpecial 1day matchでした。
――何も考えずに大会に挑んだのが勝因のひとつですか?
ノビ はい。いまの僕はすごく強いと思いますし、自信にあふれています。あとはこの強さを今後いかに発揮するかですね。このまま2018年の主要タイトルはすべて獲りたいです。
――チームメイトのタケ。さんとの決勝戦はいかがでしたか?
ノビ こんな大規模な大会の決勝でタケ。と当たるのは始めてだと思います。当たるとしてもいつもベスト8くらいで当たって、僕がドラグノフを使うとほぼ負けているんですよ。だから、今回はフェンをかぶせました(笑)。じつは、2017年からずーっとかぶせようと考えてきて準備していたことが、ようやく形になりました。
――大会は楽しかったですか?
ノビ サイコーです(笑)。そりゃめちゃくちゃ楽しかったです。負けたらぜんぜん楽しくなかったでしょうけど(笑)。それに、これだけの大舞台を用意していただき、プレイヤーに脚光を浴びさせていただいたことには、運営スタッフやメディアの皆様に感謝しています。
――気楽に挑んだからこそ楽しめた部分もあるのでしょうか?
ノビ そうですね。今回の大会はいつもと違ってリラックスして挑めました。これまではすごくヤバい負けかたをすると、消極的になっていたのですが、今回はまったくそんなことはありませんでした。
――タケ。との一戦は以前から準備していたフェンを投入したとのことですが、そのほかの選手への対策も立てていたのでしょうか?
ノビ もちろんしっかり対策は立てています。全キャラクターの対策はもちろんですし、大会で当たるであろうプレイヤーについてはしっかり調べて、それぞれ対策のメモを取っています。試合前にメモを見て対策を復習していますよ。
――ちなみに、タケ。とはふだんからいっしょに練習をしているのでしょうか?
ノビ 大きな大会の前はいっしょに練習しているので、たくさん対戦しています。でも、ドラグノフを使うとどうしても五分なんですよ。だから、こんなんじゃ大会で当たったらぜんぜん勝てないなと思って、今回はフェンでいきました(笑)。
――プロライセンス取得第1号となり、今年もまだ始まったばかりです。今年はどんな1年にしたいですか?
ノビ プロライセンス発行の一発目で勝てたのは本当にうれしいです。プロライセンス保持者の代表という自覚を持って、『鉄拳』を盛り上げていけるような活動をできればと思っています。また、これがゴールだとは考えていません。まだまだこれから、ようやくスタートラインに立てたと思っていますので、これからもがんばっていきたいと思います。